(本頁は「晩秋の鳥海山逍遥と八塩山登山・前編」の続きです。)
八塩山山頂台地には、鳥海山の眺めの他にもうひとつ素晴らしいものがある。
それはブナの美林だ。
今回、ブナの木は既に落葉していたが、
白い幹や枝先は美しく、厚く積もった落ち葉を踏む感触もとてもいいものだった。
この時期は、低木の芽や草木の実を鑑賞するのも愉しい。
オオカメノキの冬芽、特に花芽の方はひょうきんで可愛らしい。
オオカメノキの花芽
ウサギさんに喩える人も多いが、私はウルトラマンの飛行スタイルを思い浮かべてしまう。
こちらはオオカメノキの葉だけの芽。
木や草の実
サワフタギの実
ツルシキミの実
エゾユズリハの実
ツルアリドオシの実も可愛い。
山頂台地の端っこに行くと、北側や東側の山並みが見え、ときには岩手山も望まれるが、
今日は視程がイマイチで近場の保呂羽山くらいしか見えなかった。
保呂羽山
このところ下山にはいつも風ぴらコースの急坂を使っているが、
今回は古い瘤ブナのある迂回路をゆっくりと降りてみた。
参考マップ
急坂への降り口
右上は迂回路の途中で見かけた変な植物。ギンリョウソウの芽出しと推定した。
古い瘤ブナ
オオカニコウモリ
風ぴらの谷間に降りたら、意外な植物に出会った。
それはアズマシロカネソウだった。
この花は春の五月に咲いたらすぐ枯れるものだとばかり思っていたので、
こんな晩秋に、残り花や実を見るとは夢にも思わなかった。
アズマシロカネソウ
アズマシロカネソウ
フユノハナワラビ?
イワナシの花芽とオオイワウチワ
ヤブコウジ
以上。
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