カンボジア日記  ゆめきの日々

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2015-02-23 13:43:57 | オンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラット関係
6発の弾丸最終章

背景
オンニャウ・ケゥ・サラットという人物が居て、彼の配下に居た人物が中国人でカンボジアの公務員をしている人物を暗殺しました。
暗殺された人物は、セントラルマーケットで宝石商の販売と製造業を営みながら、貿易関係の仕事もしている現カンボジアの公務員で、職階も暗殺した側と同一の中将という職階でした。
暗殺を指揮し、現在逃亡中で首謀者のオンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラットもカンボジアの公務員で中将と言う同一職階ですが、此方はベトナム人ですから互いに人種を代表して覇権を競う状況になりまして、バスの権益争いで覇権の競い合いとなりました。
当然、全ての手段が講じられる競い合いですので、中国人は店舗貸しの持ち主に対して契約終了したなら更新するなと言う中国人同盟の約束がなされましたので、期間満了と共に全てのバス発着事務所が他の業種に変換になり、中国人中将の思惑が現実的勝利を治めました。


オンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラット首謀者は、自他共にベトナム人を豪語する人物なので覇権の競い合いには「殺人=暗殺」の危険が伴いますが、殺された側も一歩たりとも引かない譲歩無しの零回答ですから、殺害する場所が設定されまして「バスの発着場であるオリンピック市場」が選定されて暗殺が実行されましたから、ベトナム人「恐るべし」の畏怖を示威したも同然で、関係者に死の恐怖を植え付けるつもりだったと認識しています。

過去には、オンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラット首謀者が関与したであろう殺人が何度も行われていまして、同一人物の写真が先行した新聞記事で記述された回数は数知れずあり、2014年度だけで2度ありますから、今まで現公務員が関与した殺人回数が何度なのかは見当もつきません。

2014年10月23日午後7時30分頃に、オリンピック市場近くの果物店前の6発の弾丸で暗殺された時は、事件発生の翌々日朝の新聞紙面を飾る状況でして、警察の発表を待たずに事件の内容を一面紙面でトップ報道していまして、実行犯の人相風体は道路にあるカメラの映像から公表されていました。
テレビカメラの映像が公表されてから、2日後の新聞にはオンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラット配下の人物のボディガード警察官時代の顔写真が新聞に載る状況ですので、警察の発表より常に先行して新聞記事が載っていますから、当地の新聞の特徴が表現されています。

★政府系新聞・中国語新聞・他の新聞等については、かなり後から事件の内容が新聞紙面に載っているので、同一日に記事が投稿されているという訳では無く、報道が早い新聞と遅い新聞が有ったという事であり、政府系新聞は「警察の公式発表後」に報道される姿勢なので、日数にかなりの開きがあったという事になります。

事件発生日から、オンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラットの元夫人が警察に動向事情聴取され現夫人も併せて事情聴取されましたが、現夫人は否定していて聴取不成功。
ですが、元夫人の聴取内容から家宅捜索が実行される事になり、オンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラットの両親宅を1個小隊50人という多数の警察官が銃とアソートライフル携行で取り囲みまして、自宅内に居た容疑者2名と共に計4名が逮捕されました。
逮捕時、自宅内には多数の拳銃と弾丸に加え、爆発物(手榴弾)も押収されていまして、逮捕原因は不法武器所持と爆発物不法所持の被疑者となりました。
此の後、両親は一度嫌疑不十分という事で釈放されましたが、釈放がオカシイという声が大きいので再度逮捕されまして、今度は再度厳密な家宅捜索で自宅から多数のアソートライフルど多数の弾丸が発見されたと言う被疑事実ですから、この辺りには「大いなる政治的駆け引きが感じられます」。
逮捕されまして裁判を待つ身になりましたが、高齢で持病が悪化したので「裁判所が条件付きで釈放」を命じまして、自宅以外に出たら即刻逮捕すると厳しい軟禁条件が付きまして2月6日に自宅に戻りました。
2月16日だったかな?
救急車で、ベトナムへの治療を目的とした口実で無断で自宅を両親2名だけで出発しましたが、ネアックルンの所で警察軍に網を張られて捕まりまして、釈放条件違反なので今度は自宅では無くて刑務所にぶち込まれました。
保釈保証金については、全額政府に入る事になりました。
2月19日現在、拘置所・刑務所の中に「赤い服を着て」収監されています。

考察
逃亡中のオンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラットを、おびき出す手間をかけた警察の意図が感じられていまして、本人の自宅捜索でも1回目では少量の武器弾薬だが、再度の捜索で大量の武器弾薬が発見されると言う内容ですからある種の思惑が垣間見れる警察の手法でして、徹底的にオンニャウ・ケゥ(カゥ)・サラットを悪の権化に仕立てる手法で報道が継続される内容が採用実行されていますから、新聞には読者の興味のネタが尽きませんので新聞もバカスカ売れて儲かります(笑)

暗殺実行犯に関しては、暗殺実行の報酬受け取りは不法なので受け取りは禁止対象になり、受け取った場合には逮捕をすると言う警察の発表が初期になされていて、容疑者の家族その他の人々に対して、報道を通じて強い警告が出されました。
私は、今までの経過からですと、容疑者の家族が路頭に迷うので金は支払われるはずだと思いましたが、現状ですと弟しか自由に金の支払いが可能な人物は居ないので、相当難しい状況だと思う。
殺人容疑者には、オンニャウ・ケゥ(両親)が属しているベトナム人同盟があるはずなので、容疑者家族に対しては生活苦にならない支援はあるはずだが、
関与しているだろうと疑われたベトナム人の店舗が何店舗も閉鎖になるなどの状況ですから、現警察軍が徹底した対応をしていると推認できるし、既に実行犯の殺人犯が自供を開始しているので、私が考える支援金額は無かったかも知れない。
此の後には、CPPがベトナム人寄りの政策を一変させる状況の前兆とも感じられまして、カンボジア国内居住のベトナム人との緊張から緊迫が発生するかもしれません。
意味は、2002年以前のベトナム人政策が採用されるはずなので流浪の民が出る可能性があり、緊迫感がカンボジアに在住している証明の様で、刺激でドキドキ・ワクワクします(笑)


追記
オンニャウ・ケゥ(逃亡中の首謀者の両親)の保釈の便宜供与が発覚しまして、現在10名を越える人物が事情聴取されていまして、賄賂に支払われた総額がus500万米ドル程度との憶測情報が出ています。
公務員の星ひとつ(少将)が積極的に関与し、裁判所官使(裁判官)も含む多数の人々に賄賂が流されたと言う事実があり、既に一部の情報は具体的に名前と金額が出ている話があるので、長年にわたり築きられたベトナム人の公務員同盟が瓦解し始めたという事になりますから、相当の上位に位置する人が警察軍を指揮監督しているはずです。
「あぶり出し」手法は、両親を餌にして「首謀者」を含む関係者を誘き寄せる罠ですから、プノンペンの自宅を救急車で出発するのは妨げないで、救急車を追跡しながらメコン川で警察軍が待機していて逮捕する手法が採用されています。
犯罪の増幅をコントロールしながら逮捕に導く筋書がありますので、シナリオライター誰だ?
既に、当該人物の名前が出ていますが確認はできません・・・話しだけですけど、まず間違いはないはずとの認識です。
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