(本頁は「花の記憶(1)七月中旬編」の続きである。)
2011年は八月にも八幡平に二度来ている。
まずは八月上旬から。
秋田八幡平スキー場のヤナギランはまだ咲き残っていた。
この花は開花期間が長い。たぶんお盆過ぎまで咲いていることだろう。
近くで見かけたのはヤマブキショウマ(バラ科)。
科は違うが、ユキノシタ科のトリアシショウマがよく似ており、いつも識別に難儀している。
今回は識別ポイントになっている葉も撮っておいた。
八幡平の上の方、藤七温泉の手前まで来たら、
ここでもヤマブキショウマを多く見かけた。高所なので花はまだ咲き出したばかりだった。
近くのお花畑を巡ると、
前回は咲き出したばかりだったニッコウキスゲが今回は最盛期を迎えていた。
ニッコウキスゲ
コバノトンボソウ
(右上)ミヤマキンポウゲ。白いセリ科はたぶんハクサンボウフウ。
ミヤマキンポウゲとカラマツソウの混生
カラマツソウ単独の群生
他に見た花達
エゾシオガマ
(右上)ヨツバシオガマ
トウゲブキ
(右上)ミヤマコウゾリナ
この年は同じ場所を八月下旬にも訪ねている。
この日はハクサンシャジンやゴマナ、ミヤマアキノキリンソウ、ヒトツバヨモギなどが咲いていた。
他に咲いていた花。
ウゴアザミ
(右上)オヤマボクチ。バックはウゴアザミ。
ミヤマセンキュウ
(右上)シロバナトウウチソウ
コバギボウシ
夏も終わりなので、イワイチョウの紅葉(黄葉)が始まっていたが、
遅れて咲いた花も一緒に見られた。
(右上)イワイチョウの遅れ花
この日は大場谷地にも立ち寄っている。
「晩夏の大場谷地」へ続く。