3日間出張でありました。真面目に仕事しておりました。
2日間は県都松山にて研修です。久しぶりに路面電車に乗りました。
次男坊がこの春就職して松山にいますので、出張ついでに晩飯を食ったり、荷物の入れ替えを手伝ったりしました。実は次男坊はボクとほとんど同業なので、仕事の話が実に合います。
まじめに働いているようで安心しますし、これは親バカですが、成長しつつある息子とメシを食うのは結構楽しく嬉しいものなのであります。いや、親バカでしたσ(^◇^;)。
今週、四国気温が上昇しました。もうクールビズです。
夜になっても昼間の暑さが残ります。夏の音楽が聴きたいところであります・・・・・というと「シェエラザード」でしょうか。
■R・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
■演奏:レオポルト・ストコフスキー指揮ロンドン響
Vnソロ:グリューエンバーグ
■録音:1964年 DECCA盤
第1楽章のわざとらしい強調。見得を切るような表情。海の荒々しさを表現するならこうでなくちゃと云わんばかり。
静けさの表現では、テンポをグッと落として対照的。
これぞストコフスキー。「あざとい」と云われる所以だろうが、ストコフスキーのサービス精神はボクは好きだ。どうすれば聴衆が(一般大衆が)喜んでくれるか熟知していたのだろう。金管が下品なくらいにバリバリ吹くところは、ちとやり過ぎと思うけれど。
ただ。「シェエラザード」という曲は、こうい強調表現を許容する。というより、本来、こういう演奏を要求する部分を内包していると思う。
この第1楽章などは、「シェエラザード」の同曲異演盤の中でも、最も面白い演奏の一つと思う。
グリューエンバーグのソロ・ヴァイオリンも表情たっぷり。これストコフスキーの指示なのだろうけれど、ちと化粧の濃い豊満美人といった感じで、好みが分かれるかも?
(ボクは嫌いではないです)。飲み屋のベテランのママさんといった風情かな。
第2楽章は木管のソロが表情濃くて美しい。強弱のメリハリがあって、演奏そのものはわかりやすい。オーボエやファゴットは特に印象的。金管のスカッと吹きまくるところ、ヴァイオリンやチェロが独自の主張をしているところなども面白い。テンポは緩急自在、ストコ節全開の楽章。
第3楽章は弦楽が美しく、ややおとなしめの表現だが、色彩感が抜群で、コロコロと色が変わってゆくのも楽しい。
第4楽章フィナーレでの難破は、豪快な表現。強烈な盛り上がりが良い。ヴァイオリンの表情付けも独特。打楽器が大活躍、大騒ぎの中で凄まじい難破が描かれてゆく。
録音はさすがに古びた感じです。
ステレオ感を強調するあまり、音場が不自然なところもあります。
ストコフスキーのオケの配置が独特なのか、トランペットは左右二グループに分かれているのか、ちと違和感もありました。
しかし演奏の面白さは抜群、こんなんアリかいな?という気もしますが、長いこと人気の高い名盤でありますね。
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2日間は県都松山にて研修です。久しぶりに路面電車に乗りました。
次男坊がこの春就職して松山にいますので、出張ついでに晩飯を食ったり、荷物の入れ替えを手伝ったりしました。実は次男坊はボクとほとんど同業なので、仕事の話が実に合います。
まじめに働いているようで安心しますし、これは親バカですが、成長しつつある息子とメシを食うのは結構楽しく嬉しいものなのであります。いや、親バカでしたσ(^◇^;)。
今週、四国気温が上昇しました。もうクールビズです。
夜になっても昼間の暑さが残ります。夏の音楽が聴きたいところであります・・・・・というと「シェエラザード」でしょうか。
■R・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
■演奏:レオポルト・ストコフスキー指揮ロンドン響
Vnソロ:グリューエンバーグ
■録音:1964年 DECCA盤
第1楽章のわざとらしい強調。見得を切るような表情。海の荒々しさを表現するならこうでなくちゃと云わんばかり。
静けさの表現では、テンポをグッと落として対照的。
これぞストコフスキー。「あざとい」と云われる所以だろうが、ストコフスキーのサービス精神はボクは好きだ。どうすれば聴衆が(一般大衆が)喜んでくれるか熟知していたのだろう。金管が下品なくらいにバリバリ吹くところは、ちとやり過ぎと思うけれど。
ただ。「シェエラザード」という曲は、こうい強調表現を許容する。というより、本来、こういう演奏を要求する部分を内包していると思う。
この第1楽章などは、「シェエラザード」の同曲異演盤の中でも、最も面白い演奏の一つと思う。
グリューエンバーグのソロ・ヴァイオリンも表情たっぷり。これストコフスキーの指示なのだろうけれど、ちと化粧の濃い豊満美人といった感じで、好みが分かれるかも?
(ボクは嫌いではないです)。飲み屋のベテランのママさんといった風情かな。
第2楽章は木管のソロが表情濃くて美しい。強弱のメリハリがあって、演奏そのものはわかりやすい。オーボエやファゴットは特に印象的。金管のスカッと吹きまくるところ、ヴァイオリンやチェロが独自の主張をしているところなども面白い。テンポは緩急自在、ストコ節全開の楽章。
第3楽章は弦楽が美しく、ややおとなしめの表現だが、色彩感が抜群で、コロコロと色が変わってゆくのも楽しい。
第4楽章フィナーレでの難破は、豪快な表現。強烈な盛り上がりが良い。ヴァイオリンの表情付けも独特。打楽器が大活躍、大騒ぎの中で凄まじい難破が描かれてゆく。
録音はさすがに古びた感じです。
ステレオ感を強調するあまり、音場が不自然なところもあります。
ストコフスキーのオケの配置が独特なのか、トランペットは左右二グループに分かれているのか、ちと違和感もありました。
しかし演奏の面白さは抜群、こんなんアリかいな?という気もしますが、長いこと人気の高い名盤でありますね。
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私はこのストコフスキーのLPで「シェエラザード」を初めて聴きましたが、とても面白かったですね。今はCDでも持っています。そのLPでもCDでもそうなのですが、強奏部分で低音が飽和し歪っぽくなりませんか?
今は、この曲をいろいろな演奏録音で聴きますが、その都度、ストコフスキーの演奏を思い出します。
息子さんがお父さんと同様の仕事をされていると言うのは、お父さんの仕事ぶりが息子さんに良く(好ましく)映っていたからではないでしょうか。我が家では逆で、というか、家内のやって来たことに近いことをやっています。
今朝は、サクランボの満開後二週間の消毒を予定していましたが、残念ながら雨降りでできませんでした。仕方なく、上着をはおって机に向かっております(^o^;)>poripori
ストコフスキーの「シェエラザード」、LPでも持っています。HABABIさんご指摘のように、音がゆがみます。フェイズ4録音はこうなのかな・・・とLPの時代から思っていました。演奏はとても面白いんですが、録音は少し変な感じではありますね。
次男坊が同業になったのは、おそらく親父の仕事がよっぽどラクに見えたのでしょう。反省しております・・・・(汗)。しかし、元気にやっているようで、それはそれで有り難いことだと思います。それに共通の話題が多いので、息子の方は何かと便利に思っているようです。親バカですがσ(^◇^;)。
当地は初夏の天気、心地よく今ジョギングを終えてきたところです。緑の風にバラの並木道、気持ちよい季節ですね。
ストコフスキーの「シェエラザード」は面白い演奏の定盤でした。ホンマに好き放題、でもあざといくらいの方が、この曲には合うような気もします。
サクランボの消毒・・・・ああ、山形の風景が浮かんできます。友人は天童で元気にやっていると、先日連絡をくれました。
ミュンシュのビゼーなどもありましたがどうも録音エンジニアがポピュラー畑の人だったようです。
しかしストコフスキーの「シェラザード」は楽しいということでは定番ですね。
ロンドン~DECCAのフェイズ4録音、懐かしいですよね。1960年代後半から1970年代前半でしょうか、DECCAのLPはフェイズ4が多かったです。ストコフスキーやアンセルメのLPでボクも何枚か持ってます。
エンジニアはポピュラーの人だったんですか・・・・なるほど、何となく妙な音がするのが納得できました。
ストコフスキーのというか、ストコじいさんの「シェエラザード」は於いてますます盛ん、ホンマに楽しい演奏です。聴いていて、ほほえましくなってしまうくらいですが、でも懐かしさもあって時々取り出しています。
ストコフスキーのレコードは面白いですよね。このシェエラザードや幻想交響曲はとても面白いです。そういえば、チャイコフスキーの5番もやりたい放題の演奏でした。
こういう指揮者は今はいなくなってしまいました。大衆へのサービス精神でいっぱいの指揮者だったんでしょうね。面白くてわかりやすい・・・・という演奏だったと思います。
ケバケバしい・・・・言い得て妙ですね。