いい加減にして欲しい!

この言葉だけは吐くまいと自重してきましたが、今日の懲罰委員会審議(?)を受けて、叫ばざるを得ません。永田さんが「愛している」と言った民主党がぶっ壊れるばかりか、国会の審議時間が空費され、論戦の焦点が拡散し、日本の議会制民主主義がサーカスの舞台と化しまう! 永田さんと「情報仲介者」の主張が真っ向から衝突し、証人喚問の日程が決まり、もっと刺激的なサーカス技を求めるマスコミの格好餌食となって、この問題がずるずると尾を引いていく最悪の展開となってしまいました。先日も述べたとおり、議員の出処進退は議員本人と有権者に最終的には委ねられるべきものであって、他人がとやかく口を差し挟むべきものではないとの考えに変わりはないのですが・・・。しかし、それ故に、党の自浄作用が働かず、遅きに失してしまったことは、ただただ恥じ入るばかりです。

でも、いま敢えて叫ばざるを得ません。「永田さん、いい加減にして欲しい!」 私たちには、ほかに取り組むべきもっともっと重要な使命、それも国民の皆さまから付託された重大な責務、があるからです。

むろん、彼が辞任したからといって事態が好転する保証はどこにもありません。民主党にとって、所属議員にとって、党の看板を背負って全国津々浦々で懸命に頑張っている候補者の皆さんにとって、党員・サポーターはじめ支持者の皆さんにとって、茨の道が続くことは覚悟の上ですが、最低限、永田さん自身のけじめが付かなければ、この事件によって、しなくてもいい苦労を背負わされている同志の皆さんがつぎの一歩を踏み出すことはできません。苦しい心情は察して余りあるのですが、永田さんには、より広い視野をもって、もう一度考え直していただきたい。今は、ただそれだけを祈るばかりです。
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