いまいんのクロカン日記

MTBでトレイルを走ったりイベントに参加してます。ロードは通勤とサイクリングに活躍中。

「へたり」について考える

2012-12-20 | Weblog
フレームの話をしていると、良くへたると言う言葉を聞く
実際に「へたり」とは何だろうかって考えると良く分らない

ばねには「へたり」と言う物は存在するが、これは繰り返し荷重負荷によって
低い応力でも塑性ひずみ(戻らないひずみ)が発生してしまい、もともと
弾性領域(戻る範囲)ではひずまないはずのばねでもだんだん可動域が減ってくる

だけど、フレームってばねじゃ無いじゃん

確かに繰り返し荷重&ねじれはかかるけど、本当にどれだけの弾性ひずみが
BBにかかっているのか?って考えるとどうなんだろう?

ぐんぐん踏む場合とくるくる回す場合でどんな負荷がどれだけかかってるのだろう?

いろんな疑問が沸いてくる

次に材質の問題
スチールの場合はねじれ剛性との兼ね合いでへたることはあっても
疲労限界以下の力であればどこかでサチって行くので疲労破壊にはならないが
アルミの場合は特性上疲労限界が存在しないので、応力がかかった分だけ
どんだけでも疲労が進んでいく
これが小さい力でもってところがある

これがアルミの「へたり」と感じる部分なのでは無いかな?

ただ、上記のようにどれだけの力がかかってて、今どうなってるなんて
分らないし、実際にいつも乗ってるとへたったなんて感じない
もともとそんなにしならないフレーム形状、剛性、材質ってのも大きいけどね

そんなわけで永遠(何でもだけど)では無いフレーム寿命
そろそろ買換えを考える

13年モデルは金が無くなっちゃったけど、A6アルミって材質と
ハイドロフォーミングの加工が美しいバラクーダはやっぱ魅力


いつ入るかな?