小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

干し柿作りにトライする:

2019年11月21日 | 男の手料理・食

=干し柿作りにトライする:

 もう随分前になってしまうが、渋柿を自己流に、網のネットに入れて、軒下に吊しておき、乾燥させていたところ、存外、うまく出来たものの、一部は、青カビが生えていたので、部分的に、カットして、食したことがあった。もっとも、写真は残っているものの、いつのことやら、とんと、想い出せない。全く困ったことである。

小諸での生活をしていると、間違いなく、渋柿と思われる柿の木は、どうも、放置されていて、誰もそれをとろうとはしない。せいぜいが、熟柿が鳥の餌にでもなるのが、関の山なのであろうか?それにしても、昔の人は、食料飢饉に備えて、栗の木や、杏や胡桃、それこそ、柿の木までも、冬場の保存食として、活用できるように、植えることを奨励されていたようである。今では、それこそ、飽食の時代で、渋柿などは、そっぽを向かれる典型的なものなのかもしれない。

何とも、今の時代は、便利になったモノである。料理を作るのも、レシピーを検索して、作り方を学べば、それなりの、プロの腕前ではないかもしれぬが、一応、自分や家族で食する分には、合格点の出来映えは、保証されていよう。そんなわけで、以前は、製造工程も、全く、勉強せずに、自己流でやってしまったので、カビを生やしてしまったが、今回は。YouTubeで検索して、色々な作り方を参照した上で、いざ、トライすることにした。

そして、日帰り温泉施設に、いつまでも、残っていた渋柿を横目に、いつでも手に入るなと、思い込んでいたところ、いざ、買おうとしたところ、何と、売り切れしまった。そこで、やむなく、知り合いに頼んで、畑にある渋柿をとって戴き、いよいよ、加工生産する事にした。柿の木からへた付きでとったものを、若干、はさみで、トリミングして、がくを綺麗に、丸く形を整えて、皮をむき、ひもに吊す場所に、等間隔で、マークして、目印として、一個一個をしっかりと結びつけてゆく。そして、前回の轍を踏まないように、熱湯につけた後で、消毒用に、アルコールを散布して、剥いた皮も、バイプロダクトとして、乾燥完成後には、ミルで粉にして、カレーの隠し味にするそうで、併せて、吊し柿とは別に、切り干し柿も試してみることにした。これをネットに入れて、吊すことにした。

それにしても、存外、夜なべ仕事で、囲炉裏のそばで、昔の人は、こんなことをやっていたのかもしれない。たかが、48個+程度だから、8個づつ、6本も吊せば、作業終了だが、確かに、干し柿とか、あんぽ柿とか、手間がかかるわけで、歩留まりも考えれば、手間暇時間もかかり、確かに、売値も高くなるモノである。自然の資源を有効活用して、しかも、頭の体操になることは、うれしい限りである。これに味をしめて、この次は、子どもの頃こたつで暖めておやつに食べた干し芋作りにも、或いはワイン葡萄の枝付き干しぶどうに「挑戦してみるとしようかな、どうなることやら。又、今日用事が出来た!(教養・教育につながる)

参考にしたYouTube:  https://www.youtube.com/watch?v=QfUPPxqQynQ 


土筆(つくし)を食す:

2016年04月24日 | 男の手料理・食

土筆(つくし)を食す:

