538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

Kick the Cock

2011-07-31 22:45:54 | 洋ピン
イタリアのエロおやじ
ティント・ブラス監督が2005年に作った
16分のショートフィルム

昨日「ブラックスワン」鑑賞後に
新宿のディスクユニオンで
米BRの輸入版「イマージュ」を購入した
ついでに「ティント・ブラスの白日夢」の米BRがおいてあり
なんとこの映画と2枚組だったために一緒に購入してきたもの

出演はスカートの尻の部分を切り取り
上半身は裸エプロンの
アンジェリータ・フランコという女優さんが
キッチンの流しでチョロチョロしてるのを
後ろからティント・ブラスが
トレードマークの葉巻咥えながら
けつの割れ目を見てるというだけの映画

ストーリーはないので
エロ目線のイメージビデオみたいな・・・
っていうかこの16分のショートフィルムに
さらに10分程度のメイキングまでついてる

ティント・ブラスさんこのショートフィルムで
映画並みのクルーを組んでるんですねぇ
絶対的にお金を出してくれるPがいるんですねぇ
このショートフィルムの上映イベントも行われてみたいだし

基本シノップスというか
スクリプトとして
アンジェリータさんの名前がクレジットされてました

そういえばティント・ブラスさん
3Dの「アバター」がヒットした時に
3Dでエロ映画撮る・・・っていきまいていたようですが
いったいどうなったんでしょうか

ブラックスワン

2011-07-30 21:32:40 | 洋画
昼だけですが新宿武蔵野館でまだ公開されていたので
見に行ってきました。
土曜日の昼、夏休みの映画がたくさん公開されてるので
お客さんの入りはあんまよくないのに
いまだ公開してるって言うのはやっぱ
ナタリー・ポトマンのアカデミー女優賞の効果でしょうか

いや、びっくりするくらいのホラー映画でしたねぇ
いわゆるサイキックホラー
最近年食ってきてるんでホラーがあかんようになってきてまして

逆剥けの皮をベリってあそこまで・・・
そしてバーバラ・ハーシェーがポートマンの爪を切る
鋏の音と・・・深爪
もう1回というか、今度はポートマンが
自分で爪切りして案の定深爪切って血を・・・
もうこっちの神経まで逆なで

っていうか、これこそ監督さんのダーレン・アロノフスキーの
思うつぼ  ってやつですよねェ
さらに、劇中のニナと同じように
こちら側にも幻想なのか現実なのか
曖昧に表現してるし

最近は個人的なタトウーは映画界でも
ある程度許容されてますけども
バレーカンパニーでは許されてるのかしら
って思うほど背中にタトウー入れてるミラ・キュニス
奔放な役どころとマッチしていて
いうことはないんですけどもねぇ

ナタリー・ポートマンもオナニーとレズシーンで
ある意味「レオン」からのイメージ脱却ですよねぇ
ってか、これでアカデミー受賞したとか(嘘

ま、ラストのバレーシーンでブラックスワンの両手が
羽根になってしまうのは映画的お約束ですが

映画のクライマックスと
劇中バレーのクライマックスをシンクロさせることで
映画のカタルシスを構成するなどかなりにくい演出

プライベートではモニカ・ベルッチの巨乳を
そしてお仕事ではナタリー・ポートマンの微乳をもみしだく
ヴァンサン・カッセルはうらやましすぎ


ってことで(爆

エンドゲーム~アパルトヘイト撤廃への攻防~

2011-07-29 21:53:52 | 洋画
劇場未公開のDVDスルー作品だと・・・思ってましたが
NHKBSでOAされてるようですねぇ

南アフリカのアパルトヘイト崩壊のおはなし
っていうかマンデラ氏釈放までの
アパルトヘイト撤廃にいたる過程の
政治裏面というか水面下での
話し合いを一人の英国企業のサラリーマンが
トリモチしていたとは・・・

