小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

梅の花が、一輪咲きました!:

2013年01月31日 | 俳句・漢詩
梅の花が、一輪咲きました!:
芭蕉十哲の一人である「服部嵐雪」の俳句に、「梅一輪 いちりんほどの 暖かさ」が想い出されるが、何でも、ある解説に従えば、「いちりんほどの」という7文字が、平仮名で、漢字ではないという。それでは、「いちりんほどの」とは、どういう意味であるのか?それは、どうやら、一輪と一厘、或いは、凜として、同じリンでも、様々な意味が、作者の意図には含まれていると、成る程、そう詠むと、未だ初春の候、梅の小さな蕾が膨らんできて、冬の寒さの中にも、負けずに、「凜」として、その存在感を現わしつつ、少しづつ、冬の寒さも和らぎ始めて、ボチボチと、暖かくなりつつある、そんな時節を詠みながら、春の到来を待ちわびる心境をこの句に託したのであろうか、私は、てっきり、一輪の梅の花が開花したので、まだ、一輪だけが、咲く程度の寒さであり、春を待ちわびる気持ちは分かるが、未だ、春遠からじという風に、理解していたのを、恥ずかしく思う。書斎からは、上の方で、見えなくなってしまったが、女房殿に、気づかされて二階のベランダから眺めれば、一輪だけ、梅の花が、立派に、咲いていて、他の小さな蕾も、膨らんできつつあるように思えた。今年は、例年に較べて、寒い冬であるとばかり実感していたが、梅の花や、メジロ(鶯かどうかは、残念ながら識別出来ないが、、、)が来るのを観ていると、確かに、季節が、やがて、変わりつつあるのかなと肌で感じる今日この頃である。そろそろ、長い間咲いていた山茶花も、終わりに近づいてきている。いよいよ、春を告げる梅の花と交代かな!なかなか、俳句というものは、奥深いものである。




渋柿に想う:

2012年11月14日 | 俳句・漢詩
渋柿に想う:
東京のスーパーには、まず、渋柿は、売り場には置いてないが、小諸では、恐らく、手作り干し柿用なのであろうか、産直売り場やスーパーでも、見かけるのは面白い。そう言えば、昔、私が、子供の頃、祖母が、柿を食した後で、その種を播いたところ、芽が出て、大きくなり、実を結び、食べたところ、渋柿で、結局、ポリ袋の中に入れて、アルコールを噴霧して、暫く置いて、甘くなってから、良く食べた想い出がある。それにしても、里山では、随分と数多くの柿が、鈴なりになって、食べられることもなく、そのまま、実もたわわになっているのには、驚いてしまう。野鳥たちは、餌には、事欠かないであろうか?赤く色づいた葉に、夕陽が沈む暮れなずむ頃に、柿の実がなっている情景は、何とも、言えない趣きと里山の原風景がある。そんな時、どこからともなく、遠くから、梵鐘の音が聞こえてこようものならば、更に、嬉しくなってしまう。我が老犬は、知ってか知らずか、トボトボと、臭いを嗅ぎながら、力なく、歩いて行く。廃屋の傍らに、一本、柿の木が、静かに佇んでいるように、立っている。熟れた柿の実が、主じの帰りを待っているかのようになっている。一句、浮かんだので、書き留めることにしよう。
  廃屋に あるじなしとて 熟柿おり
  Abandoned house Nobody lives there Ripe persimmon



Asahi English Haiku: referring to Scarecrow (かかし)

2012年10月23日 | 俳句・漢詩
Asahi English Haiku: referring to Scarecrow (かかし)
(My original One):
A Scarecrow
Waiting for alone
Radio-contaminated Field

(Professor David McMurray revised):
Scarecrow In
radio-contaminated field
waits alone

Asahi English Haiku HP:
http://www.asahi.com/english/haiku/
English Haiku is too profound to study. I need to keep on trying utmost best to improve,
In my personal opinion, regarding the picture illustrated on the above HP, both scarecrow and black crow may symbolize something which seems to be Heart or Dummy of Growers or Farmers and crow symbolized the Fukushima Atomic Power Disaster, with great regret, its heart is still waiting for the growers or farmers who are still compelled to be evacuated by force, and good crop of rice is now radio-contaminated in vain. Scarecrow seems to wait alone for the Farmer return back home to restart agricultural work same as done before. I tried to express these in my English Haiku.