もういつ頃のことだったろうか?前回食べたことを、想い出せない、多分、土筆の天ぷらだったろうか?旬のものを戴くことは、自然の恵みに感謝しなければならない。まさに、戴かせて貰うのであろうか?外国人ベジタリアン観光客のお陰様々で、こうしてご相伴にあずかり、戴くことが久しぶりに叶った。今年は、残念なことに、ふきのとうを戴く機会がなかった。気が付けば、少々、例年よりは、顔を出した数が少ないような気がしないでもない。折角、去年は、花が咲いた後に、種をばらまいたのに、、、、、、、。それにしても、食というものは、実に、食べるのは、簡単である。あっという間に、胃袋に吸い込まれてしまうが、実際、自分で、下処理から、すべて、調理の作業を行うとなると、実に、複雑な工程と人力と時間を膨大に、消費するものであることが実感されよう。だからこそ、みんな、お金を払ってでも、外食やレストランで、うまいものを食べるわけだろうか?少しづつ、土筆の炒め物を戴いて、おおいに、旬のものを味わった後で、帰り際に、テーブルの上に、眼をやるとなんと、摘み取られた原材料と下ごしらえの準備段階の半加工原材料が、眼に飛び込んできた。いやはや、その数の多いこと、そして、袴と称する節の外側の皮が、多数、古新聞に、うず高く摘まれている。ありゃりゃ!とんでもない、途方もない手作業による下ごしらえであることが、判ろう。何と言うことであろうか?フライパンで炒めてしまえば、その量足るや、何分の一かに、ショボンと、縮こまってしまう。しかも、箸で、摘まみ、口に運んで、味を味わった後、飲み込んでしまうまでの時間足るや、如何ばかりであろう。全く恥じ入るばかりである。主人に、この次からは、袴を除去する分だけしか、土筆の料理は、食べてはならないというルールを制定しましょうと、苦笑いであった。因みに、土筆は、英語で、Horse Tail 馬の尻尾とか呼ばれるのに対して、日本では、漢字に当てはめると、土の筆と書くのであるから、国は違えど、表現の方法とは、どこか、似ていて、実に面白いことが、判った。たらの芽の天ぷら、ウドの天ぷら、芹の天ぷらと、旬の味を、贅沢に、味わえたのは、レストランとは、又、一味違った贅沢な時間だったのかも知れない。だから、里山の生活には、堪らない魅力があるのかも知れない。毎度、外人観光客を出汁にしながら、こちらも、あたらしい体験と発見をさせて貰えるのは、実に、有難い話である。

 


おからポテトサラダを作る:

2016年03月06日 | 男の手料理・食

おからポテトサラダを作る:

男の料理も、随分と、間が空いてしまった。実に、久しぶりである。何でも、ロー・ファットで、低カロリーで、しかも、手頃な値段で、食物繊維が豊富で、確かに、大豆の絞りかすだから、そうなのかも知れないが、おまけに、食材の増量にもなると謂うことで、取りあえず、間違いなく、確実に、簡単なレシピーで、まずは、ポテト・サラダを作ってみることにした。ツナ缶を使用すれば、間違いなく、普段食べている普通のポテト・サラダと変わらない出来映えである。これならば、この応用問題として、延長線上に、コロッケも、簡単に作れそうである。おからを使って、次は、おからハンバーグでも作ることにしてみよう。こちらは、洋風でも、和風でも、どちらにでも、レシピーを若干変更してゆけば、それなりに、保存食にもなるし、なかなか、面白い食材であろう。一挙に、おからを使用した料理のレパートリーが、充実しそうである。想像していた以上に、簡便で、しかも、味も、失敗はなさそうである。便秘にも、効くこと間違いなしとなれば、更に尚、良しであろうか?

 


チリ・ワイン、輸入首位へ:

2016年01月29日 | 男の手料理・食

チリ・ワイン、輸入首位へ:

