今年も多くの有名人がお亡くなりになりましたね。
身近でも一通り喪中を知らせる葉書が届いた。
こちらもこの歳になると、知り合いの方も徐々にご高齢が増えてきてこの手の知らせで
年賀状の作成がだんだん遅れ気味になってしまう。
今日はそんな書簡の話ではない。
最近は家族葬などのコジンマリした葬儀が増えたように思う。
費用の件もあるかも知れないが、決してそれだけの理由でもないような気がする。
普通の葬儀をしてもほとんどが『故人の遺志により』香典などを受け取らない風習が
増えてきた。
ウチも十数年前の亡母の時は父も健在だったので普通の葬儀をした。
ありがたいことに父や僕の会社や仕事関係の方も、普段はめったに会わない方まで
来てくださって、そこそこの葬儀となった。
でも身内や親戚連中はいわゆる「故人を偲ぶ」間もなく、参列いただいた方達への
対応に追われて、訳も分からないうちに終わってしまった。
父は初七日を終える頃には髪が真っ白になってしまいました。
息子や娘にはそんな思いをさせないようにと、「自分の時は近しい人だけで」と
ずっと言い続けていたので、遺志を尊重させてもらった。
けれどもどこから聞きつけたか、知らせもしないでもいつの間にか人が集まって
来るものだ。
それでも母の時よりはずっと落ち着いて送ることが出来たように思う。
不思議なもので普通に葬儀をした母の時は、身内は大変だったのに対し
葬儀後は静かに喪に服していられたように記憶する。
葬儀は内々で済ませられたと思っていた父の場合は、後々まで
「何で知らせてくれなかった!」と言うような、僕自身は見知らぬ父の友人から
連絡をもらったりして、それはそれで対応に苦慮したりもした。
どっちの葬儀が残された遺族には良いのか? 未だに分からない。
最近、家族葬で送られたお世話になった方がお二人。
少し日を置いて家族の方が落ち着かれた頃合いを見て伺って、焼香をさせて
いただいた。
お供えなど持って行っても受け取ってはもらえないと思いつつも、このところは
プリザーブドフラワーを持参すると素直に受け取ってもらえる。
これって普通でも2~3年、長かったら10年は何の世話もしないでも持つ
本物の花なんだけど、水やりも何もしなくて良い生け花。
便利なものが出来てもう10年以上になる。
もちろんお祝い事にはもっと華やかなきれいなものがいっぱい。
コッチもチョクチョク使わせてもらってます。
あらら、また話が逸れてしまってる