上田都史著、「山頭火の秀句」を読む

2012年10月04日 | 俳句・漢詩
上田都史著、「山頭火の秀句」を読む
小諸の山浦にある茶房、「読書の森」に、久しぶりに、伺ったところ、たまたま、書架の中に、この本を見つけたので、しばし、拝借して、読むことにした。元々、山頭火の俳句は、気になっていたが、体系立てて、その作品を読む機会に恵まれなかった。最近観た映画の「あなたへ」の中で、北野たけしが、演じる偽元教師の車上荒らしが、高倉健に、旅の途中で、「山頭火の句集」を手渡す場面があった。又、「旅」と「漂泊」の違いを、説明するところがあり、一寸、心のどこかに、引っかかるものがあったのも、事実である。373句の選ばれた句を、一つ一つ、解説したものである。
山頭火の俳句は、同じ17文字でも、自由律俳句で、必ずしも、5 ・7・ 5とは、限らない。何故か、「当たり前」のような情景を、当たり前に、何事もなきが如く、さらっと、表現しているように、字面だけ読むと、そうとしか思えないが、山頭火は、「私は、自然を通じて私をうたう」という。彼の胸の痛みとして考え感じなければほとんど理解できないと、「現代の俳句は生活感情、社会感情を表現しなければならないことは勿論だが、それは、意識的に作為的に成し遂げ得るべきものではない。俳句は、現象を通じて、“思想”なり“観念”なりを描き映さなければならない。刹那的に摂取した感動が俳句的な律動として表現されなければならない」と、荻原井泉水の門人で在り、実家が父の放蕩が原因で、家が破産し、母が自殺、弟も自死し、自らも、離婚し、関東大震災で被災し、漂泊しつつ、行乞し、俳句を発句して歩いた山頭火である。幕末から明治期にかけて、伊那谷を中心に、放浪、漂泊した俳人、井上井月が、思い出されるが、途中で、墓参もしている。膨大な句の中から、自分が、気に入った句を幾つか、勝手に、選びながら、解説を引用しながら、辿ってみたい。特に、自分勝手に気に入った句には、赤字で、表記してみたが、、、、、、、。

鉄鉢(てっぱつ)の中へも霰(あられ):
この句を詠んだ年の8年前、漂泊流転の内に、自分らしさを見出し、関東大震災に遭い、8年後には、亡くなっている。漂泊の辛さから、安穏・定住の中で、全身全心を、迷妄から覚醒された句とされている、終焉の地に碑が建っているものである。

ふるさとはみかんのはなのにほふとき:

松はみな枝垂れて南無観世音 :
この句は、単なる自然諷詠の写生句ではないと、厳しい精神の軌跡を背景としている。「私は瓦礫だ。それも他から砕かれたモノではなくて自ら砕いてしまったのだ。・・・・既に砕けた瓦は粉々に砕かれなければならない。木っ端微塵に砕き尽くされなければならない。」、「一度行った土地へは二度と生きたくない」というのは身を瓦礫と砕いても、忌まわしいものと断絶したい願いの激しさにほかならないと。

分け入っても分け入っても青い山 :
山頭火の漂泊の旅には、到着する目的地はないことが多い。漂泊とは、帰るべき地がなく、往く宛もない、目的地がないものである。歩くことは、自己の存在を確認することであり、漂泊の旅という時間を持つことは、それを明日に持続することであると。「雲のゆく如く、流れるようでなければならない。一寸でも滞ったら、すぐ乱れてしまう」だから、歩くことが、刻々到着していることなのである:歩歩到着、戦い抜いてきた無言の自負の表れであろう。