もう随分、昔の事になってしまったが、40数余年前に、仕事で、チリに長期滞在していたときに、食事時に飲むワインがとても、美味しくて、今ならば、全く不思議なことはないのであるが、カリフォルニア・ワインや、南アフリカ・ワインなど、チリ産ワインも、手軽に、リーズナブルな値段で、美味しいワインが戴けるとあって、今や、人気沸騰である。とりわけ、二国間でのEPA貿易協定の締結以降は、その貿易障害の撤廃や関税低減により、市場競争力が高まり、成る程、輸入第一位になっても、不思議ではない。戦前から、戦中・戦後にかけて、ドイツやフランスからの移民をチリが、積極的に、受け容れたことで、ワイナリー経営が、やがて、軌道に乗り、今日、一大輸出産業に、のし上がったという歴史的な経緯があるのも、事実であろう。30年以上に亘って、首位を独占してきたフランス産ワインは、今後、如何にして、首位再奪還を目指して行くのであろうか?昔、ボルドー産ワインや、フレンチ・ブランディー、ポルトガル・ワインの輸入の仕事を担当していた私には、なかなか、複雑な思いである。それでも、こういう形で、消費市場が拡大して、これまで、実績のない国々から、徐々にではあっても、市場に浸透して行くと云う事は、望ましいことではなかろうか?初めはバルク向けの混合ワインとして、スタートしたにも拘わらず、こうして、首位になるまでには、関係者の努力が相当あったことと推察されよう。週末には、チリ産ワインを飲むことにするか?ムール貝を恐る恐る食べながら、美味しいワインを、バラパライソの海の見えるレストランで、食事を愉しんだ若い昔のことを懐かしく、想い出す。


古道具カフェという空間:

2015年09月10日 | 男の手料理・食
古道具カフェという空間:
何でも、知り合いから、軽井沢のプリンス通り沿いの馬越ゴルフ場の手前角に、赤いレンガ色の小さな面白いカフェが、開店したから、一度、尋ねてみてあげて下さいと乞われたので、一寸東京へ戻る途中に、フラッと何気なしに、訪問してみた。元々、古道具・骨董品などには、その人間の思いが、何か、焼き付いて、染みついているようで、どうしても、購入したいとは、思わないし、そもそも、女房殿からは、全く、その保管や保存を、肯んぜられることは決してない。その昔、海外出張した度に、土産で購入していた各国の海外人形も、飾られていたピアノの上から、いつの間にか、消え去られていたものである。そういう経験もあるので、元々、ハードルの高い、骨董品屋などは、外人の友人にでも観てみたいと言い出されない限り、訪れることもないし、ましてや、購入することは考えられない。この小さなお店の中には、所狭しとばかりに、様々なジャンルの古道具類が、インテリアとして、飾られている。温厚そうなオーナーは、自分から、その小物類ですら、自らは、問われることもない限り、曰く因縁、故事来歴を語ることはない。そこには、絶妙の間合いが、訪問する顧客との空間には、存在するかのようである。骨董品や古道具といったものを販売するのでもない、何か、有名な名物の美味しいスィーツを提供するカフェでもない。その狭い空間には、10人も入れば、一杯になってしまうような狭い空間には、しかしながら、無限の旧い時間へと旅するような間合いと、「蘊蓄」を聴く、或いは、語り合うという会話の愉しさの可能性が存在するのである。まるで、それは、行きつけのお好みのスタンドバーで、気の置けないバーテンダーや懇意の店主と語り合うときかのようである。私にとっては、所詮、小さな旧い刺繍ミシンも懐かしいおもちゃにも見えてくるが、何とも、その横に、窓の仕切りを飾る木製のボビンに巻かれたミシン糸の方が、少々気になった。随分、色々な色のグラデーションが揃っているものである。しかも、どうも、木綿ミシン糸の色合いでもなさそうである。そこで、恐る恐る、優しそうなオーナーに、キレられる事を恐れながら、敢えて、尋ねると、何でも、世界遺産に認定された富岡製紙工場の周辺で、その昔、どうやら、生産されていた絹糸のボビンだったそうで、これらを周辺で、購入したそういう曰く因縁・故事来歴が、この小物には、隠されていたと云うことを知ることができました。成る程、この空間には、なかなか、この種の面白い小道具が、あり溢れている事に気が付く、又、そのことをオーナーと話しをするということも、新たな「旧い時間への旅行」のような空間と時間を改めて、求められるようなもので実に面白いモノである。そうした想像力とノスタルジックな時間的な誘いがある。そう言えば、壁に飾られている何気ない、旧い竹製のスキーのストックも、スキー靴と一緒のスキー板も、ビンディングも、越後新潟の雪国の高田出身であった、母の子供の頃の話を想い起こすものである。今日、「断・捨・離」や、幸福を呼ぶ魔法のようなお片付けが、世界的にも、流行りであるが、こうした由緒ある敷居の高い骨董品とは、異なり、何か、ノスタルジックな思いというか、道具を通じた「想い出の時間を共有」というものは、確かに、日常生活の中で、あっても然るべきものなのかも知れない。そう考えると、こういう古道具カフェとでも云うのか、骨董カフェという空間があっても、ちっとも、可笑しくはないのかも知れない。むしろ、何故、なかったのかとも思われてしまう。しかも、これが、インテリアを訪問する度に、少しずつ、違っていたら、それは、それで、又、面白いのかも知れない。籐のバスケットも、旧い木製のトランクでも、楽器でも、古本でも、おおいに、宜しいのかも知れない。
ル・テロワール軽井沢 Tel:0267.41.0949  軽井沢町発地1408-27
https://www.facebook.com/le.terroir.karuizawa?fref=ts
https://twitter.com/Leterroir_
まだ、不定期営業というのも、実に、温厚な優しい顔に反して、我が儘なポリシーで、媚びを売らない、何か筋が一本通っているようでいて、宜しいではないか?もっとも、出掛ける前に、電話でもいれた方が宜しいかも知れない。

