小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

術後7日目(リハビリ5日目)

2012年07月31日 | 社会戯評

兎に角、年寄りは、耳が遠いから、話す声がでかいし、看護師も、明瞭に、大きな声で、話しかけてくる。これには、こちらも閉口する。又、年寄り女性陣は、茶飲み話を、これまた、大きな声で、愚にもつかないことを、延々と話している。何とも、それらを察知したのか、病院側で、あいている部屋に移してくれた。大助かりである。いよいよ、お待ちかねのヨガのバランスのポーズが、始まった。右手を前に、左後ろ足を後方へ、伸ばす。これを左右交互に、3-4回おこなう。とにかく、筋肉痛である。歩行器も、肘をつかずに、手を添えるだけの姿勢中心の歩き方を練習する。1時間後には、腰が重く、足取りも重いままに、病室へと舞い戻ってきた。沖縄離島出身の同室の患者さんは、奥様が、やや認知症で、面倒を見ていたのに、自分が右腕骨折したので、介護認定の申請をするらしい。病院も細かくフォローする物である。この調子では、後1週間程度で、退院出来そうであると、担当の執刀医師が、今日、アドバイスしてくれた。明日は、傷口のチェックである。




入院心得?

2012年07月30日 | 社会戯評
=入院心得?
私などは、若造も若造で、ひよこである。ひよこは、ひよこなりに、快適に、4人部屋を過ごせるように、等しく、敵を創らず、人間関係を良好に維持すべく、自然と会話をする上での入院生活上での心得を編み出す。

1. こちらから、笑顔で、挨拶を交わせること
2. 聴き上手になること
3. お互いにプライバシーを程々に、確保すること
4. 看護スタッフに、感謝の念を態度で表明すること

それにしても、枕が替わると寝られないとか、人が傍にいるとトイレにいけない人がいるが、早い段階で、子供の頃から、何処でも寝られ、平気で、トイレにいけるような人間になっていた方が、好都合である。避難所などのストレスもこういうところから来るのかも知れない。キッゼリアに、体験入院でもあれば、下手な修学旅行より、ずっと、他人に感謝し、いじめもすることもなくなるのではないだろうか?そんなことを、考えてしまう。この歳になって、思いも掛けず、よい経験が、出来たものである。
今朝は、やっと昨晩からの心配していた熱も出ずに、正常値に戻った。夜のトイレの介助も、解禁され、昼も夜も、一人で、トイレに行っても良い状態になった。未だ左脚の感覚は鈍いが、徐々に、日一日と力が入るようになってきた。今日は、手術した場所のレントゲン・チェックである。それに、採血とリハビリが、予定されている。誘惑に駆られて、「桃水」を購入したら、ブドウ糖が、入っていたので、結局、一口飲んで、廃棄処分にしてもらった。やはり、当分は、水だけの生活で、菓子類などは、とんでもない話である。シュガーレスのコーラは、よいらしい。一口くらい試してみるか?


=4人部屋の人間模様
何とはなしに、カーテン越しに、漏れ聞こえてきてしまうことを考えると、やはり、年寄りになると、我が儘なのか、人間性が出る物であると思う。私など、戦後間もなく生まれた患者などは、洟垂れ小僧である。同室の斜め向かいのモンスター・ペーシャントは、ますます、磨きが掛かり、看護師達も、既に、「取り扱い、要注意」であることは、スタッフに情報共有されているようである。みんな、80代後半や70代後半なので、我が儘も仕方ないところか?血糖値を測ろうとする看護師に、糖尿病患者の元社長のさんは、「わしゃ、眠いんじゃ!」とだだをこね始める始末である。様々な人生経験を持つ諸先輩も、病床の上では、「ひとりの人間」に舞い戻ってしまうものであろうか。たまたま、お喋りをしたお向かいのご老人は、小諸の家の近くの出身で、お兄さんと二人で、朝鮮人参や大和芋を手広く栽培していたと、奥様も上田出身で、何とも、奇遇なことである。人生の縮図とでも言おうか、4人部屋の病室模様は、なかなか、興味がつかない。医師に感謝、看護師に感謝、介護保護士に、感謝、理学療士に、配膳・下膳掛かりに、夜勤のスタッフも、含めて、皆に、感謝である。今朝は、平熱に戻り、筋肉の脚の張りも、休養で、一休みか?入院から、7日が、過ぎた。



4人部屋の風景

2012年07月29日 | 社会戯評
 術後5日目(リハビリ4日目)
もう7年前になるが、痔核の除去手術の時に、嫌と言うほど、「食べること」と「出すこと」は、一つに完結しているのだと言うことを思い知らされた。従って、手術前日までに、排便が完了し、下剤も、お陰で、よく効いて、手術前には、腸は、完全に空っぽになった。しかしながら、術後は、かなり、熱が出たことも有り、今朝まで、時間が掛かった。最終的には、浣腸が、回避された形である。熱も、どうやら、やっと、平熱に下がったので、一安心である。体重移動を中心に、脚の送りと、蹴り出し方、爪先と踵に、注意して、歩行訓練である。ロボット工学などは、こうして、動きの科学的な解析で、成り立っているのであろう。人間工学も、同じような物なのだろうか?生活の中で、排泄の大切さや歩くこと、立つこと、座ることが、どれ程、大事だったのかと改めて、考えさせられる。
昨日偶然、プロレスラーの天龍源一郎が、同じ階の廊下で、遭遇したが、今日、偶然に、隣のリハビリ・ベッドで、娘さんと話をしていたので、エールを送っておいた。膝の障害のようである。一般人でも、大変なので、見せる商売のレスラーでは、どれ程、それが、大変かは想像に難くない。自分のこともさることながら、頑張って、早くリングへ、復帰して貰いたい。今日の最終課程は、杖を使って歩く方法である。歩行器は楽だが、杖は、未だ、ぎこちない。これからだ。


=4人部屋の人間模様
何とはなしに、カーテン越しに、漏れ聞こえてきてしまうことを考えると、やはり、年寄りになると、我が儘なのか、人間性が出る物であると思う。私など、戦後間もなく生まれた患者などは、洟垂れ小僧である。モンスター・ペーシャントは、ますます、磨きが掛かり、看護師達も、既に、「取り扱い、要注意」であることは、スタッフに情報共有されているようである。みんな、80代後半や70代後半なので、我が儘も仕方ないところか?血糖値を測ろうとする看護師に、糖尿病の元社長さんは、「わしゃ、眠いんじゃ!」とだだをこね始める始末である。様々な人生経験を持つ諸先輩も、病床の上では、「ひとりの人間」である。たまたま、お喋りをしたお向かいのご老人は、小諸の家の近くの出身で、お兄さんと二人で、朝鮮人参や大和芋を手広く栽培していたと、奥様も上田出身で、何とも、奇遇なことである。人生の縮図とでも言おうか、4人部屋の病室模様は、なかなか、興味がつかない。医師に感謝、看護師に感謝、介護保護士に、感謝、理学療法士に、配膳・下膳掛かりに、冶金のスタッフも、皆に、感謝である。今朝は、平熱に戻り、筋肉の脚の張りも、休養で、一休みか?入院から、12日が、過ぎた。


留守中の我が老犬を心配する

2012年07月29日 | 動物・ペット
=留守中の我が老犬を心配する
何せ、年を重ねたせいか、目も耳も鼻も衰え、入院中の様子を家族に尋ねると、ほとんど、歩きもせず、食事と水以外は、大半、眠りこけているそうで、覚醒すると、フェーンと誰もいないのを不安がるように、啼くそうである。子供の頃、テレビで見た「名犬、ラッシー」の主人である少年が、必ず、ふさふさした首の周りの毛を撫でながら、愛撫していたシーンを思い起こす。入院する前に、声を録音することを忘れてしまった。ビクターのシンボルの犬が、一寸、小首をかしげて、His Master’s Voiceのレコードから流れる声に聞き入る姿が、何とも、懐かしく、たまらない。帰宅したら、真っ先に、首から、背中にかけて、撫でて、安心させてあげたい。撫でられる感覚は、人それぞれで、違うようで、犬は、その感覚を覚えていると、誰かから、聞いてことがある。高熱が続いて、朦朧とする中で、何やら、耳許で、フェーンという声を聞こえたような気がしたのは、空耳だったのであろうか?



