もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

1枚の絵から

2017年12月02日 09時03分45秒 | 日記
 一昨日は曇り後雨、昨日は1日中曇り空。2日間とも気温が低く、とても出かける気にはならなかった。

 玄関と廊下の壁紙を張り替える予定なので、水槽を移動しなければならない。そこで、一昨日昨日と水槽掃除をした。4つあった水槽を2つにすることにし、全部の掃除をするのに2日かかってしまった。

 そして、昨日、壁紙の注文をした。2,3日うちに届くと思うが、届いたら作業に入るつもりだ。

 今日は朝から快晴。昨日から12月、師走だ。

 澄み切った青空を眺めていたら、先日見てきた日展の作品が頭に浮かんできた。

 特にたくさんあった作品の中の1点、浜辺に打ち寄せられた流木を描いた油絵が忘れられない。あの絵を見た時、何とも言えない気持ちが湧き、暫く絵の前に佇んでいた。



 朽ち果てた流木も、昔は青々とした葉が茂り、すっくと空に向かって伸びていたことだろう。冬の寒さに耐え、春の陽光を浴び、夏の日差しに喜び、秋には葉が紅葉したかもしれない。そして、年を経るごとに年輪を重ねてきたことだろう。

 それが、ある日のこと、台風か何かのために倒れてしまった。ところが、そこで朽ちるのではなく、洪水か何かで海にまで運ばれた。そして、波間を漂い、この海岸に打ち寄せられた。葉もなく、小枝もなくなり皮も剥げてしまった姿を砂浜に晒している。

 静かに打ち寄せる波の音だけが聞こえてくる。砂浜でじっとして動かない流木。白くなった流木は、まるで骨のようだ。

 そんな流木の来し方を夢想しながら眺めていた。木の一生も、人の一生も同じだ。目の前の流木と今の自分の姿が重なって見えてくる。

 作者の技量も大したもので、写真のように実に細密に描かれている。作者がどんな思いで描いたのかは分からないが、できることなら会って話が聞きたいところだ。

 日展の作品はプロというよりも素人の人の作品がほとんどだ。そこに惹かれ、来年も、必ず見に行こうと思っている。

 今日は、午後から所属する会の忘年会だ。少し早い気もしないではないが、久しぶりに知人と会い、楽しい会話ができることだろう。

 

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