夏場の男の手料理:

2015年08月13日 | 男の手料理・食
夏場の男の手料理:
女房殿から、教えて貰った重宝な夏場の手軽な男の手料理である。ひとつは、オリーブ・オイルと食酢につけた湯むき冷製トマト、まずは、丸ごとトマトを湯むきして、ステンレスのボールに入れた酢と水で薄めた液に、オリーブ・オイルを垂らしてから、湯むきトマトをつけ込んで、冷蔵庫に一晩冷やすとこれが、実にうまい、冷や奴の好きな人ならば、これだけで、充分酒が進むであろう。それに、根付き枝豆の豆をとっておいて、茹でてから、そのまま枝豆でもよいし、又、一手間掛けて、私は、豆をさやから出して、これに、牛乳と固形のコンソメスープの素で、塩・胡椒を振りかけて、ミキサーに掛けて、枝豆スープを作る。玉ねぎを水に浸して、少々加えても宜しい。これをステンレスのボールに移しておいて、これも又しっかり、一晩寝かせると翌日には、ヒエヒエに冷えた枝豆冷製スープの出来上がりである。更に、もう一品、こちらも、超簡単レシピーだ!なすを縦に半分に切って、蒸すだけである。そして、これをタッパの中で、濃縮昆布だしを割っただし汁に、浸して、これ又、冷蔵庫で、一晩冷やせば、出来上がり。全く、野菜たっぷりで、しかも、カロリーが低くて、この3種類は、手を変え、品を変えて、食べても飽きることはない。直売所から、夏場には、毎日購入しても、せいぜいワン・コイン、500円では、治まるし、これで、少なくとも、二日間は、持つこと受けあいである。私が実証済みであるから、間違いなく保証できますね。若いパパは、夏休みに、子供の前で、実演すれば、間違いなく、父親の株は、上がりますよ!もっとも、上がりすぎて、ママさんから、嫌みに思われないように、ご注意下さい。

ラザニアを作る:

