ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

落ちて積りて

2019-08-20 04:42:19 | 短歌





くりかへし かたることのは ひらひらと 落ちて積りて 山となりぬる





*「ことのは」は「言の葉」、もちろん言葉のことですね。これになんで、「葉」という漢字が付くのかは不明ですが、もちろんここでは、葉っぱの葉ととらえて、葉が落ちて積もって山となるようにまで、繰り返し言ったという意味になります。

人間が天使の真似をしてはいけないと、それはもうわたしたちは口を酸っぱくどころか、火を吹くくらい何度も言っているからです。

ところが馬鹿というのは聞きはしない。わたしたちの言うことなどどこ吹く風と、平気で天使の髪型を真似する。それをやれば人間を落ちると言っても、全然やめてくれない。

言うほうも絶望的になり、もう好きなだけ落ちろとまで言いたくなる。

何度も何度も同じことを言うのは、それが本当に大変なことだからです。

天使の髪型を盗むだけで、人間は自分の徳分ががっさりと減って、人間を落ちてしまうのです。あまりに自分とは違うものになりすぎてしまい、自分の霊魂を大きく剋してしまい、自分の霊魂を壊してしまうのです。

ただ簡単に髪型を盗むというだけで、そんなことになってしまうのです。あまりに愚かなことなのです。

これはもう本当に何度も言います。もう天使の真似はやめなさい。ここでいう真似とは表面だけを簡単に真似することです。かのじょの髪型、表情、服、イメージ、そんなものを取り入れて自分にくっつけるだけで、天使の徳分を盗んだことになり、自分が大きく壊れてしまうのです。

そうしたらもう永遠に本当の自分には戻れなくなる。永遠に、人間ではないものになってしまう。

そうなったらもうおしまいなのです。ですからもうしつこくしつこくしつこく言うのです。

安易に天使の真似をしてはいけません。でないと、人間を落ちる人間がまた増える。

本当に、どうにかして、この馬鹿な流行を封じなければいけません。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする