538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

完全なる報復

2011-07-07 00:37:22 | 洋画
いや面白かった
でっかい宣伝もしないでひっそり公開される
こういう面白い作品もあるんですねぇ
ってあたりまえか・・・・

F・ゲイリー・グレイ監督
ジェイミー・フォクス、ジェラルド・バトラー主演
209年のアメリカ映画
検事と犯罪者の対立のお話

「Law Abiding Citizen」
アメリカの司法取引という制度に真正面から
ぶつかった映画ですねぇ

普通の市民が強盗に襲われ妻子を殺されて
検事がが裁判の勝率にこだわり
被害者の心情をかえりみずに
主犯格の男を司法取引で、わずかな刑に

それから10年
被害者は主犯格の男をコロス
って、映画はここまでで尺の25%くらい
で被害者のおとうさんはあっさりつかまってしまう

ここからが邦題にあるような「完全なる報復」がはじまる
し、司法と取引をもちかけたりと
検事や判事を手玉に・・・
ここいらのやりとりが原題にこめられているんですねぇ

いやはや普通のお父さんだと、あなどっていたら
実はすごい経歴のお父さんだった

そのすごさを身をもって知る検察陣
一人ひとり検察とか、おとうさんの犯罪に司法でかかわった人たちが
死んでいく

お父さんは刑務所にはいっているのにねぇ
10年かけて報復活動に周到な準備を・・・
共犯者は一体誰?

見てるこっちも共犯者をさがしてしまうし
おとうさんに感情移入していく
という寸法

お父さんの正体がバレると
今までの殺しのテクニックがなぜ見事だったのか
なぜ10年後だったのか
すべてが解きほぐされていくんだけど・・・

語り口の上手な映画でしたねぇ
もう少しゴア色が強くてもよかったような