小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

サイバー攻撃に想う=いつの時代もインテリジェンス・ウォーか!

2011年10月28日 | 社会戯評
サイバー攻撃に想う=いつの時代もインテリジェンス・ウォーか!
Window95が、普及し始めた頃、海外から、綺麗な花火が見られるというファイルが、送られてきて、開封したところ、ウィルスに感染してしまった。素人の私には、当時は、そんな悪意のウィルスの存在自体を、全く、認識していなかったのも事実である。今や、ポッド型のスパイウェアーや、ウィルスなど、全く、油断も隙もあったものではない。ウィルス対策ソフトを入れていても、友人の名を語って、怪しげなファイルを送ってくる手は、後を絶たない。.防衛企業や、16省庁、海外公館、議員への「標的型メール」によるサイバー攻撃の報道は、日露戦争当時の明石元二郎大佐の工作や、ニイタカヤマノボレ1208の電文解読を引き合いに出すまでもなく、昔も、今も、(手嶋龍一君ではないが)インテリジェンス・ウォーの真っ直中であることは、間違いない。むろん、第五番目の(陸・海・空・宇宙・サイバー)の戦場では、こちらが、やられっぱなしの筈はなく、逆に、攻撃も、密かに、行われている筈である。イスラエルなどは、抜かりなく、モサドが、イランの核制御システムに、ウィルスを送り込んで、攪乱させていると謂われている。個人情報の漏洩も困るが、問題は、国益が、密かに、損なわれるような状況が、万が一にも、あってはならない。ハニー・トラップではないが、下半身を絡めた新手のサイバー工作もあるであろうし、冷戦下の米ソ潜水艦同士でのギリギリの水面下での攻防と同じく、今や、知らないところで、サイバー攻撃と防御が、せめぎ合っているに違いない。昔も今も、「情報・インテリジェンス」戦争、真っ直中で、生活している訳である。これが現実であることを、改めて、突きつけられた想いがした。