2015年05月05日 | 男の手料理・食
ラザニアを作る:
新ものの玉ねぎが本格的に出てきたので、挽肉と玉ねぎとトマト缶を活用して、まずは、ソースづくりである。多目に作り置きしておけば、残りは、パスタにしてもよろしい。これも又、残り物であるが、以前作ったラザニアが、箱の中に、まだ、10枚以上、残っている。まぁ、乾燥しているから、使用可能である。これに、ホワイト・ソースと、とろけるチーズを交互に、挟みながら、層を重ね合わせて、後は、オーブンで、加熱するだけであるから、それ程、手が込んでいるというわけではない。仕上げは、粉状のパルメザン・チーズ(これからは、EUの産地規制から、パルメザン・チーズという名称が使用できなくなるそうであるが、、、、)を振りかけておけば、適当な焦げ目がついて、美味しそうに仕上がる。何せ、オーブンは、鹿本に強い味方である。マカロニ・グラタンもこの手で、ゆけば、これまで、ほぼ、問題なく、仕上がる。恐らく、焦げすぎなければ、ほとんど、85点以上の出来映えなので、加熱時間さえ、途中で、色目を再確認しておけば、間違いない出来映えが保証されようか?おおいに、男の手料理には、大変便利で、しかも、強い味方である。

新玉ねぎでスープを作る:

2015年04月18日 | 男の手料理・食
新玉ねぎでスープを作る:
春の訪れを告げるふきのとうの天ぷらを作ってから、随分、時間が経過したような気がします。スーパーの売り場や産直売り場にも、一寸小ぶりであるものの、薄緑色した白く透けて見えるような白い新玉ねぎが、お目見えし始めた。何でも、女房殿曰くでは、薄皮を剥いた後で、そのまま、丸ごと、コンソメ・スープ・ベースを入れて、活力鍋で、シューと音がするまで調理するだけで、美味しいオニオン・スープが出来ると云われた。早速、薄皮を手で剥いて、ベーコンの代わりに、ウィンナーを入れて、調理してみることにしました。塩胡椒で、味を調えれば、なかなかなお味である。季節の旬の味がするものである.一寸多目に作ったから、2回目は、手羽先を少々入れてみたところ、これも又、バリエーションとしては、なかなかなものである。自分で作っておいて、なかなかな味ではないが、季節季節の野菜の味も、宜しいのではないだろうか?誠に、味の方も、甘くて、しかも、白く透け通った玉ねぎの味は、新鮮で、柔らかく、年寄りや病人には、こうした野菜スープは、キャベツや人参のスープと同様、身体に、胃や腸にも優しい料理であろうか?又、作ってみたくなりました。

おにぎらずのための塩海苔:

2015年03月30日 | 男の手料理・食
おにぎらずのための塩海苔:
何でも、ご飯を握らずに、おにぎりを作れると云うではないか?その為の海苔があるらしい。要するに、握るのではなくて、海苔で包むようなものであると、、、、、、。たまたま、スーパーの売り場に、これを見つけたので、早速、試してみることにした。海苔と云っても、この海苔には、内側に、伯方の塩や沖縄の塩が付着していて、しかも、海苔自身に、鰹節味や昆布出汁がしみ込ませてあって、なかなか、ハイテクのようである。海苔は、針で小さな穴があけられていると、歯切れが良くて、これも又、技術の粋を極めている訳であるが、何気ない、こうした技術も、新しい商品の投入には、不可欠なのであるのかも知れない。単に、海苔だからだと云って、馬鹿にしてはいけない。ものつくりというものは、なかなか、奥が深いものであることが改めて、再認識される。どのような商品でも、こうして考えてみれば、新たなニーズの掘り起こしと需要の喚起が、可能であることが、この商品からも理解されよう。先日、オーストラリアの旅行者が、コンビニで、サンドイッチを買うのかと思いきや、何と、お握りが、クールであると云っていたのを想い起こす。ハイテクから、ローテクまで、様々な商品開発でも、まだまだ、色々な可能性が残っていることに、我々は、実は、まだ、気が付いていないのかも知れない。そう考えると、買うものがないなどという消費者がいうのは、実は、作る方が、怠けているのかも知れないとも思われるが、そこまで言うと酷だろうか?この商品を開発した担当者に、拍手を送りたいものである。

ふきのとうの天ぷらを食す:

