ちよろづの ちよろづのくさ いや栄え とこしへに描く やそ神の夢
*こういう繰り返しは、歌ではあまり歓迎されませんが、とにかくたくさんだということを表現したかったので、採用しました。
「くさ」は「草」も「種」もあります。あらゆる生命の種がこの地球上に生きている、ということを表現したかったのです。「いや栄え」は「ますます栄える」という意味です。
千万の千万倍もいる、あらゆる命の種が、ますます栄えて、永遠に描いていく、神の夢を。
神の夢とは何か。それをすべて理解することは難しい。しかしこの愛の世界を永遠に編んでいきながら、あらゆる存在がすばらしい愛の存在になっていく。それが神の大いなる夢の一つには違いないのです。
人間は長い迷いの時代から、ようやく目覚めつつある。そういう段階に入っている。そこで神は、この愛の世界の正体を人間に教えるのです。
どんな生命にも霊魂があり、愛で活動をしているということを。そしてあらゆる命が自分を実行することによって、この世界の創造に貢献しているのだということを。
自然界の総意は、ただただ愛によって、あらゆる自己存在の永遠の幸福を実現していくのです。
美しいでしょう。
人間は感覚が開き、目に見えぬものが見えるようになった。あらゆる存在の中に熱い霊魂がいることを感じられるようになった。自然界はその感覚に訴えるのです。人間もまた、このすばらしい愛の大事業に参加するようにと。
人類はそれに答えなくてはなりません。新たに自分自身として目覚め、自らの意志を、表現せねばなりません。