(本頁は「2023年7月4日、鳥海山・笙ヶ岳(2)」の続きである。)
長坂道Т字分岐に到着した。
昨年の今頃は、ニッコウキスゲでイッパイだったが、今年はどうしたことか、全く咲いてなかった。
長坂道Т字分岐。今日の様子。手前に咲いているのはミヤマキンバイ。
参考までに昨年7月8日の様子。
今年に戻って、ヨツバシオガマとミヤマキンバイ。
チョウカイアザミの蕾
今日は時間があるので、御浜、そして扇子森まで行ってみることにした。
今回のマップ
コバイケイソウとバックに鳥海湖
鳥海湖を見下ろす。鳥海山は雲に包まれてしまった。
笙ヶ岳を振り返る。
御浜付近で見た花たち。今の時期は黄色い花が多かった。
ミヤマキンバイ
ミヤマキンポウゲ
ホソバイワベンケイ
キバナノコマノツメ
アオノツガザクラ
秘密の場所でチョウカイフスマ。
折角なので、扇子森まで上がってみた。
上る途中に見えた鳥海湖と鍋森
扇子森山頂にある岩のベッド。さすがに今日はこの上で昼寝してる人は居なかった。
ミヤマウスユキソウ
ミヤマウスユキソウをもう一枚。
扇子森から笙ヶ岳方面を望む。
扇子森、御浜からの下山にあたっては、雪渓を通らず、ストレートに賽ノ河原、鉾立を目指した。
よく整備された石組の登山道だが、次のイワカガミを撮影した直後
イワカガミ
足がもつれて転倒した。そして右足の膝下を岩に強く打ち付けてしまった。
ここ数年、怪我には縁がなかったのだが、今回はどうしたことだろう。
(抗血小板薬等を服用している割に)出血はひどくなかったのだが、
足の痛みはひどく、その後の歩行には難渋した。
翌日、念のため、整形外科を受診したところ、
さいわいにも骨は何ともなかったが、傷が塞がるまでには一週間以上かかってしまった。
こちらにも年齢を感じてしまう。
怪我してから撮ったミヤマツボスミレ
鉾立が近くなって稲倉岳
駐車場が見えて来た。無事ではなかったが、なんとか下山出来た。
今回の鳥海山、登山前には車の左ドアミラーを破損、
下山時には自らの右足を負傷。
もう年齢だろうか。今回は運転力と脚力、両方の衰えを痛感した山行きとなった。
以上。
しかしながら、転倒の後もしっかり花の写真を写されているところは天晴れです。
下山時、尻餅をつくことはよくありますが、前向きに転倒し、
膝を打つのは自分としても珍しい転び方でした。
下山後はすぐに親戚の葬式、その後は長雨続きで最後は秋田地方、
記録的な大雨に見舞われ、山に行けない日が続いております。
クマも怖いです。これからは慎重な山歩きに努めます。