術後からの経過

2012年07月28日 | 社会戯評
=術後翌日から3日目
当たり前なことだが、身体の方で、防御のために熱を出すことになり、38度台の熱が、氷枕でも下がったり、あがったりを繰り返す。しかも、同じ体勢なので、ベトナムの拷問部屋の虎の檻の心境である。2時間毎に、体勢を入れ替えて貰っても、体力的にきつく、そのうち、諦めて、熱のあって、朦朧とする内に、眠りに落ちることになる。それにしても、寝返り一つ打つ単純な動作も、自分の意思で、コントロール出来ないわけである。時間の経過を待つ以外にないと諦観することになる。もう、3日目になると、新たな4人部屋に移ることになった。股関節を手術後、すぐに、転倒によって、骨折して、再手術予定の私より、一廻り上の患者は、まるで、モンスター・ペイシャントである。「蕎麦の丼を小丼に変えろ」、「俺は、お握りが、苦手だから、米飯にしろ」、「ナースコールに早く出ろ」、「暑い。寒い、」「カーテンを何故明けておかないのか」、私のような身体的な自由のきかない患者は、初めから、修行の行者の覚悟である。それにしても看護チームは、医療分野に、サービスが、持ち込まれてしまった以上、仕方ないのかも知れない。それにしても、人生の縮図を垣間見るようで、実に退屈しない。術後2日目の午後には、車椅子歩行で、理学療法室に移動して、尿管をつけたままで、立ち上がり、歩行訓練開始である。左足に、未だ、力が入らないのを感じる。担当の療法士への質問は、何に、キーポイントを置いて、訓練するのか?そして、何故、如何にして、カイゼンの5W1Hである。主として、体重移動、私の場合には、爪先立ちが、出来ないので、重心を前に、意図的に、持っていくというものであった。これまでは、べた足だったのである。1時間だけなのに、筋肉が、疲れてしまった。


済み=術後3-4日目(リハビリ2-3日目)
傷の痛みを全く感じないままに、血抜き管を抜いた後、尿管も外し、ガーゼも除去して、消毒後、テープになった。依然として、夜になると、38度台の術後熱とおぼしき熱が出てきて、平熱に下がらない。更に、下剤を飲んでも、なかなか、排便が促されない。溲(し)瓶(びん)も経験したから、最悪、浣腸も経験しておくとするかと内心、覚悟を決める。「浣腸」と言えば、忘れないことがある。山の神(思えば、当時は、未だ、山の神ではなかったが、、、、)が、第二子を出産するとき、渋谷も病院へ、説明を受けに行ったとき、思わず、ニヤニヤしたら、看護師から、しっかりと、出産についての厳しいご指導を面前で戴いたことを想い起こす。まさか、30年余経ってから、我が身に降りかかろうとは、、、、、、、、、。リハビリも、徐々に、左脚に力が入るようになってきた。既に、歩行器の使用が許されたので、病室まで、歩くことが出来る。体重移動を主とした立ち上がりと腰を下ろす動作の再確認である。筋肉が、随分、強まってくることが改めて知覚される。太股内側に、微弱電流のようなモノが流れ、神経細胞が、体内で、一生懸命、リセット作業中のようである。手首に装着された点滴のセットも、外れた。まるで、犬の首輪のように、制約されてしまっていたが、開放感が、又、一つ感じられた。これで、晴れて、移動の自由と束縛感からの開放が、確保された。又、一歩前進、熱が、平熱に下がれば、まずまずであるが、、、、、。結局、痛みがなかった代わりに、熱が、この5日間、夜、下がらず、頭が、フラフラするので、トイレの歩行器使用は、介助条件である、これくらいは、仕方ないか?



