様々な人の世界で孤独と闘っている人々がいる。
先日のオリンピックや現在のパラリンピックなどのスポーツ選手もそうだろう。
国の最高峰の大統領や首相も、企業のトップの社長と呼ばれる人も孤独だと言う。
社会のリーダーとなる人はどんなに良い家族や友人に囲まれていたとしても
心の奥底では孤独感に苛まれている、そういう焦燥感が絶えずあるのかも知れません。
人類の住まう地球を見下ろしたり見上げたりしながら周回する国際宇宙ステーションで
史上3番目の長さの8時間17分という長きにわたって船外活動をした星出彰彦さん。
作業の結果は「予定されていた作業が終わらなかったのは残念だが、失敗ではない。
対策を立てて再挑戦すれば復旧できる見込みはある」と宇宙航空研究開発機構は
言っているが、予定の任務としては積み残したことになる。
ただ単独での作業の緊張や孤独感はとても一般人の耐えられるものではなかっただろうと
思います。
足元がしっかりしていて道具や部材がすぐに手元に用意できる地上の作業でも
外そうとするボルトが固着のために動かなかったり、固定しようとする物の取付ボルトを
締め付けられない状況に陥ったら、とても冷静では居られないでしょう。
地上や船内との交信は数限りなく続けられただろうけれど、誰にどう語りかけられたとしても
一つ間違えれば宇宙の一点でしかなくなることもあるところで、宇宙服を着用している不自由さ
その服の外は空気すらない場所で無重力に耐えながら。
そのために様々な訓練を重ね、選ばれた人であるのだろう。
逆を言えば深海潜水士などもそういう役目にあるのだろう。
すごい すごいことですね。