2015年03月24日 | 男の手料理・食
ふきのとうの天ぷらを食す:
嫌と云うほど、仕事では、海老天ぷらや野菜のかき揚げを海外で、生産したものであるが、女房殿の厳しい監修の下、自分でも天ぷらを作って食べるとなると、マニュアルは熟知しているものの、結構、面倒くさいものである。それでも、熱い内に、出来たての天ぷらを食するのは、実に、美味しいものである。そこで、一工夫と云っては何であるが、行きつけの温泉施設の産直売り場に、春ならではの「ふきのとう」が、並んでいたので、ついでに、「山うど」も併せて、購入して、これを天ぷらにして、旬のものを今年も食することにした。こうなると、ついでと云っては何であるが、すべての原材料を「野菜」で、統一して、新玉ねぎと人参・ゴボウのかき揚げ、レンコンの天ぷら、山うどの緑の葉の部分を、天ぷらにしてみた。実に、「ふきのとう」の苦みが、とても、大人の味で、何か、春そのものを味わっているようでおおいに宜しいではないか、まだ、残念乍ら、「タラの芽」や、「行者ニンニク」が、手に入らないけれども、「山うど」の微妙な臭みというか、香りも、天ぷらの衣に上手に、閉じ込められていて、自宅で、こんなにも美味しい、新鮮な旬のものが、食べられるとは、思いもしなかった。やはり、手間を惜しまずに、料理というものは、やるべきなのかも知れない。残りの材料は、きんぴらウドと、きんぴらゴボウにして、再び、無駄なく、食することにした。もう少し立てば、タラの芽の天ぷらも愉しみである。

鹿肉を食して思う:

2014年03月11日 | 男の手料理・食
鹿肉を食して思う:
何でも、ライフル銃は、散弾銃を10年以上、無事故、人格上・管理上も、問題なく、保持している人にしか、許可が下りないそうであるとその人は云っていた。年々、若い人が減っているそうである。それにしても、鹿、猪、山鳥、雉などを撃つらしい。もっとも、この人も、もう、今年からは、体力に自信が持てなくなり、暴発事故や、山中での怪我が心配だそうで、狩猟は諦めるそうである。昔、NZで、仕事の関係から、鹿肉の飼育場を見学したことがあるが、そこには、自然保護ではなくて、輸出産業としての鹿肉養殖と解体業者とが、共存していたものである。ここ、長野県では、そんな悠長なことを言っていられないほど、今や、鹿や猪による農産物の耕作被害が、甚大であるそうである。昔、愛犬と一緒に、山中を散歩していても、一寸した畑には、電気柵や網が仕切られているのを見かけたものである。鹿肉の薄いあぶり肉を食した後、帰り道で、何と、ライトに浮かび上がった鹿の群れと遭遇した。何とも、複雑な思いである。今し方、あんたの仲間の肉を戴きましたよ!ジビエも宜しいとは思うが、何とか、うまく、共存できるような仕組みは、出来ないものであろうか?どうも、奈良公園の鹿のイメージが強くて、何とも、「狩猟」というと何か、残酷なメメージがつきまとってしまうのは、どうしたものだろうか?やはり、農耕民族だからであろうか?どこかで、自然のバランスがうまくとれて、動植物の生命の大切さも、同時に、勉強できるような仕組みつくりが、必要では無かろうかと鹿肉を食べながら、思ってしまうのは、一寸、贅沢であろうか?肉の臭みを、スパイスで、消そうという努力が理解されるものの、ほのかな獣の臭いというか、味がするのは、これ又、何か、愉しい非日常の食事でもある。しかも、おいしい新酒の日本酒があれば、それに超したことは無いが、、、、、、。たまには、こういう経験も宜しいのではないだろうか?そう言えば、牡丹鍋も、ここ、何年間も、食べていないことをふと、思いだした。雉焼き丼等も、もっと、こうした肉が、身近なものになっても良さそうであるが、、、、、何でも鹿肉は、食用の可食歩留まりが、極めて、低いとのことであったことも、教えて貰った。そう言えば、昔、シカゴで、ライオンやヘラ鹿、熊肉を専門に食べさせる有名なレストランで、食事をしたことを想い出す。



