今年の1月14日(日)に行った、愛知県犬山市の博物館明治村のご紹介です。今回は3丁目です。
3丁目には、旧京都市電が運行しています。


1895年(明治28年)に日本で最初の市内電車として運行されたのが、京都市電だそうです。


3丁目はバスの帰りの時刻が近いことから、かなり急いで回りました。中などは見ていません。外観のみです。
線路を横断し、進むと北里研究所本館医学館が有ります。

東京都港区白金にあったそうです。1915年(大正4年)に建築されたそうです。北里柴三郎はドイツに留学し、細菌学の権威、コッホの下で学び、破傷風の血清療法を確立しました。建物はドイツバロック風を基にしているそうです。
その隣に芝川又右衛門邸が有ります。

大阪の商人、芝川又右衛門が1911年(明治44年)に西宮市の甲東園に別荘として、建築したものだそうです。
少し戻り、坂を上がると重要文化財の西園寺公望弁邸「坐漁荘」が有りました。

1920年(大正9年)に静岡県清水市に建築されたものだそうです。清水港や伊豆半島が眺望できる建物だったようです。

その向かい側には、幸田露伴の居宅だった、「蝸牛庵」が有ります。

明治初め頃の建築で、東京都墨田区向島に有ったものです。幸田露伴は、1897年(明治30年)から10年間、この家で過ごしたそうです。
京都市電の車庫を通り過ぎると、燈台が見えてきます。重要文化財の品川燈台です。品川台場にあったのだそうです。

1870年(明治3年)に築造されたそうです。高さ約9mの煉瓦造りだそうです。品川台場は、江川太郎左衛門の計画に基づき、幕末に築造された人工島だそうです。

最後は神戸市にあった西洋人住居です。

1887年から1896年(明治20年代)の建築だそうです。昨年は、3回も神戸市に出張が有り、こうした異人館を見る機会が多かったことを思い出しました。
とにかく、明治村は広いです。大急ぎで回った3丁目でした。
