前原代表辞任

それは、短い会話でした。
(私)重い決断をされましたね。
(前原代表)すべての責任は代表としての私にありますから。応援してもらったのに、こんなことになって申し訳ない。
(私)いや、十分支えることができず、謝るのはこちらの方です。本当に、お疲れさまさまでした。

電話を切ったあと、全身の力が抜けて行くような気分に襲われました。
昨日も一日床に伏せていましたから、いつも身体の中で回転しているエネルギーがフワフワと抜けて行くような、そんな中に襲いかかってきた代表辞任の第一報でした。

この間、皆さんから温かいお見舞いと励ましのお言葉をたくさん頂戴しました。
ご心配いただき、心より感謝申し上げます。
病み上がりのエントリーが、こんな形になって本当に残念です。

前原代表を推薦し代表選を勝ち抜いて、「戦う民主党」をつくり反転攻勢!・・・こう心に期して、与えられた役割を果たそうと日々懸命に取り組んできたつもりでしたが、今回の事件によって、せっかくつくった良き政策も、それを訴える土台そのものが崩れてしまっては、国民の皆さんに受け入れてもらえないどころか、関心すら示していただけない。それほど深刻な信頼の失墜を自ら招いてしまったことに、遅まきながら気づかされました。

いま、急遽設定された党の両院議員総会に向かう電車の中です。
率直に言って、次の代表選挙にはまったく関心がありません。
これから民主党はどうなるのだろうか・・・。
いや、この党がというより、日本の政治の将来に対して責任を果たさなければならない。でも、それは気の遠くなるようなエネルギーを必要とするはずです。
車窓から見えるいつもの景色ですが、なんだかグレーがかかっています。
苦い唾を飲み込むと、まだ喉の奥が痛みます。

いずれにしても、今度こそゼロからの再出発です。

(両院議員総会の帰りの電車の中です。昼のエントリーに付け加えることは殆どありませんが、「代表選挙に関心がない」と書いたのは、無責任に聞こえたかもしれませんが、9月までの残り任期、火中の栗を拾ってくれる方なら誰でも結構です。いずれにしても、総辞職した執行部の端くれとして、次期代表選挙にかかわる資格も意思もないということを言いたかっただけです。大失態と風邪、いつまでも引き摺ってないで、反省すべきは反省し再出発します。・・・なお、誤字脱字を訂正させていただきました。2006-03-31-17:45追記。)
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