今年の秋田は八月になっても梅雨が明けず、雨降り続きだった。
鳥海山には本来ならばお盆期間中に来るつもりだったが、天候不順でままならず。
やっと「晴れ」の予報が出ていた18日、鳥海山に向かってみた。
この日、御田ヶ原から見た鳥海山
下界は晴れていたが、鉾立(登山口)より上は ↓ をご覧の通り、ガスで何も見えず。
おまけに小雨もぱらついて来たが、予報を信じて歩き出した。
鉾立登山口から歩いてすぐの樹木トンネル
鉾立から長坂道稜線までに見た花はほとんどが水滴に包まれていた。
賽ノ河原から河原宿、長坂道稜線までに咲いていた花たち。
エゾシオガマ
イワショウブ コバギボウシ
キンコウカ
チョウカイアザミの群生。
チョウカイアザミはチョウカイフスマと並ぶ鳥海山の固有種だが、さっぱり綺麗ではない。
ヒトツバヨモギは固有種でも何でもない。地味な花ゆえ、敬遠されがちなので、たまには登場してもらおう。
チョウカイアザミ ヒトツバヨモギ
長坂道稜線のお花畑(7月30日はこちら)はハクサンシャジンやトウゲブキなど
綺麗どころはほとんど終わり、寂しくなっていたが、
新たにミヤマアキノキリンソウやオクキタアザミなどが咲き出していた。
初めはガスで何も見えなかったが、徐々に晴れて鳥の海も見えるようになった。
鳥の海と手前にコバギボウシ
ハクサンシャジンの残り花
ミヤマアキノキリンソウとトウゲブキの残花。
ネバリノギランとミヤマアキノキリンソウ
オクキタアザミ
オクキタアザミはアザミではなく、トウヒレンの仲間。触っても痛くない。
地味だが、鳥海山以外には焼石に少しだけ有る珍しい花(よく似たナガバキタアザミは早池峰山に有る)。
オクキタアザミ ウメバチソウ
御浜から御田ヶ原に登る途中のお花畑。前回に較べ、花は少なくなっていた。
振り返ると鳥の海と鍋森。
御浜から御田ヶ原に登り出したら、ドンドン雲が晴れ、鳥の海もよく見えるようになった。
鳥の海と鍋森
御田ヶ原ではいっとき、鳥海山の全貌が見えた。
登山者は皆、山頂を目指して行ったが、へそ曲がりの私は右折して千畳ヶ原に向かう。
御田ヶ原から見た立派な鳥海山
ここは登山者の姿を入れないで撮影するのがなかなか難しい場所。今回は珍しく途切れてくれた。
御田ヶ原で見かけた花たち。
ハクサンイチゲの残花。雨のせいで一部透明化していた。 ミヤマリンドウ
エゾオヤマリンドウは咲き出したばかり。 トウゲブキ残花
ミヤマアキノキリンソウ ウゴアザミ。こちらは歯の棘が痛い。
御田ヶ原分岐を右折。千畳ヶ原方面に行くために鳥の海(鍋森)へと降下するが、人は誰も居なかった。
鳥の海(鍋森)へと降下する道。
振り返ると、鳥海山の形が大きく変わっていた。
鳥の海分岐付近から見た鳥海山。
「千畳ヶ原」へ続く。
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