長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

経産省が値上げのシナリオ

2012-06-01 08:43:36 | Weblog
政治の世界では、足して二で割るということはよく言われるけれど、大抵の場合はナアナアでことが決まっていく。
政治には落としどころがいつもあることは間違いない。
しかしながら、これだけ、あからさまにシナリオを見せられると、政治がいやになってくる。
東電の値上げ申請をすぐに経産省が認可したのでは、国民から不満が出るから、一度却下して、次には許可しようというものである。
それによって、東電社員の給料も、年間では何十万円も上げることが出来るという。
東電の言い分は、給料が安いと、よい社員が集まらないということである。
「あれ、これどこかで聞いたな」と思う人がいると思う。
国家公務員の給料が安いと、よい人材が民間へ流れてしまうというのと同じである。
しかしながら、現在でも、政治家がしっかりしていないためか、相対的に見れば、優秀な公務員ばかりである(これはお世辞)。
そして、公務員は天下りなど、天国に住んでいるようにメリットを享受している。
一度破産処理をしたほうがよいといわれていた東電に、そんな余裕はないはずである。
東電はもっと謙虚になるべきである。

橋下市長が原発再稼動を容認

2012-06-01 08:42:59 | Weblog
原発の再稼動に一番強く反対していると思われていた橋本市長が、原発の再稼動を容認した。
反対していたときの安全性が担保されたから、容認するようになったわけではない。
大飯原発の安全性は何も変わっていない。
ということは、何を意味しているのであろうか。
私の思うところでは、橋下市長もこれだけ人気が出てくると、いずれは総理を目指しているのではないかと思う。
そうなると、原発反対を言い続けていては、総理にはなれない。
そこで、強硬に反対していて、適当な時期に賛成に回れば、現政権にも貸しを作ることになる。
周辺で反対していた知事なども、橋下市長があれだけ反対してもどうにもならず、賛成にまわったのだからということで、いっぺんにトーンダウンしてしまった。
これが総理を目指す人のリーダーシップというものなのだろうか。