マイケル・ヤングという人物を
もう少し掘り下げた映画なんか作っても
面白い作品ができるんじゃないかっていうような
人物だとおもうのですけども

彼が冒頭入っていく隔離地区って
「第9地区」で見た隔離地区ですよねぇ

2009年イギリス製作
ピート・トラヴィス監督作品
ウイリアム・ハート、キウエテル・イジョホー主演
で、かなりまじめにドキュメンタリタッチでドラマ化

ドキュメントということなのでしょうか
監督がカメラをあえて手ぶらにしたりフォーカスしたりと
一人で楽しんでるような映像がちょっと気になりますけども

事実しかそこにはありませんので
ほとんど山場もなく淡々とストーリーが紡がれる
そのアクセントとしてカメラワークにこだわったのでしょうか

ていうかネルソン・マンデラさんが
娑婆との通信手段とか、
時の政府がマンデラ攻略のさまざまな懐柔策とか
結構楽しく見られるトコロもあったりして

103分の尺でちょっとしんどかったけども
山場としてネルソン・マンデラの釈放シーンは
ちょっとカンドーしますよ




博奕打ち 流れ者

2011-07-28 22:29:27 | 邦画
鶴田浩二の博奕打ちシリーズの8作目
このあとにあの名作「博奕打ち いのち札」が同じ山下将軍で
作られるんですねぇ
血の海の盆茣蓙の片鱗がチラっとこの映画でも

って、ラスト藤純子さんの鶴田さんにもらた櫛が
血を比喩したような真っ赤な床に落ちて割れるんですね
おもわず「よしっ」ってみてるこっちが
TVモニターの前でガッツポーズ(笑

この映画ソフト化されてないんですよねぇ
多分VHSでも・・・てことで
東映チャンネルでエアチェックしておいたものを鑑賞

タイトルまんまいっぽんどっこの旅人の哀歓を描いてる
多少鶴田浩二が時折呆けた表情を見せるのが
気になりましたけど・・・
その表情が旅人の哀歓を演出されていたのかもしれませんが

鳥居元宏、志村正浩脚本
山下耕作監督 1970年東映作品
東映の着流し任侠映画爛熟期の作品になるのかな
プログラムピクチャーとしてはちょと長めの100分の尺がある

普段のプログラムでは悪役としての活躍が多い
内田朝雄が鶴田浩二が旅の草鞋を解く親分に
やっぱ最後は死んでいっちゃうのねぇ

天津敏さんは上手ですよねぇ
プロローグでの小物的なずるさと
後半悪の貸元としての貫録と
しっかり演技使い分けてるし・・・・

若山富三郎さんはラストの殴りこみだけのご出演でしたけども
左手1本だけでの殺陣 さすがデス
本編中で右手使えない理由の説明なんもありませんでした

旅人の所作・作法・仁義をしっかりシノップスに組み込んで
いつもどおりのガマン劇
それに藤さんとの愛情劇をからませてますけども
マキノ監督ではないので割とあっさりしてますたねぇ

グリーン・ホーネット

2011-07-27 23:22:49 | 洋画
ちょっと淡々とした映画を見続けましたので
なんかノー天気なアクションがみたいな
と、BRの「グリーン・ホーネット」をレンタルして来ました

ってかラストのクレジットロールの
スタッフクレジットがセンター中心に
左右に広がりを見せてるのをみるまで
この映画3Dだったなんて気づきませんでした

ってことで2Dで十分に楽しめる映画です
「グリーン・ホーネット」って言ったら
やっぱカトーでしょう
リアルタイムで見たことはありませんがTVシリーズでは
Mr.カトーはブルース・リーですよねぇ

こんだけMr.カトーが伝説になってると
ジェイ・チョーもやりにくかったとは思いますけども
それなりに彼らしいカトーだったと

ってかTV版はしっかり主従の関係性がありましたけど
そこは21世紀の「グリーン・ホーネット」
主従ではパートナーというか対等の関係でしたよねェ

ヒロインめぐって恋のさやあてしてるし
ってヒロインになるにはキャメロン・ディアスさん
年食ってませんでしたか?
なんか老けたなぁってみてましたけども(汗

クリスオフ・ヴァルツさんの2本銃身の銃が欲しい
ってか弾倉は一体どおなってるんでしょうか?
銃把だと2本分ですと片手では握れないはず

なんて詮索しないでアクションと
破壊を楽しめばいいだけの映画でしたねぇ
だってエレベーターでブラックビューティ半壊ですもの
銃弾だって貫通しないボディじゃなかったっけ

エンドロールでのTVシリーズへのオマージュには
泣けた

2010年製作 アメリカ映画
みしぇる・ゴンドリー監督作品
セス・ローケン製作・主演
ジェイ・チョー、キャメロン・ディアス主演

真幸くあらば

2011-07-26 23:14:30 | 邦画
昨日見た「小川の辺」で菊池凛子さんより
その存在感を花を見てるだけで具現化していた
尾野真千子さんが気になり・・・

