クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

J・S・バッハのモテット集 ユングヘーネル/カントゥス・ケルン ~DHMのBOXから~

2008年06月15日 03時36分24秒 | 声楽曲・オペラ
さて、独ハルモニア・ムンディの50枚組BOXから聴いております。

J・S・バッハのモテット集。
コンラート・ユングヘーネル指揮(リュートも)、カントゥス・ケルンの演奏。
1995年10月の録音。 BWV225~230の6曲を収録している。
すなわち、
モテット第1番「主に向かいて新しき歌を歌え」BWV225
モテット第5番「来たれ、イエス、来たれ」BWV229
モテット第3番「イエスよ、わが喜び」BWV227
モテット第2番「御霊はわれらが弱きを助け給う」BWV226
モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とあり」BWV228
モテット第6番「主を頌めまつれ、もろもろの異邦人よ」BWV230

澄んだ声が部屋に広がってゆく。
この演奏は、声楽が各パートひとりずつ、わずか8人の合唱なので、実に爽やか。聴いていて、合唱者の姿がよく「見える」演奏になっている。
しかも音程は正確、一人ひとりの声の美しさ、ソロの流麗さ、アンサンブルの良さ(余韻が消えてゆくところまで揃っている!)、どれをとっても素晴らしい歌唱と思う。
合唱をやる三男坊に云わせると、「さすがプロ。ムチャクチャに巧い!」ということでありました。

大勢の大合唱もエエですが、こういう少人数のアンサンブルで聴くモテットも、ホンマにエエもんですね。

録音も美しく、左右のスピーカーの間に合唱者がスッと立って、等身大で歌声を聴かせる。一人ひとりの口が異様に大きくならない見事な録音。(妙な録音だと、口だけ大きくなってしまうものがあるんです)奥行き、定位とも抜群。合唱はこういう録音で聴きたい。

さて、3月末に三男坊が参加した「第1回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」のCDとDVDが届きました。息子が小遣いで注文していたようです。
DVD・CDとも、自分のアンサンブルの演奏に、他の高校(上位入賞)のものを選んでそれぞれ1枚に制作してもらったもの。
日本の高校生の合唱レベルは高いですね。上位校は、どこも立派な歌唱でした。さすがに開催地、東北地方は巧かったですね。

三男坊たちは得点で第4位。惜しくも金賞を逃したようですが、いやいや、それでも大したもんです。
ご褒美にターンベリーで聴かせてやりました。その美しさは全く素晴らしい。
勿論、親のひいき目(耳)でありますが(笑)。
今日の画像は、そのコンテストのパンフレットであります。

父の日に、エエもんを貰いました。



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