この旅果てもない旅のつくつくほうし 
終わりなき漂泊の旅は、現在の時とこれからの果てることもない精神の行脚とを、その確認の軸において、心身両面のこれからの旅をせわしくなく蝉と共に、人生を続けてゆくことに他ならないのであろうか?。

へうへうとして水を味ふ :飄々として
「作者の生涯を知らないでは、優れた俳句は、十分に味わえない。前書きのない句というモノはない、その前書きとは、作者の生活である。生活という前書きのない俳句はありえない」「奥の細道も野ざらし紀行も前書きである」、読む方に、その句の創作された状況の把握を求めるか、俳句の中に、その状況を創作するのでなければ、状況からの作品の信の自立はないのではないか、という常識的な俳句の作り方の方法論をラディカルに、超出していると、もっとも、芭蕉の句での宇宙観とも、違いがあると思われるが、、、、、、。

まっすぐな道でさみしい :
「人生とは、矛盾を生きることである。矛盾と闘うことによって本来の自己を失いたくない。」ここにこそ、真っ直ぐな道がある。その道は、さみしいのであると、

しぐるるや道は一すじ :「真っ直ぐな道」は、燃焼を志向する象徴で、漂泊への促しであり、定住への惰性からの自己の自立を意味すると、自己の内なる矛盾を投げ捨ててしまうことをしなかった。

またみることもない山が遠ざかる 
別れの感傷ではない。昨日を捨てたいと真面目に思う、日々を捨てていこうとする願いが旅立たせる、捨て身懸命であると、もう二度とみることもないと思ったことがあるが、命があって、縁があって又、通るのである。そんな句である。

捨てきれない荷物のおもさまへうしろ:
捨てきれない程の荷物の重さとは、? 改めて、考えさせられる。

すべってころんで山がひっそり :

ふとめざめたらなみだこぼれてゐた :
行乞の手記を日々書いてきたが、昨日をみる、昨日を再び今日に引き戻すことになるから、せめて、焼いてしまおうとする。その形を消し去らなければならない。焼いても焼いたことにはならない。捨てても捨てきれるものではない。憂愁は更に耐えがたいまでに募ってくる。何故か、こちらも、涙が、溢れてきそうな句ではないだろうか?何か、深遠な精神性、思想性を感じざるを得ない。

てふてふひらひらいらかをこえた :
永平寺の甍を超えていったのは、単なる蝶蝶ではない。己を蔑視しなければならなかった山頭火の心であると

山のしずかさへしづかなる雨 :
水音のたえずして御仏とあり :
分け入れば水音 :

ふりかへらない道をいそぐ :
山頭火の道は、道があって行くのではない。行くことによって道が作られるのであると、現在を充実したものとして、生きることは、昨日を捨てることに他ならないと、

いただいて足りて一人の箸をおく 
いただきますとごちそうさまという習慣的な感謝の言葉はあっても、ことさらに、しみじみと有難いと思うことはそう度々あるものではない。一人の箸をおくという言葉が、何とも言えない孤独感が滲み出ているが、、、、。

こころつかれて山が海がうつくしすぎる :

さくらさくらさくさくらちるさくら :3/3/2/3/2/3音で、サ行の繰り返しで、寂しい心が奏でられていると、

あるひは乞うことをやめ山を観てゐる :

おもいではかなしい熟柿が落ちてつぶれた 
落ちて潰れたものには、死の無惨があり、母の自死、弟の自裁、祖母の死、父の死、そして、自らの死をも語っているようであると、
同じ柿の句に、次のようなものがある。
さみしさのやりどころない柿の落ちる :

枯れゆく草のうつくしさにすわる 
良寛和尚の言を引用して、死ぬるときには死ぬるがよろしく候と、「死ぬるまで死なないでいる。生きられるだけ生きたい、生も死も忘却して、是非を超越した心境にまで、磨き上げなければならないと思う」と、又、死を待つ心、それはまことに、落ち着いた、澄んで湛へた、しづかな、しんみりとした心であると、「草のうつくしさ」と言う言葉が、何とも良いではないだろうか?

