小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

テレックスというものがあった頃の思い出話

2011年10月05日 | 社会戯評
もう、40年以上前の話であるが、海外とのやりとりには、当時(今でも?)、テレックスという機械で、KDDが、独占的に、回線を管理していた。とりわけ、発展途上の海外の国との交信は、一度、申し込みをして、先方を呼び出さなければ、オン・ラインにならず、その間、待機していなければならなかった。もっとも、夕方や、朝は、ラッシュ・アワー並に、混雑するから、しかも、海外との時差が、6時間とか、10時間もあろうものなら、自ずから、時間外、深夜に、及ぶことが、まま、あった。結局、さん孔機というテープに、メッセージを穴開けする機械を購入し、事前に、印字済みテープを用意して、オン・ラインになるまで、待機していなければならない。何とも、今から思えば、時代錯誤の感じがしなくはない。そんなこんなで、仕事が終了してから、結局、若い社員は、残業代稼ぎがてら、女性スタッフとともに、夜遅くまで居残り、多くの社内カップルが、当時、必然的に、誕生したものである。それもやがて、FAXに取って代わられ、更に、その後には、電子メールへと、進化(?)していった。何とも、おっとりとした時代が、あったものである。ワープロといい、テレックスや、感光コピー機は、時代の技術進歩の中で、どこへ、消えていってしまったのであろうか?スマホや、アイ・パッドの宣伝を見るにつけ、当時のよすがが、懐かしく、想い出される今日この頃である。