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ギリシア人の物語1民主政の始まり

2018-04-15 01:34:40 | 読書暦 音聴歴


ギリシア人の物語1民主政の始まり
 36ページ
 スパルタが位置する地方は、ラコーニア地方と呼ばれていた。「ラコーニコ」と言えば、スパルタ人を意味し、同時に「寡黙な人」も意味した。スパルタでは男は寡黙が良いとされていたが、同時代のアテネ人達は「スパルタ人は言いたいことがないから、黙っているだけだと、笑いの種にしていた。
はて、どこぞのヨーロッパのフランスとドイツに見えるのは私だけなのか。
 今日のヨーロッパでも「沈黙は金」ではなく、アテネ方式の解釈が主流である。


 40ページ
ヨーロッパの対立構造
       スパルタのエフォロス対立スパルタの王達
   中性ローマ教会の法王代理対立十字軍を率いていた司令官達
         イスラム教のカリフ対立イスラム世界のスルタン
中世キリスト教世界の異端裁判官対立皇帝フリードリッヒ二世その後はガリレオ・ガリレイ

 291ページ
彼にあった人はこう言うだろう。「この人は生まれたときからずっと『大人』であった」
青春の無分別や理性を焼ききる恋情、そういうものは最初から彼には無かった。
歴史に名を残すのも脇役として、それがどれほど重要な行動であったとしても、英雄として賞賛されることは無い。

 298ページ
正論を言い、論破するなら最初からそうして皆を説得してから、物事を作れば良いと思われるかもしれない。しかし、スパルタ人に限らず、人間とは、既成事実の無い段階で正論をぶたれても必ずどこかに文句を言う箇所を見つけるものである。それが無いのはアニメの放送枠の都合を抱えたコナン君の場合ぐらいである。
 既成事実を前にして正論を説かれると、本心からは納得していなくても、まぁ、それで良しとするか、と穏やかな対応になる場合が多い。

あれよあれよと言う間に内堀まで埋め立てた某狸親父もこの類型だろう。

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