蝉もわたしも時がながれゆく風 :
時が流れるとは、どういうことなのであろうか?記憶と現実と期待に秩序づけられれば、それは、過去・現在・未来で、決して、時間は等質に流れ去ったものではないはずであると、蝉という対象をおくことで、自己の現存を時間の中で、捉え、風には、無常が感じられると、

けふのよろこびは山また山の芽ぶく色 :
自殺未遂後、4ヶ月の発句である

水をわたる誰にともなくさやうなら :
「九官鳥になれ、くつわ虫になれ、そこに安住せよ」と己を問い詰めてきて、流れる水の行方に目をやりながら、誰にともなく、さようならと呟く。何とも、澄んだ精神性の深い句であろう。

こちら向いてひらいて白い花匂ふ :
只、読んだだけでは、全く、当たり前の句であるが、その生涯を振り返れば、自ずと、趣が異なる句である。元旦に一輪の水仙の花を活け、言祝ぐ習慣、この年、十月には、生涯を閉じることになる

寝ころべば信濃の空のふかいかな 
以前、果たせなかった井上井月の墓がある伊那で、墓参を果たした時の峠道での句、今日只今、生かされていることに目頭が熱くなる思いがする。自分も、ごろんと信濃の空の下に、思わず、寝転がって空を眺めてみたい気になるが、、、、、、、。何か、深遠な精神性を、感じられずにはいられない句ではないだろうか?




病床で、再び読む「棺一基」大道寺全句集!

2012年08月14日 | 俳句・漢詩
病床で、再び読む「棺一基」大道寺全句集!
子規は、根岸の家で、脊椎カリエスの痛みの中で、発句に努めたが、身体の自由が奪われると言うことと、精神の自由とは、どういう関係性があるのかと、ふと、病床で、寝返りも打てない状態で、考えてみた。大道寺も、又、同様に、多発性骨髄症を患い、肉体的な苦痛とともに、明日をも知れぬ死刑囚という無言の精神的な圧迫の中で、どのようにして、発句したのだろうかと、やはり、病床で、読み返しながら、考えてみた。ベランダの木陰で読むのと、病床で読むのとでは、自ずと、句に対する読み方が、違うような気がした。多少は、身体的な拘束の苦痛が、分かったような気がしてならなくもない。東京拘置所は、建物の中に、監獄が二重に据えられていると言われている。風景も季節の移ろいも、実感出来ないような構造になっていると、報道特集は、報じていたが、、、、、、もし、そうであるならば、句の中の様々な客体は、自分の主体と一体化し、擬人化して、自己の精神をそこに投影するのであろうか?しかし、それは、決して、実際に、目視できる現実の客体ではなく、大道寺の記憶の中にある残像ではなかろうか?或いは、頭の中で、想像した情景やら風景やらの客体なのではないだろうか?そこに、どれ程までの17文字の情感を投影できるのであろうか?もはや、そこには、「季語」と呼ばれるものは、想像を超えた地平に、位置しているとしか思えない。
そうして、改めて、病床で、次の句を読み直してみると、(私的に、勝手に選んでみたが、、、、)ベランダの木陰で、読むのとは、異なった感慨が、生まれてくるものがあるようである。いつもとは違った風景が、そこには、又、見えてくる。
(又、段々、多くなってきてしまった。)是非、皆さんには、実際の本で、読んで貰いたいものである。