焼きりんごを作る:

2013年11月02日 | 男の手料理・食
焼きりんごを作る:
ずいぶんと、久しぶりのデザート作りである。旬のシナノ・スウィートを原料に、いつもは、りんごの「コンポート」を作るのであるが、今回は、新たに、より簡単で、しかも、失敗がほとんどないであろう安全確率の極めて高い「焼きりんご」とした。子供の頃食べた焼きりんごを想い出す。用意するのは、極めて、簡単である。耐熱容器に、りんごと各種ソースを配合した上で、200度、30分もベイクするだけである。まずは、りんごを横に、真二つにカットし、中心の芯と種の部分をナイフで、くり抜き、念の為に、スプーンで、丸く補正修正しておく。そして、その中に、常温で置いたバターをひとかけら、ラム酒と(グラニュー糖が、なかったので、三温糖)を使用して、シナモン・パウダーを振りかけておく。たまたま、ラム・レーズンを作っておいたものが残っていたので、その液をも活用する。後から、食味した感覚で云えば、りんごの皮は、事前に、剥いておいても、良かったかも知れない。もっとも、フォークで、突き刺しておくのも、必要だったかも知れない。後は、ベイクした後で、アイスクリームを熱いうちに、乗せて、食べるだけのことである。これならば、若いパパでも、子供と一緒に、ママのお誕生日にでも作ってみたら、大受けは間違いないであろう。それ程、安全・成功の確率は、高いものである。彼女も、彼氏のために、ちょこっと、作ってみたら、絶対、コロッと、やられることは、間違いなさそうである。写真は、アイスクリームを載せて、食する前の段階である。実に、美味しかった。詳しいレシピーは、クックパッドに、各種記載されているので、ご参考まで、「焼きりんご」で、検索可能です。



「ためしてガッテン」のリニア・パスタを試してみる:

2013年10月11日 | 男の手料理・食
「ためしてガッテン」のリニア・パスタを試してみる:
これまでの常識を覆すような画期的な機能性パスタなのだろうか?どうやら、そうではないらしい。これまでと同じである。ただ、調理方法が、一寸、異なるらしい。では、味の方は、アルデンテは、どうなのか?まず、塩も、入れない?茹で時間が1分であると!おまけに、茹でる水の量が、マグカップ1杯だとか???番組を視ていて、本当なのかとおもい、早速、手持ちのパスタで、検証、「試して、ガッテン」であった。取りあえず、手持ちのデュラムセモリナ100%の一番細いタイプの太さ1.7ミリ、通常では、7分の茹で時間で、しかも、100gに対して1リットルの水と小さじ1杯の塩が必要であると書いてある。ポイントは、事前に、水に、浸しておく必要があるそうである。そう言えば、100円ショップで、騙されて買ってしまったレンジ用のプラスチック容器が、お蔵入りしていることを思いだした。(これでは、電子レンジで、+5分とかの加熱が必要と書いてあったが、、、、)考えてみれば、ジップ・ロックの袋に水を入れて、浸しておくだけで言い訳である。次に、今回は、残り物の冷凍しておいたカット済みのタラコを解凍して、バターと昆布茶粉末をかき混ぜて、ステンレス・ボールに入れて準備しておく、フライパンに、事前に水に浸しておいたパスタを水切りして、加熱するだけである。しかも、1分程度で、アルデンテ状態を確認したうえで、混ぜるだけである。後は、きざみ海苔を振りかけて、盛りつけだけである。もはや、味は、甲乙付けがたいものがある。現役で、忙しい独身の一人暮らしの男女やミセスなどは、これを使わない手はないだろう。被災地での多人数の人々向けの炊き出しの際には、これ程、効果的な料理方法は、ないそうである。スープ・パスタも、ナポリタンも、面白そうである。マカロニも同じ原理なのであろうか?時間短縮を売りの機能性食品などを買う必要もないくらい簡単で、確かに、「超高速リニア」であること請負であろう。是非、お試し下さい。ものぐさ太郎・姫には、もってこいである。これでは、パスタ・レストランも困ってしまうのではないか?