今月の東映チャンネルでオンエアチェックしておいた
「真幸くあらば」を鑑賞しました

そうなんですよねぇタイトルは
有馬皇子の


磐代の浜松が枝を引き結び真幸くあらばまたかへり見む

から執っていたんですね
この後に

家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る

と続く挽歌ですよねぇ
これで私自身が生活してましたから
スムースに万葉歌がでてきちゃいます(汗

死を前にして己の不明を詠んだものですが
そういう引用からでしょうか
刑務所での物相飯などの克明シーンとかは
なんて思ってしまいましたが・・・

面会室のジェラルミンの板がもどかしいながら
淡々と物語は進みます
映画的にこのようなクライマックスをもってくるとは・・・

女の人にとってはこういう映画がやっぱ好きなんでしょうねぇきっと
小嵐九八郎の原作を、鳥山由起子が脚色
詩人の御徒町凧が初メガフォン
製作がなんと奥山和由さん

やっぱこの人映画で時代をリードするというか
時代を読むのが上手なお方
松竹で権力闘争には敗れたものの
映画に観客が何を求めてくるかを十分に心得てる

女性が好む究極の純愛に
男性客をもとりこむ尾野真千子さんの
体当たり全裸オナニーシーンをクライマックスに据えて
男女の観客両方を満足させるという
奥山和由健在でしたねぇ・・・

御徒町監督の登場人物の心象を
風景描写に託すという使い古された手法ながら
切り取られた絵面に抒情をうまく乗せてるとこはさすが詩人です
と言ったところか

聖書を使った秘密文通とか
突っ込みどころもありましたけど・・・
ラストの尾野真千子さんの顔のアップ
というか表情がこの映画すべてを表わしてましたねぇ

小川の辺

2011-07-25 23:08:43 | 邦画
いや~~~これはあかんでしょう
所詮映画は見せもの
この映画は、見せものとしての
毒もなければケレンもない
「必死剣鳥刺し」はまだ血みどろの殺陣や
主人公の濡れ場という
毒やケレン味がしっかり描かれていましたが・・

藤沢周平原作の「海坂藩」モノですけど、それにのっかてるだけ
時代劇ってこんなんでいいのでしょうか
なんか「いい」「いい、よかった」なんて声が
あちらこちらで聞こえてきて
映画館も365日1000円で入場できる方々で4,50人のいり
1800円で入場されてるかたが2割いるかいないか

時代劇ってこんな淡々とした映画でいいのでしょうか
さらにシニアの方々がこんなん見て
時代劇は素晴らしいと感動してるのが
なんともはや・・・
民放TV地上波から時代劇が消えるはずだわ

背景となる景色が絶賛されてますけど
高圧電線やアスファルトやコンクリート建造物を排除してるため
ロケーションはほとんど山の中ですよねぇ
行徳はどっかの時代村と思うのですが・・・
そんな苦労は理解できますけども

道中にわざとらしい旅人いれたり
ってこの時代女二人の旅人って・・・
旅人夫婦?に小芝居させたりと
っていうか東山クンの道中の台詞で映画をほとんど説明しちゃってる

そのわりには藤お父さんの遺書の内容はわからないし
藤お父さんは嫁に硯箱わたして
松原お母さんは娘の着物で娘をおもってる
息子が死んだら自分も死のうというお父さんの覚悟であり
お母さんは兄が妹を斬ることを憂慮してるんでしょうけども
これって無言で二人して嫁にプレッシャーかけてる  って

勝地クンはラストで主人筋に向けて鯉口きっちゃってましたよねぇ
この時代、鯉口きるのは殺意の表明でしかないわけで
主人から切り捨てられる運命ですよねぇ
それを許しているわけで・・・

映画的にカタルシスのない
かったるい映画でした
日中の暑さのせいでしょうか途中睡魔に襲われてしまいました(汗

あ、ひとつだけこの映画でよかったのは
エンドロールで歌聞かなかったことだけでしょうか

ブルーバレンタイン

2011-07-24 20:54:25 | 洋画
こういう映画ってふだんあんま見ないんですが
ミシェル・ウイリアムズのおっぱい目当てで・・・
かなりな不純な動機ではありますが
所詮映画なんて見せもの
こういった動機で映画見たっていいじゃないですか

って、見てるうちに
見なきゃよかったかなぁ
そんな気持ちにさせてくれる映画でした

子どものいる若い夫婦の別れを決める
二日間を描いてる映画ですが
過去と現在をシンクロさせて
ある夫婦の出会いと別れまでを
見てるこっちをタイトル通りにBlueにさせてくれる

