Re: The history of "M&Y"

Team "M&Y" and "花鳥風月"
the soliloquy of the father
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世界大会決勝

2007-08-04 | RoboCup2007

2007年7月6日

本日は世界大会の最終日(決勝)です。 レスキューのプライマリは日本から出場の3チーム全部が決勝進出を果たしました。 決勝は予選の上位8チームがそれぞれ3試合を実施して、良い点数のマルチチームが表彰されることになります。

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決勝で「M&Y」が組む相手は、日本の「THE LATEST」(予選4位) スペインの「Complubot Rescue」(予選3位) ドイツの「Die Liga der aussergewoehnlichen Gentlemen」(予選1位)の3チームになります。 

パドックに行くと、さすがに決勝進出チーム以外は引き上げたようで、がらんとしています。 時間もないので、今のうちに各チームを回って、競技の順番やスタートの時間差を話そうと思い、MYと一緒にスペインのチームを探しますが、パドックの席にはいません。 

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そうすると競技台の周りで調整しているチームのどれかかもしれません。 困っていると、Nolte先生が「どうした」と寄ってきて、「一緒にさがしてやるよ」といって、それらしいチームに声を掛けてくれました。 ほどなくスペインの「Complubot Rescue」を見つけてくれました。(練習台の横に陣取っていました。) 

 

スペインのロボットは、NXTですが、いろいろと電子工作をした後があります。 ロボットのスピードも速く、結構正確なようです。 2階はランダム走行のようですが、1分半を過ぎて、ゴールラインを見つければゴールするので、先に出させてくれ、というので、そうすることにしました。 (もし、2階で鉢合わせするようなら、棄権するしかないか、と考えていました。)

その他の2チームは「THE LATEST」とドイツの「Gentlemen」なので、話は早かったです。

そういえば、朝の立ち話で Nolte先生が、「昨日、友達の妹に赤ちゃんが生まれたんだけど、名前がMと同じなんだよ。」と楽しそうに話してくれました。 ちなみに「ミカエル」はドイツ語で男性だと「ミヒャエル」、女性だと「ミヒャエラ」だと教えてくれました。 

 

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本日最初の競技は、同じ日本の「THE LATEST」とのマルチチームになります。 「THE  LATEST」は、審判に、「ちょっと調整していいですか?」と断り、「OK」をもらうと、慎重に明るさ等を計り、プログラムに反映しているようです。 結構な時間を掛けていましたが、その間に関西の「レスキューへの道」が「M&Y」をインタビューしたりして、まったりと過ごしました。 調整が終わり用意ができたので、まずは「THE LATEST」がスタートです。 ゆっくりと、確実に点数を重ねて行きます、2分後に「M&Y」もスタートしました。

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障害物を外しましたが、それ以外は問題なく進んで行き、坂道も順調にクリアしました。 さあ2階だ、と思ったら、まだ2階に「THE LATEST」がいます。 「M&Y」が2階に入り、もう一台のロボットに向かって進み、このまま行くとぶつかる! と、そのときに「M&Y」がクルッと右に回転してぶつからずに済みました。 その後も軽い接触はありましたが、2台はお互いの通路を妨害せずに、ゴールしました。(日本&日本クラッシュ) 「THE LATEST」との走りは、完璧ではなかったですが、結構満足のいくものでした。 日本から出場したプライマリの3チームの中で、日本チーム同士が組んだのが、唯一この試合でした。

 

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もうひとつの競技台のほうで、2つのドイツチーム「Gentlemen」「Die Vier」が、ドイツ同士でマルチチームを組んで競技していました。 こちらも2台が、2階で鉢合わせしてしまい、ロボット同士がぶつかってしまいました。 しかし、接触したことにより、ゴールできた。 という奇跡のような「ドイツ&ドイツクラッシュ」を見せてくれました。

 

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2番目の競技は、スペインの「Complubot Rescue」とのマルチチームです。 スペインチームが先にスタートして、「M&Y」が追います。 障害物を外しましたが、まあまあの走りです。 しかし、坂道のギャップで黒線からはずれてしまい、「神の手」が入ってしまいました。 ロボットが2階の入り口に戻されたときには、既にレッドゾーンプログラムが発動していました。 しかし、そのままMはロボットを見守ります。 本来は横にスキャンするのですが、縦にスキャンしていきます。 それでも4人のうち3人の被災者を見つけたので、まあまあだったでしょう。 最後に審判が「全員見つけられなくて残念だったね。」とMに声を掛けてくれました。

 

最後の競技は、ドイツの「Die Liga der aussergewoehnlichen Gentlemen」と再び組んで行います。 

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今日は小さなドイツ国旗を振っての応援でなく、チームメンバーが巨大なドイツ国旗を身にまとって応援です。 双方のチームが見守る中、「M&Y」のロボットがスタートします。 続いて「Gentlemen」がスタートします。 今回の走りは、最高です。 いつも外す障害物も順調にクリアし、坂道のギャップも問題ありませんでした。 2階も全員発見し、ゴールにも行きました。

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(自己採点では満点だとMは言っています。) しかし、審判によってはゴールの判定が違ったりするので、どうだったかは分かりません。 Rohe先生が、「ギャップの点数が入ってないかもしれないから抗議したほうが良いよ。」とアドバイスしてくれました。 結局ギャップも認められて、大会の最後の競技で「M&Y」の最高の走りができました。

 

これで、「M&Y」のアトランタでの全ての競技が終了しました。

 

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プライマリが全部終了したので、Nolte先生に、「日本チーム全部とドイツチーム全部で写真を撮りませんか?」と提案したら、快諾してもらい、全員で並んで写真を撮っていると、Yがいません。 あわててYを探してきて全員で撮りました。 最後にメンターも入って撮ってもらいました。 

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その後で、前日までに撮った写真データの交換をしました。 Nolte先生が使用していたパソコンがFujitsu SIEMENSのものだったので、ちょっとうれしくなりました。

 

パドックで机がいっしょのセカンダリの「ThoMaDe」が予選2位で決勝進出しており、決勝戦でも、ロボットの先頭にYが作成した、(さすがに、もうよれよれでしたが)折鶴を付けてくれていました。 Yが初日にあげた「日本」のシールも貼ってくれています。 競技が終わり、パドックでお互いに片付けをしているときに、あまった日本土産をプレゼントすると、「ありがとう。でも、私達は何もプレゼントがありません。」と、申し訳なさそうでした。

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「私達にとっては、Yがプレゼントした折鶴やシールを大切にしてくれたことが、一番のプレゼントですよ。」と言いたかったのですが、とても私の英語力では説明することはできそうになかったので、「チームのプレゼンポスターを交換しませんか?」と提案したら、早速きれいにはがして、手渡してくれました。 セカンダリのチームだったので、直接は一緒に競技しませんでしたが、とてもマジメで紳士的なチームでした。 このチームのロボットもドイツチームらしく?クローラでした。

 

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