記憶がワープする:手術当日

2012年07月27日 | 社会戯評
記憶がワープする:手術当日
朝8時半から、手術着とT字帯に着替えて、ストレッチャーで、まるで、子供の頃、見たベン・ケーシーの風景のように、手術室へと向かう。丸いライトが、確認出来る。点滴と麻酔医師の呼びかけに応じているうちに、意識が遠くなってしまう。バックグラウンドの音楽が選択できるかだったが、まさか、レゲーやR&Bと言うわけにも行かないし、、、、、、、。やはり、医療チームの気に入る音楽が良い。そうこうするうちに、耳元で、「終わりましたよ」と言う声が聞こえ、辺りが、ざわめかしい音が聞こえてきて、天井もはっきりと、見えてきた。「今、何時ですか?」と、尋ねると、「1時半です」と告げられる。記憶とは、場所と時間軸が、交差することで、記憶になるのであるが、既に、5時間という時間の経過が、認識されていない。まるで、映画の中の宇宙旅行のワープのような感覚であろうか。何をされたのかは、うつぶせで、手術されていたことすら分からない。全身麻酔が覚めるまで、処置室に移送されて、程なく、山の神の顔を拝み見ることになる。切り口は、11cm位で、人工骨も、すべり症だった腰椎4/5へのチタン・ボルトの装着も、しっかり、固定できたそうである。痛み止めのためか、痛みをほとんど、感じられない。流石、寝返りは、無理で、仰向けで、1-2日くらいは、左右横向きに定期的に、2時間毎に、介助のもと、身体の向きを変えることになった。そのうちに、又、眠くなり、ぐっすり、眠ることになるが、検温やら、血糖値やら、都度、眠りを覚まされるから、仕方ない。こんな具合に、手術当日が、過ぎていった。2日程度、経過を見て、リハビリに、移るという段取りである。



手術前の病室の風景

2012年07月23日 | 社会戯評
手術前の病室の風景
差額ベッドではなく、4人部屋は、何とも、様々な情報が入手できて、便利である。向かいの患者さんは、頸椎を損傷して、携帯電話すら、開けない状態で、食事も介護を要するらしく、これを見ると、確かに、何気ない日常生活に必要な最低限度の動作というモノが、物理的に、できないとなると、本当に、大変なことになることが、眼前で、改めて、再認識を余儀なくされる。リハビリ専門病院へ、明後日、転院することが決まっているらしい。左隣の患者さんは、術後、ここ2日ばかり、痛みで、唸っていて、当方も、若干、不安に駆られなくはない。明日の手術に備えて、術後に予想される痛みを覚悟しておかなければならない。何せ、腰部脊椎の詰まったところへ、人工骨(ハイドロキシアパタイト製)を埋め込み、補強し、更に、後ろの骨を削って狭窄症で、分断された脊柱管の神経を除圧し、4/5の間のすべり症を、チタン製の支柱で、骨に、装着させるとかで、背中を15センチほど、切開・縫合しなければならないと、事前に、担当医師から、リスク開示も含めて、説明・質疑応答の機会があった。入院当日の造影剤を打つときも、骨髄ドナー登録をするときの痛みが、多分、これかと思うほど、背骨の間隔が、詰まっていて、なかなか、うまく、目指すピン・ポイントに、造影剤が、注入できなかった。局部麻酔をしていた割には、存外、痛い思いであったが、、、、、。まあ、無事終了し、生まれて2度目のストレッチャーから、眺める天井の景色は、まるで、昔の医師、ベン・ケーシーの一シーンのようであった。それにしても、病室という空間は、これまで見られなかったような健康でない人達、病気を患っている人達が、こんなにも多いのかと思い知らされるような場面である。日帰り人間ドックの様とは、大違いである。昔、亡き母を看護してくれた老人病院の主治医が、いみじくも言った言葉が、想い出される。「老人病院の医師は、患者さんを直してあげても、又、介護の部屋に、戻るだけで、社会復帰出来るわけはなく、ある種の虚しさを感じる」と、まだ、ここでは、社会復帰を果たせる、果たそうとしようとしている患者の強い意思と、それを支えようとする医師・看護師・スタッフの信念を感じざるを得ない。いよいよ、明日は、全身麻酔の約4時間の手術である。


