モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2023年10月14日、鳥海山北面紀行(2)

2023年10月26日 | 鳥海山/祓川

(本頁は「鳥海山北面紀行(1)」の続きです。)

行く手に鳥海山の山頂部がちらちら見えて来ると、坂道(タッチラ坂)も終わりに近づく。
手前の樹木も紅葉していて、嬉しい気分になった。

賽の河原手前の紅葉






賽ノ河原は、年によっては9月まで雪の残ることがある。本ルートでは、有数の雪渓だ。

 今年は8月30日には完全に消えていた。 ⇒ こちら参照。
 昨年(2022年)は9月5日にもまだ残っていた。 ⇒ こちら参照。

賽ノ河原を目の前にして、これから辿るルートをなぞってみた。

賽ノ河原雪渓跡地を登ったら、次は御田、康ケルンのある鞍部を越えると、七ツ釜、そして・・・

 






雪渓跡地を
登り切ってから、上から眺めると・・・

(厳密には下山時に見た景色)



雪渓跡地付近の紅葉。今回はこれが最後の樹木紅葉となった。




樹林を潜って、更に進むと、草原に出る。此処では、いっときだが、木道を歩く。

ここは御田の下の草原で、夏場は花が多かった。




いよいよ七合目・御田に到着。




少し登ると、池塘がよく見えて来る。




ここからはにかほ市の下界も見えるが、個人的には白い針のように立つ風車が気になる。
今登る斜面は、真夏まで雪渓に覆われていた。
斜面を登り切ったと思ったら、目の前にまた新たな斜面が現れた。




斜面には岩がゴロゴロ転がっていて、とても歩きにくい。

昨年9月5日はここで足が反乱を起こし、えらく難儀した記憶が有る。
斜面上部から来し方を振り返る。先ほど歩いて来た御田の草地や祓川の竜ヶ原湿原が見える。




上向きの矢印を越えたら、猿倉からのルートが合流する。

 

                                             康ケルン

そこには康ケルンがあり、すぐ下に避難小屋もある。

この先、雪渓が融けた跡地に草原が広がっている。
ここには鶯平という名が付いているようだ。

鶯平のながめ。右奥の山は八塩山。



足弱の私はいつもここで長休みとなる。
それが終ると、七ッ釜の奇観になる。

七ッ釜。溶岩が浸食された渓谷。



七ツ釜の渓谷と鳥海山を一緒に撮るのは至難の業だ。

溶岩のうねりの中を登って行く。

 



御田から七ッ釜、康新道分岐にかけて見かけた草紅葉や実姿などを列挙。

チングルマの草紅葉



アオノツガザクラの実姿
 

                                          チョウカイアザミの古花

ハクサンシャクナゲの秋姿



エゾオヤマリンドウの残り花
 
                                         ミヤマアキノキリンソウの残り花



鳥海山北面紀行(3)」へ続く。


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2 コメント

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Unknown (おんせんたまご)
2023-10-26 08:52:28
鳥海山は3回とも夏。
湯の台からと鉾立からのコース。
この記事を見たら秋にも登ってみたくなりました。
体力がある内に…
返信する
おんせんたまごさんへ。 (モウズイカ)
2023-10-26 09:41:58
コメントありがとうございます。
本コース(祓川コース)は登山口がもろ秋田になるので、
宮城や山形からは遠く感じるかもしれませんね。
しかし七高山山頂をめざすには最も早く登れるコースです。
夏場は雪渓歩きが多いのに花は少ないので、私は紅葉時期ばかり使っています。
ただ今年は紅葉が不発でした。夏場の高温障害のせいだと思います。
来年に期待しております。
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