クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

R・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 マズア/LGO

2008年06月14日 03時08分38秒 | 管弦楽曲
週末でありますが、この土日、またもワタクシは出勤であります。
雑務をゴソゴソとこなさなくてはなりません。
この春の職場の定期健康診断の結果が返ってきました。血液検査とか心電図とかね、この頃は腹回りも計測します・・・・・メタボ診断とかいうヤツですね・・・。で、結果は悪玉コレステロールがちと多いほかは良好なものでありました。ホッとひと安心です。このトシになって悪いところが殆どないというのは、日頃のジョギングの成果でしょう。


さて、先日聴いたR・シュトラウス「四つの最後の歌」(S;ジェシー・ノーマン)の伴奏が大変素晴らしかったので、今日は、そのマズア&LGOのコンビで同じくR・シュトラウスを。

R・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。
クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の演奏。
1989年6月、ライプツィヒでの録音。フィリップス盤。
CDは丸善&ユニヴァーサルによる名曲シリーズ(通販用かな)「TRINITAT」からのもので、ブックオフなどでよく見かけるもの。250円で売られておりますね。

交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は、1895年の作品。R・シュトラウスの天才が燦めく、ユーモアに溢れた会心の作。いつ聴いても、見事な音楽と思う。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の音がシックで、少しくすんだ感じなのだが、実に味わい深い響きになって、聴いていて全く心地よい。まさに快感。
弦楽セクションの深々とした柔らかい響き、金管の彫りの深い音が印象的。
特にホルンはコクのある響きで、耳にたいそう心地よい。ティンパニの迫力も素晴らしいし、何よりその音がカッコイイほどに良い。

フィリップスの録音も素晴らしいが、この録音当時、東独は大変な状態になっていたはずで、実際はクラシック音楽の商業録音なんてしている余裕なんかなかったろうなぁ・・・・と思ったりもする。

マズアの指揮は細部に拘泥せず、サラッとおおざっぱに振っている感じ。何もしていないような感じなのだが、オーケストラの響きが素晴らしいので(何度でも書くが、渋く、ふっくらと、柔らかい響き!)、聴き惚れてしまう。

ラストの盛り上がりは見事な貫禄。楽しめます。

録音は今も最高レベル。
音場の広さ、高さ、残響の美しさなど、どれを取っても最高。
(これがブックオフで250円とは・・・・!)
音のブレンド感も良く、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のふっくらとした音が、とても美しく快感であります。




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