=病院食に考える
実に、よく、考えられているものである。世の中の飽食・グルメ志向が、如何に、間違っているかということを、再認識させられる。別に、不味くはない、魚の切り身も、ちゃんと、食べやすいように、小骨が除去されている。1食1600キロカロリーである。塩分も制限されているし、満腹感がなくはない。野菜中心である。青のりや、鰹節、オイル・ドレッシングや、わさびで、茹でた野菜を味付けしている。私みたいな食物アレルギー患者にも、事前に、要望記載で、キチンと配慮されている。ご飯も140gで、暖かく、適量である。ゆっくり、30回も、咀嚼すれば、十分満腹感が、味わえる。家庭での大皿料理は、もはや、不可である。食べ過ぎて、これは、いけない。鶏の唐揚げも、マクドナルドのナゲッツ、2個分程度である。スーパーの総菜売り場で売られている唐揚げの大きさから言えば、1個分くらいかも知れないが、、、、、、。それで、十分である。タニタ食堂が、何故、流行るか、納得も出来よう。どうやら、日本人は、食べ過ぎ、無駄喰い、有り余る飽食である。一つ忘れたことがある。おやつとお菓子についてである。要するに、3食の食事であれば、無駄な甘いケーキや、おせんべいも、チョコレート菓子も、全く、不要であると言うことである。今や、一大産業と化した菓子業界には、申し訳ないが、もうこれからは、あまり、良い消費者には、多分、なれないだろうと確信した次第である。

Asahi Haikuist Network by David McMurray




English Haiku (Re: Sea)

2012年07月23日 | 俳句・漢詩
Re: Sea:

Following HAIKU are composed by Imagination if I could visit TARAWA atoll , Gibert Islands, where my uncle (My late father’s elder brother) was still (M.I.A.=Missing in Action) as Japanese Navy Marine soldier in Nov. 19-21, in 1943 at the age of 27..

1.
Uncle still M.I.A.
69 years passed
TARAWA Atoll

2.
Blue Ocean
Colored in Red
Tarawa Atoll

3.
Tarawa Atoll
Tiny island in the Pacific
Why berried somewhere

4.
Where are you (berried)
Feeling Hot sand
Blood boiled up

(When reading the memorial stone at cemetery, war victims of family composed )

5.
Wrecked ship
Blue Atoll Ocean
Autumn wind

6.
No evidence of Life
Tarawa Atoll
Wrecked ship remained

Asahi Haikuist Network by David McMurray:


memorial service Trip to Tarawa HP (English):
http://www7.ocn.ne.jp/~yagiko/englishindex.html



鮪の次は、鰻か?

2012年07月22日 | 男の手料理・食
鮪の次は、鰻か?
随分昔のことになるが、ベトナムで、日本料理屋が、未だ、そんなに、人気を博していなかった頃に、鮪の刺身や、アトランティック・サーモンの釜の塩焼きを摘まんでいた時に、冗談で、「これから先、アジアで、中国も、タイも、ベトナムも、みんな、日本食を食べるようになると、日本人が食べられなくなるネェー」等と軽口を叩いていたが、今や、地中海クロ鮪の畜養も含めて、年々、規制が厳しくなり、鮪も、口にする機会が減るのではないかと懸念していたところ、又、今年も、シラスが、不漁とかで、価格の高騰だけでなく、これに加えて、アメリカ産の鰻の稚魚捕獲も、ワシントン条約の規制対象にするとか、突然、俄に、喧しくなってきた。こんな調子では、近い将来、土用の丑の日に、蒲焼きも食べられなくなるのでないか?日本の食文化も、全く、危ういところで、タイト・ロープを綱渡りである。鯨肉の大和煮缶詰と言い、歴史的な食文化が、危機に瀕するこの情況は、全く、困ったもので、何とも物寂しい限りである。蒲焼きを焼く備長炭も、今や、輸入規制がかかり、まさに、二重に、踏んだり蹴られたりの様相である。原子力産業を担う技術者が、先細るかのように、日本食の供給不安から、いずれは、先細ってしまうのであろうか?蒲焼きを食べながらも、やや、落ち着いて箸が進まないのは、何故だろうか?来年は、いよいよ、我が家も、マダガスカル産の蒲焼きになるのだろうか?そんな中、今度は、小麦の相場が、干ばつで、先物相場が、高騰だそうである。味噌・醤油・油・豆腐・納豆・パン、等、どのように、生き残るのだろうか?気に懸かるところである。




