ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

木曽・坊主岳(1960m)

2013年02月01日 | 山歩き
2013年1月31日(木)

天候:ドピー

年明けから、結構土日つぶれた(る)。
よって、晴れを狙って休みをとることにする。今日は、本州をどっぷりと覆う高気圧で風も弱そうで
絶好の山日和。というか、この時期にビッグマウンテンスキー狙うには好機である。
3時起きして、ビッグマウンテン狙うべくいざ登山口へ。
とここで、やっちまった~!! シールが無い。。。
テンションがた落ちである。。。まあそれでもいつのか知らないが、ツボ&スノーシュートレースが
あったのでスキー背負って、出発!!
しか~しこのトレースもすぐに終わっており、ツボで行こうとするが、膝上まで埋まり断念した。
テンションガタガタ落ちるが、一つ収穫もあったので気持ちを切り替える。
岳人風にいうと、「地元山岳会が隠していた○○」みたいな。
これは少しおいしいので公開は出来ないな。多分。


本当はこんな景色のところへ。。。

ということで、一旦家に帰り仕切りなおし。乗鞍でもと思ったが、夏に行った木曽の坊主岳へ行ってみた。
スキーの記録は見たこと無かったが、夏行った感じとこのところの南岸低気圧などで何とかなるでしょう。
と思ったのが大間違え。大変な修行となってしまった。
登山口は、イノコ沢右岸であるが、駐車場入口は雪でかろうじて1台停められる程度。
何台かで行った場合は、R361付近に停めるしかないか。ここ道狭い割りに大型が通る。
準備をしていると一人のおじさんが来た。奈良井の方のようだ。
坊主岳の雪の状況を教えて欲しいとのこと。連絡先は後ほど車にあった。
苗字を聞いて、うちのおふくろの遠い親戚のようだ。この辺で同じ苗字だったら大体そう。
それで話も盛り上がる。
とりあえず、下部はうっすら雪であったがスキーで行ってみる。
何とか行けそうだ。


登山口すぐ


山ノ神

山ノ神上は急登になるが、雪が堅めでクトーが良く効いてくれた。


急登な尾根

途中で平らなところを2箇所くらい通過すると、1400mくらい。


1400m看板

このあたりまで来ると雪も少しは増えた。
小坊主への急登を行き、その先の笹がどうか心配であったが、登山道沿いは埋まってくれていた。
そうでないと、背丈ほどの笹薮にやられる。



笹が出てきたあたりから、気温が高いのか雪が腐ってきて、下駄になる。
これがまず第1の修行。足は足枷つけられたようでいい筋トレといえばいいのか。。。
細尾根を越えるとしばし笹のまったりした斜面。


細尾根

その後、向きを少し変えて山頂への斜面となる。
南を向いているせいか、ここは雪が少なく、山頂直下は密林のためツボ足で行く。


1850くらいのところ

スキーはずした地点辺りから後ろを見ると御嶽などがきれいに見えてきた。
ずぼずぼとたまに膝まで埋まりながらのラッセルであったが、何とか山頂へ到着した。


山頂直下

夏は、3時間弱くらいだったと思うが、この日は4時間半近くかかってしまった。


山頂見えた~

ここからは、360度大展望。


後立山方面


乗鞍岳


御嶽山


木曽駒ヶ岳

槍穂もきれいに見えたが、いい写真が撮れていなかった。白山や南は仙丈と赤石?が見えていた。


仏谷と経ヶ岳へ続く稜線

左のきれいな鋭鋒が仏谷と呼ばれるピークである。
あちらの方がスキーに適しているように見えた。今度行ってみたい。


山頂標識1


山頂標識2 八ヶ岳がバック

風もほとんど無くまったりしてから来た道を戻る。帰りはトレースあるから楽だ。
やはりこの山は、スノーシューかツボ足がいい。
がんばって、スキーで下るが、モナカあり腐れ雪で久々の修行滑り。。。
スキーで小坊主までは頑張った。
あとはスキー担いで、ツボで行く。こちらのほうが早かったかもしれない。
と言うことで、今回のブログカテゴリーは山歩きとした。

前回見られなかった大展望を見られたのは良かった。
ここは歩きがいいと思うが、イノコ沢源頭などは滑り何とかなるかもしれない。
まだまだ探索の余地ありと言うことで、また行ってみたいと思う。