小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

歯石除去に思う

2012年01月23日 | 自然・植物・昆虫
生来、歯は、丈夫な方で、虫歯もそれ程、経験したことは、子供の頃から、なかった。従って、歯医者に診てもらうも、せいぜい、最近では、年に数回程度で、それも、歯石を除去してもらうか、歯茎の腫れの防止か、しゅ肉炎対策程度である。あまり、歯医者にとっては、歓迎されないクライアントである。もっとも、これまで、逆に、歯が丈夫であった為に、親知らずの歯が、斜めに伸びて、隣の歯に、三角形の隙間が生じて、そこに滓が溜まり、虫歯の恐れが出てきたので、米国に居たときに、局部麻酔で、上下・左右の奥歯を抜歯したことがある。それにしても、歯医者の治療途中の音ときたら、大人でも、昔の歯を削る時の嫌な思い出を、想い出させる。バンコクで、近視のレーザー治療を受けた人の話では、網膜が、焼け焦げる臭いが、鼻で、感じられるが、痛みはなかったなどと、言っていたが、それにしても、音とか、臭いとか、実に、医療に伴う五感を研ぎ澄まされる経験は、幾つになっても、嫌なものである。まずは、高圧水洗浄のようなもので、歯石を削ぎ取る工程であるが、お腹の上に組んだ手の指に、自然と力が入り、口を開けていても、「下唇を楽にして下さい」という歯科衛生師の声を聴いて、力を抜くと、同時に、肩の力も抜け、身体全体が、ふわっと、椅子に沈み込んだのが、自分でも、自覚された。上下・裏表の歯石を除去した後に、次に、表面の研磨の作業に移る。今度は、口を半分閉じてとか、左右に、唇を引っ張られたりしながら、結局、小一時間で、全ての行程が、終了した。確かに、我が老犬も、シャンプー時の歯磨きの際には、いつも、抵抗して、大暴れだが、その気持ちが、分からないではない。人間様だから、多少、痛くても、一時的に、痩せ我慢して、手で合図することもしなかったが、、、、。小学校のクラスメートの一人は、歯医者で、口腔に腫瘍が見つかり、後に、帰らぬ人になってしまったが、年をとると、口腔の衛生管理が、重要であるそうである。取りあえず、当分は、これで、凌げそうかな。子供の時は、歯磨きを、横磨きで、いつの頃からか、あるときから、立て磨きに、最近では、少しづつ、横にずらしながら、ちょこちょこと、磨くとか、時代により、歯磨きの仕方も、変化と進化(?)を繰り返すのであろうか?何とも、悩ましい限りである。デンタル・フロスと歯間ブラシと歯石防止、歯茎の腫れの防止用に、リンス液の併用を実践するように、申し渡された。終わってみれば、歯の裏側が、すべすべしているのが、実感される。