イタリア工業デザイナーの死に思う

2012年07月21日 | 社会戯評
イタリア工業デザイナーの死に思う
新聞に、イタリア人の著名なセルジオ・ピニンファリーナ氏の死亡記事が、載っていた。別に、自分は、カーキチでもなければ、F1カーレースに詳しいわけでもない。全くの門外漢であるが、あのフェラーリやマセラティやアルファ・ロメオのカー・デザインを手掛けたという一点に、興味を持った。同氏の元で、研鑽したカー・デザイナーの奥山清行氏によれば、「絵ではなくて、言葉で、デザインしろ」と言われたそうである。イタリアという国は、未だ、脚を踏み入れたことがないが、どうして、デザインとか、著名なブランドを、輩出するのであろうか?国民性とか、人間性に、どこか、そんなヒントが隠されているのであろうか?ドイツのようなマイスター・システムからは、優れたデザイナーが、とりわけ、工業デザイナーが、生まれても良さそうであるが、、、、、、。振り返って、我が国を顧みれば、服飾デザイナーは、数多く、輩出されたが、世界に冠たる工業製品でも、メイド・イン・ジャパンのブランドは、有名でも、それらの数多くの製品で、何人の工業デザイナーの名前が、浮かぶであろうか?芸術性は、教育では、創出できない分野で、やはり、個人の才能と家庭環境に、頼るしか手立てはないのであろうか?フォルムの美しさとは、何か、工業デザインとは、何かを、改めて、考えさせられるモノがある。ブランド作りも良いが、その前に、デザイナーが、自然に輩出されるような社会の素地というか、土壌が望まれるし、それは、如何にしたら、創られるのであろうか、、、、、、。



(お知らせ):手術につき、しばらく、お休みします

2012年07月19日 | インポート
(お知らせ):手術につき、しばらく、お休みします
腰部脊柱管狭窄症とすべり症のため、手術を受けることにしましたので、約3週間ほど、リハビリも含めて、入院・療養することになりました。従いまして、しばらく、ブログをお休みし、術後、回復しましたら、再び、リハビリ便りでも、書こうかとも考えていますので、その時には、又、よろしく、「小諸 布引便り」へ、お立ち寄りお願い申し上げます。
http://pub.ne.jp/MX2141688/


続 「擬宝珠」を撮る

2012年07月19日 | 自然・植物・昆虫
続 「擬宝珠」を撮る
玄関脇に、小さな擬宝珠が咲いていた。これは、又、小柄な余り大きくならないような別の種類であろうか、、、、、、、。何でも、花の名の由来は、橋の欄干に、飾りにつけられている葱坊主のような装飾が、この花の蕾に似ているところから、なまって、名付けられたと言われているそうである。花言葉は、落ち着き、沈静、変わらない思い、静かな人であると、成る程、昔の人は、うまく花言葉をつけたものである。確かに、そんな感じがする花である。属名のHosta Longipesとは、オーストラリアの医者、ニコラス・トーマス博士の名前に因んだモノであると、Longipesは、長い柄を意味するそうである。確かに、長く伸びきった先に、花が咲いている。

http://plumkiw948.at.webry.info/201008/article_33.html


タイ向け、日本人夫婦の産み分け旅行が増加中と

2012年07月18日 | 社会戯評
タイ向け、日本人夫婦の産み分け旅行が増加中と
本来は、遺伝的な病気の事前発見のための着床前診断だったのが、赤ん坊の産み分けに利用されて、今や、2010年時に、較べて、2011年には、100組以上に倍増し、今年年末迄に、200組以上の日本人夫婦が、既に、予約中であると、謂われている。不妊などで、子供の出来ない夫婦などには、倫理的な判断などとは、言っていられないことは、同情する予知があるが、何とも、グローバル化する国境を越えて、サービスを提供するこの世界とは、市場のあらゆるニーズをいとも簡単に、その法律の枠を越えて、アッという間に、金と時間さえあれば、人々に提供出来るモノなのであるのかと、改めて、驚かされる。倫理的な観点から、この問題を云々する前に、既に、こうした動きが、止められないと言う事実自体に、驚かされる。必要なモノを、必要とする人達に、国境を越えて、今や、インターナショナルに、サービスが、提供される時代なのであろう?先般の電子書籍でも、思い知らされたように、今や、一国のサービスの枠内では、法律も、もはや、その有効性を、むろん倫理的な観点も含めて、維持することが困難になりつつあるということであろう、、、、、、、、、。生まれてくる赤ん坊に、責任はないのであるが、、、、、、何とも、厄介な問題である。法律は、いつも、後付けである。