実存を賭して手を擦る冬の蝿
一身に木の芽の声を聞きをりぬ
うつそみの置きどころなき花吹雪
紛れざる木犀の香と哀しみと
海鳥の一声高く海氷る
鈍(にび)色(いろ)の空置き去りに帰る雁
紫陽花の色調(ととの)はず散りにけり
百合の香や記憶の襞(ひだ)のそそめけり
暗闇の陰翳刻む初蛍




English Haiku (Re: Sea)

2012年07月23日 | 俳句・漢詩
Re: Sea:

Following HAIKU are composed by Imagination if I could visit TARAWA atoll , Gibert Islands, where my uncle (My late father’s elder brother) was still (M.I.A.=Missing in Action) as Japanese Navy Marine soldier in Nov. 19-21, in 1943 at the age of 27..

1.
Uncle still M.I.A.
69 years passed
TARAWA Atoll

2.
Blue Ocean
Colored in Red
Tarawa Atoll

3.
Tarawa Atoll
Tiny island in the Pacific
Why berried somewhere

4.
Where are you (berried)
Feeling Hot sand
Blood boiled up

(When reading the memorial stone at cemetery, war victims of family composed )

5.
Wrecked ship
Blue Atoll Ocean
Autumn wind

6.
No evidence of Life
Tarawa Atoll
Wrecked ship remained

Asahi Haikuist Network by David McMurray:


memorial service Trip to Tarawa HP (English):
http://www7.ocn.ne.jp/~yagiko/englishindex.html



これまでのEnglish Haiku

2012年07月16日 | 俳句・漢詩

Jan 15, 2009

1.
Tiny Pine Tree Sprout
stands on Stump,
covered with snow

2.
Wild Birds,
in and out, like an arrow ,
in Feeder Box

3.
Deer suddenly crossing
in our front,
under winter moon light.

4.
Our old dog
with wooden stick,
leaping on fallen Maple leaves

5.
Looking up Winter Moon,
our old dog
trembling at our feet.

Winter Moon
Our Old Dog Trembling
At our feet



Feb.10, 2009
(In Vietnam)
1.
Very Dusty Smog,
Endless Motorbikes,
Chaos, but Nostalgic 60’s

2.
Duckweed Flower,
Muddy River,
Time passes peacefully
3.
Green Bamboo Tree,
as Sun Shed,
Quiet Time passes

Green Bamboo
Quiet Shade from the sun
Time passes

4.
Tall Jack-Fruit Tree,
stands still,
Vietnam War was gone.

Time stand still
For the tall jack-fruit
Vietnam War

5.
Water Buffalo,
Traffic Chaos,
Sharp Sun-Ray, Eternal peace in India

6.
Flagging Bouquet,
laid down on road,
reminded 1968 TET Attack

7.
Colorful Tropical Fruits,
displayed in neat,
on Dusty road.

Tropical fruits
Lined up in neat rows
Dusty Road Stand

March 17, 2009
=Spring

1.
Virgin Road,
Escorted by father
Shining Brightest in her life

(when I participated in Wedding Ceremony of our Niece, she looked most bright in her life while escorted by my younger brother, father, on virgin road.)

2.
Long white Veil
Full of cheers
Chilly Early Spring Chapel

(All the participants celebrated wedding coupple outside Chapel with cheers)

3.
Hundreds of Old Photos
Hundreds of Lives
Cu Chi Tunnel monument

(When I visited Cu Chi Tunnel, I saw the Monument where so many people died there was shown with old Photos)

4.
Bloom coming back
In right turn
Yukiyanagi, Mokuren, Peach,

(In our Home garden, different flowers noticed Spring has come in right turn. This turn never changes this spring again)

5.
White Snow Fall
Yukiyanagi in full bloom
Spring coming back again

Komoro: Nov. 25, 2011
Re: Hot Spring Baths:

1. House Lumps lightened
Fog rising up
Mountain Outdoor Spa

(When enjoying the Rotenburo, under the rotenburo, fog rose up and House Lumps started to be lightened)