ためしてガッテンHP レシピー: 参考まで
http://www9.nhk.or.jp/gatten/recipes/R20131009_02.html


ポロッと「ぽろたん」、皮むき簡単な栗に期待する:

2013年10月06日 | 男の手料理・食
ポロッと「ぽろたん」、皮むき簡単な栗に期待する:
先日、御牧ヶ原を歩いたときに、道端に、大きな栗の実が、どうぞ、拾って下さいとばかりにイガの間から顔を出していたので(?)、そこかしこから、捜してみると、10数個は、拾うことが出来ただろうか。これを持ち帰り、早速、栗ご飯にしたところ、鮮度がよろしく、栗の味が愉しめた。もっとも、下ごしらえは、女房殿が全てやったので、先月、剥き栗から栗ご飯を作ったのとは、言い違いであった。たまたま、信濃毎日新聞に、栗の皮むきが簡単な、「ぽろたん」なる種類の新種の栗が、開発され、渋皮まで、むけるという記事があり、その日に、産直売り場で、長野農業大学校研修部が、作ったとされた栗(ぽろたん)を早速入手した。新聞の写真説明のようには、うまくは行かないものの、確かに、皮むきは問題なく、渋皮も、綺麗に一緒に剥けているのもなくはない。もう少し、改良されると、これは、相当なメリットがありそうである。なにせ、皮ごと、種なしで、ポリフェノールがたっぶりの「ナガノ・パープル」や「シャイン・マスカット」等は、今年も又、この時期たっぶりと、戴いたが、こうした機能性果物等は、付加価値商品として、生産販売を拡大すべきではないでしょうか?日本人は、本当に、こうしたニーズ開発が、得意であるし、又、そこにこそ、生き残りを懸けるべきではなかろうか?おおいに、今後に、期待したいところである。今日は、これから、美味しい栗ご飯を作るとしようか。




枝豆冷製スープを作る:

2013年08月03日 | 男の手料理・食
枝豆冷製スープを作る:
いよいよ、枝豆のうまい季節が到来しました。やはり、冷凍の枝豆も便利ではあるが、この暑い夏には、露地物の枝付き枝豆が、鮮度が良くて、美味しいですね。何!やはり、生ビールと一緒に、グイッと一杯!残念乍ら、飲酒運転になるから、自宅で、、、、もっとも、ホームドクターから、中性脂肪が高くて、コレステロール値も高いから、アルコール類は、極力控えるようにと、ビールを飲むのなら、ビール一杯呑んだら、お水を二杯!、なんてことは無い、プリン体フリーを呑んでもうまくはないし、ましてや、ノン・アルコールなんて、くそ食らえであるが、、、、、。仕方ない、グイッと一杯だけ、、、、、、。さてと、本題に戻ろう!枝豆の話である。2束、さやをキッチン鋏でカットしてから、茹でて、豆だけを取り出して、玉ねぎを半分、再度、豆と玉ねぎをガスで、水とコンソメ・スープのキューブを入れてから、熱して、塩・胡椒で調整してから、ミキサーで、粉砕して、これにミルクを加えて、冷蔵庫で、冷やしてと、、、、、、。なかなか、冷えていて、実に美味しい!生クリームがあれば、もっと、宜しいかも知れない。今年は、枝豆、コーン、カボチャ、トマト、ガスパッチョで、スープのレパートリーを増やしてみるか?栄養バランスも良いし、手軽に、スープが愉しめそうである。