中森明菜をふと聴いてみた

2012年07月17日 | 社会戯評
中森明菜をふと聴いてみた
別に、その歌手が贔屓なのではない。その憂いを込めたような絶頂期から、やがて、挫折してどん底を垣間見た、この少女期から、大人になりつつあった女性歌手の唄が、嫌いなわけではないし、歌手自身の辿った人生の歩みも、別段、嫌いでもない。ただ、何となく、この歌手のために、作曲した「来生たかお」が、好きだからという理由からである。しかし、来生たかお・えつこの兄妹が、書いたその曲と詞は、来生が自ら、歌ったのに較べて、中森明菜の歌唱力の方が、何とはなしに、心に歌いかけるモノがあるような気がしてならない。それが、歌唱力というか、歌手の力なのであろうか?一寸憂いを秘めた、支えてあげないと折れそうな感じを与えるこの歌手は、なかなか、うまく、来生の曲を歌ったものである。旧いシステム手帳には、自分が歌う昔のカラオケの接待用の曲目には、今でも、「Goodbye Day」、「セカンドラブ」、「スローモーション」、「少女A」、「トワイライト=夕暮れ便り、」が、黄色く黄ばんだ文字で、メモされているが、改めて、それらの曲を聴いてみると、なかなか、その歌詞が、耳馴染んでくる。ソファーにゆったりと沈み、グラス片手に、ブランディーでも口に含みながら、薄い四角い高級なビター・チョコをつまんで、改めて、じっくり聞いてみたいものである。ジャズも悪くはないが、たまには、こんな曲も悪くはない。

「トワイライト=夕暮れ便り」:歌手:中森明菜 作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお
こめかみには 夕陽のうず
てりかえす海 太陽に染まる
日傘の下 目を細めて
あおいだ景色 あなたにも 見せたい
・・・・・・・・
絵はがきを 一枚だけ 
さりげなく あなたに出す
元気です 一行だけ 
したためて ポストへ 落とす
・・・・・・・・
続きは、
http://www.uta-net.com/song/3317/

いつの日か、再び、舞台で、唄が歌えるようになってもらいたいものである。駅ビルにあったレコード店が、閉店になってしまったのは、時代の流れだろうか、、、、、、。




これまでのEnglish Haiku

2012年07月16日 | 俳句・漢詩

Jan 15, 2009

1.
Tiny Pine Tree Sprout
stands on Stump,
covered with snow

2.
Wild Birds,
in and out, like an arrow ,
in Feeder Box

3.
Deer suddenly crossing
in our front,
under winter moon light.

4.
Our old dog
with wooden stick,
leaping on fallen Maple leaves

5.
Looking up Winter Moon,
our old dog
trembling at our feet.

Winter Moon
Our Old Dog Trembling
At our feet



Feb.10, 2009
(In Vietnam)
1.
Very Dusty Smog,
Endless Motorbikes,
Chaos, but Nostalgic 60’s

2.
Duckweed Flower,
Muddy River,
Time passes peacefully
3.
Green Bamboo Tree,
as Sun Shed,
Quiet Time passes

Green Bamboo
Quiet Shade from the sun
Time passes

4.
Tall Jack-Fruit Tree,
stands still,
Vietnam War was gone.

Time stand still
For the tall jack-fruit
Vietnam War

5.
Water Buffalo,
Traffic Chaos,
Sharp Sun-Ray, Eternal peace in India

6.
Flagging Bouquet,
laid down on road,
reminded 1968 TET Attack

7.
Colorful Tropical Fruits,
displayed in neat,
on Dusty road.

Tropical fruits
Lined up in neat rows
Dusty Road Stand

March 17, 2009
=Spring

1.
Virgin Road,
Escorted by father
Shining Brightest in her life

(when I participated in Wedding Ceremony of our Niece, she looked most bright in her life while escorted by my younger brother, father, on virgin road.)