2. Apple Fragrance
Taken with No father
This Fall

(Famous Ringo-Furo in Komoro: this time, I had no chance to take with my own father, its apple fragrance was left same as before)

3. Asama Mountain in blue sky
Covered with Snow
Cold Fresh Breeze Refreshing

(Asama Mountain slightly covered by first snow, enjoying beautiful view outside with a little cold breeze, but very refreshing hot body and mind)

4. Rain Drops
Reflecting Ripple in Gold
Over the Steam Mist

(Outdoor Spa is really great fun, particularly in case of slight rain, very beautiful when watching the ripple appears and disappear one by one through the golden color of Hot spa water)

5. A Maple Leaf red-colored
Floating alone
Outdoor Hot Spa in peace

(A piece of red-colored Momiji was falling down from somewhere around, and floating peacefully, and watching it is great fun.)

Komoro: Nov. 29, 2011

Re: Hot Spring Baths:


6. Fir Tree
Standing still
Clog sounding nearby

(when I was enjoying Rotenburo alone, found Big Fir tree below with hearing geta sounding near by)

7. Miniature Zen Garden
Stone stands Cold
Over Steam Mist

(Some Hot spas have Miniature Zen Garden made of some stones, it seemed to be very cold when I saw through window.)

8. Joyful Chatting
Over the Bamboo Fence
Hot Spring water overflowing

(Rotenburo is normally separated by bamboo Fence between men and women, and joyful chatting I heard without listening intentionally.)

9. Hot Spring Water
Flowing down fast
Rocks in Gold

(Rocks is normally rusted by Hot Spring minerals, and shining very beautiful, and it is one of good fun to see while in rotenburo.)

10. Winter Sunshine
Reflecting in Gold
Bottom of Bath

(Rotenburo is mainly made of natural Stones, and sunshine is reflecting at random at the bottom of bath, which is very beautiful, shining in gold)

11. Foot Bath
Waterfall splashing
Red Maple Tree

(Looking down with enjoying the red maple tree from the outdoor Foot Bath in late fall)

Komoro: Dec. 05, 2011

Re: Hot Spring Baths:

I am very happy to have your Techincal support on my haiku emotion I felt very beautiful.

1. Rock , rusted
Shining in gold (or Shines??? Which is better ?)
Hot Spring

(Hot spring mineral had big rocks at outdoor spa, but it shines beautifully through the hot water)

2. Winter sunshine
Reflecting in gold
Bottom of Bath

(At the bottom of outdoor spring bath, Winter sunshine is reflecting very beautifully on stone plate)

3. Golden Ripple
Dancing here and there
Rainy outdoor spa

(When enjoying outdoor spa while slight raining, I am not tired of seeing ripple reflecting on surface of water., very beautiful.)

4. Miniature Garden
Stone with snow
Standing cold

Garden Stone
Standing in snow (or with snow, or on snow, which is the best ???)
Hot spring bath

Night lantern
Flaring vague
hot spring steam

(How can I describe the Haiku emotion, when I saw the garden stone standing cold at miniature Zen garden through the hot spa window. ? or when I saw the Japanese small lantern flaring over the hot spring steam ? Japanese may like such vagueness of Light and shadow, I think, Please instruct )

Komoro: Dec. 25, 2011

Re: Year end eve:

1.
Fallen leaf
Rolling down slope
Life passes

(When I saw falledn leaf rolling down hill ,I thought of my life as well)
2.
Sharing sake
Beloved family
Small happiness

(Sharing sake with family members, we feel it small happiness)
3.
Stars shine
Temple bell sounds
Far away

(On year-end eve, I heard temple bell sounding far away under the full stars.)
4.
Snow flake
Shines in gold
Chilled air

(Early in the morning, snow flake is falling down from pine branch with shining in gold by cold sun shine )