まったく救いのない映画ですが・・・
目的であったミシェル・ウイリアムズのヌードも
関係修復の目的で訪れた
ラブホでのシャワーシーンとベッドシーンで
堪能できましたけども

男と女の修復できないまでの葛藤に
こちも呑まれちゃって
って監督さんの映像での語り口があまりに上手すぎ・・・

ラスト去っていく男の背中から子どもがすがりついてく
町中で花火が
その花火の光明の中に二人の恋愛時代の
楽しそうな映像が映し出される

このラストの花火の比喩って
恋愛のはかなさを示してるンでしょうけども
このエンドロールでの花火で観客は救われるのも事実

いや、すさまじい映画を見せてもらいました。

デレク・シアンフランス監督・脚本
ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウイリアムズ主演
2010年製作、アメリカ映画

ぼくのエリ 200歳の少女

2011-07-23 20:20:15 | 洋画
いよいよ、あのヒット・ガールの
クロエ・G・モレッツが12歳のヴァンパイアを
演じる「モールス」が公開される

こっちも一人で8月3日まで待ち切れずに
「Let Me In」のデジタルコピー機能付きBRを購入したりして
ってまだ未開封でヤンすよ
コミックも特典として封入されてるようですけども・・・

こちらは実は日本版見てから開封しようおもうております
本家スウエーデンの方では日本映倫さんが
肝となるシーンにボカシかけてるンで
「モールス」のボカシ対応用に調達したものでして・・・

もう20年くらい前になるのでしょうか
「クライング・ゲーム」という映画
これにはオチとなる完全肝のシーンには
映倫さんボカシいれなかったのに

なぜに今回ボカシ入れてしまわれたのか
そのせいでしょうか配給会社も副題を「200歳の少女」に
しちゃいましたよねぇ

ヴァンパイアは少女じゃないっちゅうとるネン
ま、無粋なボカシというか、映画を損なうボカシは
時代的に女性客に配慮してっちゅうことでしょうか

映画のもってる意味が少女にしてしまうことで
全然ちがってくるのですが
お客さんも純愛を求めて見に来られてるということですかねぇ
それにしては結構エグいシーンもありましたヤン

このDVDもGEOさんでは女性層ターゲットの
ラブドラマの棚に置いてありましたからねぇ
ってホラーですよねェッ絶対ッ

スエーデンの雪景色に真っ赤な血が似合いすぎ
って主役の少年ほんと北欧の人ですよねぇ
肌真っ白だし髪は金髪
引き絵だと女の子に見える

昨晩は予習も兼ねてまた「キック・アス」見たし
今日は昼から本家作品鑑賞したし
あとは、「Let Me In」の公開を待つばかりですねぇ

マリー・フォルサin若草の萌える時

2011-07-22 22:46:05 | 洋ピン
1976年の日本公開に付けられた邦題は
「エクスタシー」
2005年にDVD発売の時に
「マリー・フォルサin若草の萌える時」と
改題されたようですが・・・

マリー・フォルサの「マリー・フォルサin若草の匂い(フロッシー)」
と同じようにタイトルに「若草」をつけたようですが
全然萌えてません
っていうか、何が若草なのか意味不明になるだけ

マリー・フォルサさんは脇役でして
主演はアメリカのポルノの帝王
ハリー・リームスさんの女性遍歴だけの映画
(米タイトルは「For Man Only」)

売れない雑誌記者が
出版社移ったとたん女とやりまくって
出世していくという男の夢物語。

マリー・フォルサさんはその遍歴の女性の一人でしかない
っていうか、マリーさんは出版社の社長の娘。

この映画88分のが日本では公開されていたり
DVDになってるようですが
私は仏版の104分のDVDで鑑賞
って、ハリー・リームスさんの映画だから
ハードコアじゃないですか
「若草の匂い(フロッシー)」では擬似だったマリーさんも
どうやらこの映画では
ハリー・さんのイチモツ入れちゃってるような(汗

そうですよねぇこの後でしょうか
「バタフライ」では擬似じゃなくハリーさんとやってる
ってことで、この70年代には
サンドラ・ジュリアン、クリスチナ・リンドバーグさんや
シャロン・ケリーなかが日本に呼ばれて映画撮ってるのに

マリー・フォルサだけは日本に呼ばれなかったのは
いったいどういたわけだったんでしょうかねぇ
(ハリー・リームスでさえ東映さんで映画撮ってるんですねぇ)

私はそれが不思議でならないんですけども・・・