2.
Long white Veil
Full of cheers
Chilly Early Spring Chapel

(All the participants celebrated wedding coupple outside Chapel with cheers)

3.
Hundreds of Old Photos
Hundreds of Lives
Cu Chi Tunnel monument

(When I visited Cu Chi Tunnel, I saw the Monument where so many people died there was shown with old Photos)

4.
Bloom coming back
In right turn
Yukiyanagi, Mokuren, Peach,

(In our Home garden, different flowers noticed Spring has come in right turn. This turn never changes this spring again)

5.
White Snow Fall
Yukiyanagi in full bloom
Spring coming back again

Komoro: Nov. 25, 2011
Re: Hot Spring Baths:

1. House Lumps lightened
Fog rising up
Mountain Outdoor Spa

(When enjoying the Rotenburo, under the rotenburo, fog rose up and House Lumps started to be lightened)

2. Apple Fragrance
Taken with No father
This Fall

(Famous Ringo-Furo in Komoro: this time, I had no chance to take with my own father, its apple fragrance was left same as before)

3. Asama Mountain in blue sky
Covered with Snow
Cold Fresh Breeze Refreshing

(Asama Mountain slightly covered by first snow, enjoying beautiful view outside with a little cold breeze, but very refreshing hot body and mind)

4. Rain Drops
Reflecting Ripple in Gold
Over the Steam Mist

(Outdoor Spa is really great fun, particularly in case of slight rain, very beautiful when watching the ripple appears and disappear one by one through the golden color of Hot spa water)

5. A Maple Leaf red-colored
Floating alone
Outdoor Hot Spa in peace

(A piece of red-colored Momiji was falling down from somewhere around, and floating peacefully, and watching it is great fun.)

Komoro: Nov. 29, 2011

Re: Hot Spring Baths:


6. Fir Tree
Standing still
Clog sounding nearby

(when I was enjoying Rotenburo alone, found Big Fir tree below with hearing geta sounding near by)

7. Miniature Zen Garden
Stone stands Cold
Over Steam Mist

(Some Hot spas have Miniature Zen Garden made of some stones, it seemed to be very cold when I saw through window.)

8. Joyful Chatting
Over the Bamboo Fence
Hot Spring water overflowing

(Rotenburo is normally separated by bamboo Fence between men and women, and joyful chatting I heard without listening intentionally.)

9. Hot Spring Water
Flowing down fast
Rocks in Gold

(Rocks is normally rusted by Hot Spring minerals, and shining very beautiful, and it is one of good fun to see while in rotenburo.)

10. Winter Sunshine
Reflecting in Gold
Bottom of Bath

(Rotenburo is mainly made of natural Stones, and sunshine is reflecting at random at the bottom of bath, which is very beautiful, shining in gold)

11. Foot Bath
Waterfall splashing
Red Maple Tree

(Looking down with enjoying the red maple tree from the outdoor Foot Bath in late fall)

Komoro: Dec. 05, 2011

Re: Hot Spring Baths:

I am very happy to have your Techincal support on my haiku emotion I felt very beautiful.

1. Rock , rusted
Shining in gold (or Shines??? Which is better ?)
Hot Spring

(Hot spring mineral had big rocks at outdoor spa, but it shines beautifully through the hot water)

2. Winter sunshine
Reflecting in gold
Bottom of Bath

(At the bottom of outdoor spring bath, Winter sunshine is reflecting very beautifully on stone plate)

3. Golden Ripple
Dancing here and there
Rainy outdoor spa

(When enjoying outdoor spa while slight raining, I am not tired of seeing ripple reflecting on surface of water., very beautiful.)

4. Miniature Garden
Stone with snow
Standing cold

Garden Stone
Standing in snow (or with snow, or on snow, which is the best ???)
Hot spring bath

Night lantern
Flaring vague
hot spring steam

(How can I describe the Haiku emotion, when I saw the garden stone standing cold at miniature Zen garden through the hot spa window. ? or when I saw the Japanese small lantern flaring over the hot spring steam ? Japanese may like such vagueness of Light and shadow, I think, Please instruct )

Komoro: Dec. 25, 2011

Re: Year end eve:

1.
Fallen leaf
Rolling down slope
Life passes

(When I saw falledn leaf rolling down hill ,I thought of my life as well)
2.
Sharing sake
Beloved family
Small happiness

(Sharing sake with family members, we feel it small happiness)
3.
Stars shine
Temple bell sounds
Far away

(On year-end eve, I heard temple bell sounding far away under the full stars.)
4.
Snow flake
Shines in gold
Chilled air

(Early in the morning, snow flake is falling down from pine branch with shining in gold by cold sun shine )