English Haiku パートⅡ 温泉

2011年12月20日 | 俳句・漢詩
露天風呂に入っていると、何とも、色々な経験をするものである。前回では、紅葉したモミジの葉が、一枚、どこからか、舞い降りてきて、湯面に、漂っていた情景、そして、今回は、太陽の光で、露天風呂の底の石が、その光線の乱反射している様が、何とも、金色に輝いて綺麗である様を、発句してみた。もう一つは、ガラス越しに、小さな石庭の石が、雪に覆われて、寒そうに、佇立している様を、歌ってみたが、、、、、、、。

(私のオリジナルの句:)
Winter sunshine
Reflecting in gold
Bottom of Bath

(David McMurray先生による校正後):
Winter sun
reflects gold
on the bottom of the bath
(私のオリジナルの句:)
Miniature Garden
Stone with snow
Standing cold

(先生による校正後):
Zen garden
miniature stone
stands in snow
成る程、英語俳句は、まだまだ、奧が深いようである!……..to be continued………..

http://www.asahi.com/english/haiku/


English Haikuを発句する愉しみ

2011年12月06日 | 俳句・漢詩
実に、久しぶりである。もう、2年くらいも、過ぎてしまっただろうか?創作意欲とお題とが、なかなか、マッチしなかった為だろうか、それとも、ほとばしり出る創作意欲が欠落していたためであろうか?いずれにせよ、Hot Spring Bathsというお題が、身近なものだったので、又、ペンを執ろうと思った次第である。David McMurray先生に、前回同様、校正・加筆して貰ったので、技術的にも、これまでの無手勝流を、多少、脱し得ていようか?日本語の5・7・5ではなくて、2・3・2の音節を使い、簡単な名詞を使用して、情緒を叙述する英語俳句は、一種のわかりやすい情景詩を書くような感じに近い。正岡子規は、根岸の家で、脊椎カリエスと闘いながらも、その病の床から、広くはない庭を眺め、俳句・短歌の革新を迫り、虚子や碧梧桐も、これに倣った。眼を閉じれば、そこには、無限の肉体を解き放つ思想性の自由な空間があり、限りなく、その自由を、思う存分、愉しむことが、この言葉の精神世界にはある。季節のふとした移ろいや、小さな草花の美や風景の情景を、わずか17文字の中に、凝縮させることは、詩作の愉しみでもあり、その生まれるまでの推敲の課程の苦しみも、又、出来たときの喜びも、充分に、至極の愉しみでもある。露天風呂に浸かりながら、まず1句、

BEFORE (My original English Haiku)
A Maple Leaf red-colored
Floating alone
Outdoor Hot Spa in peace

(A piece of red-colored Momiji was falling down from somewhere around, and floating peacefully, and watching it is really of great fun.)

AFTER (After revised by Professor David McMurray)
Maple leaf, red-colored
Floating alone in peace
Outdoor hot spa

成る程、この方が、技巧的にも、宜しいようです。
http://www.asahi.com/english/haiku/
これ以外にも、10数句、書き散らかしたが、いずれ、稿を改めて、論じてみたいと思います。



英語で俳句を詠んでみる

2011年06月18日 | 俳句・漢詩
信濃毎日新聞に、(フォト俳句)という欄があったが、情景を想い出させる想像力が、無限に、楽しいものである。正岡子規は、脊椎カリエスで、寝込んでいた寝床からも、眺めたその小さな庭に、全世界を見いだしたと言うが、その想像する力こそが、生命力そのもののような気がしてならない。ベトナムのメコン川で、竹林で、一休みしたときに、感じた時間のゆったりとして感じが、何とも、言えず、心地よかった。ジャック・フルーツの木を間近に、眺めたとき、テト攻勢を思い起こした。

Green Bamboo
Quiet Shade from the sun
Time passes


Time stands still
For the tall jack-fruit
Vietnam War


Tropical fruits
Lined up in neat rows
Dusty Road Stand


http://www.asahi.com/english/haiku/090306.html

Winter Moon
Our Old Dog Trembling
At our feet


http://www.asahi.com/english/haiku/090130.html