538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

エンジェル・グラディエーター

2009-11-24 20:28:51 | 洋画
日本版旧ヴィデオタイトルが
「エンジェル・ウォリアーズ」で、
女剣闘士もの

剣闘士もののヒット映画「グラディエーター」にあやかって
DVD発売に際して改題されたようですね。

こちらは米版の「THE ARENA」のタイトルで見ました。
ロジャー・コーマン製作の手堅いB級作品

パム・グリアーさん目当てで見たのですけど
どうやら主役はある村のお姫様役の
マーガレット・マーコフのようですけど・・・

ローマ兵が剣闘士の夜伽と
身の回りの世話にと
村から女たちを拉致してくるんですね

いつの時代でもどこの世の中でも
権力者のやりそうなことですが・・・
ある意味人権もなんもない
って、剣闘士の存在が自体人権無視でしたねぇ


剣闘士の戦いに飽きた民衆の求めたものは
って、拉致された女同士の喧嘩(いわゆるキャットファイト)から
女同士の殺し合いを
思いつく

女剣闘士という無理な設定の理屈付けが
面白かったですねぇ

マーガレット・マーコフさんスリムなのですが
パム姐さんと互角にたたかっていたような
って演技ですけどね

手堅く娯楽映画にまとめてはいますけど
大団円で洞窟から抜け出た先が海って
広い海原同様
人間は自由に・・・っていう映画的比喩なのでようけど

主役のお二人もですけど
女優さんたち適度に脱いでくれていますが
エロを期待して見る映画ではなく
ふつうのアクション映画だった。

女番長(スケバン) 感化院脱走

2009-11-23 15:38:45 | 邦画
女番長(スケバン)シリーズの五作目ですか、
1,2はまだ見てませんけど
五作目にして監督がシリーズ生みの親の
鈴木則文から中島貞夫に変わったんですね

したがってというか、かなりイメージが変わった
女番長(スケバン)映画に変貌していた

開巻杉本美樹が京都のまちなかの
小川に飛び込んで
刑事につかまり
感化院に逆戻り

前半は感化院というなばかりの矯正施設で
WIP映画の様相を呈し

後半は五人の女+1の脱走を描いていきながら
青春群像を見せてくれている。

なんだか女版の網走番外地みたいな映画構成に
なってはいるのですけども
前半の感化院では理事たちの不正とかの問題もからんでいたり
しながらも
逃げる5人の履歴の紹介の手堅さもあって
思わずいいホンに仕上がってるな

渡瀬恒彦登場のあたりから
同じ中島作品の「ジーンズブルース 明日なき無頼派」
になんか似てるなぁ

なんて、同じ監督さんだし、脚本にも参加してるし
こっちは開放された日本海の海に
あっちは同じ日本顔側でも
閉ざされた山中に

似てるなっていうのはあくまで個人の感想というか
感覚でとらえたまでですけど

杉本・渡瀬のコンビってこの時代
「鉄砲玉・・・」「とか「大激突」と外れがないのですけど
相性がピタっていう感じで名作作ってますよね

しかし、このあたりからでしたっけ
ハダカはイヤって言って
先細りになっていったのも事実ですけど
今あらためて見ると
演技とかセリフとかどうのこうのの前に
感性としていい女優に仕上がる前に消えてしまったのが
ちょっと残念な気がしたのも事実

叶優子さんが幼子の舎利をボリボリ噛むシーンが
ここいらは東映映画の真骨頂になってますよね

大森不二香さんが懐かしかった。

デボラの甘い肉体

2009-11-22 16:31:20 | 洋画
キャロル・ベーカーさんをイタリア初上陸させた記念すべき作品になるのかな。
「課外授業」とかがイタリア製作作品としては
キャロルの作品としてはゆうめいですけど・・・

アメリカでは「ハーロー」でも見せていないを
この映画で初披露ですからねぇ

キャロルさんは惜しげもなく?
乳房を
っても
ジャン・ソレルとのシャワーシーンと
ベッドシーンで
ほんのチラリ程度ではありますが

それが見たくて劇場に行ってますからね
ハイ・スクールボーイがねぇ(汗

ベッドシーンではイブリン・スチュワートさんと
シンクロするのですけど
イブリンさんもこの映画で
露出させていたのですねぇ

マカロニウエスタンのヒロインで
ハダカで地面にくくられてるときには
ニップレスしていたスチールが
『スクリ-ン』誌に掲載されていて

あぁ、この人は脱がないンだ
と、思っていたのですけど
脱いでたんですねェ

マカロニウエスタンといえば
ジョージ・ヒルトンもいい役所ででてるんですね


イタリアンジャーロの初期作品としては
合格点だとはおもいますけど

映画的にはサスペンスの漸層がかなり甘い
監督に緊張感を画面で演出する力量がなかったのかしらねぇ

脚本でもってる映画なんでしょう
ラストのどんでん返し
さらにもう一ひねり

キャロル・ベーカーのハダカで釣って
キャロルの衣装と脚本で見せてくれてた映画でした。

リアルタイムで鑑賞してる割に
イブリンさんのヌードシーンというか露出を
忘却していたなんて
当時イブリン・スチュワート結構好きな女優さんだったんだけどな(汗

ハンナD物語・肉体の悪夢

2009-11-17 13:45:41 | 洋画
冒頭の帰省列車のコンパートメントで
主人公の少女が
中年おじさんを

ミニスカ開脚や
ノーパンで誘惑
っていうか、いたずらか本気かわかんなけど
股間アップとかしていたり

帰宅したアパートの階段で
アル中実母の若いツバメを
階段パンチラで挑発したりするし

米版のDVDの惹句に
Now Fully Restored  とか
Uncut and uncensored for the firsttime ever in America!
なんてかかれていたりするので

こりゃどえらいことに
と思ったら
麻薬撲滅というか、薬物乱用にたいする
啓蒙映画の内容でしたね。

セックスシーンやハダカをのぞいたら
日本でも厚生労働省あたりが作ってる
薬物乱用禁止の啓蒙用ビデオに合致する内容

それをセックスとハダカのオブラートにくるんで
商業映画として作り上げるヨーロッパ
かなり深刻になってるんでしょうね薬物問題に
ちなみに1985年製作の映画。

主人公の少女の薬物による転落人生のすさまじさ
娼婦になってまでクスリ漬の毎日

収監されて禁断症状がでても、他の娘たちが
肛門にかくしもったクスリで助けて?くれたり

もう、射ちすぎで
射つ場所がないので
はぐきに射ったり、まぶたをひっくりかえしてそこに射つんですが
痛そうで・・・
ここいらのドラッグユースが
アメリカではひっかかっていたのかしらねぇ

厚生労働省の啓蒙ビデオって書いたのは
ラストはボーイフレンドの愛の力で
薬物と縁が切れてハッピーエンド
っていうおさまり方が、あまりにもマトモすぎ。

主人公役のアン・ジゼル・グラス
スレンダーな美人さんで、ハダカも惜しげなく演じられているのは
よかったのではありますが貧乳だったのが
ちょっと残念。



赤い帽子の女

2009-11-13 00:21:06 | 邦画
私事ですが
ちょと8週間ほど入院していたりして
その間にDVDは大量に見ておりましたが
なんだか文章書くのがしんどくて
更新さぼってました・・・

が、ひさしぶり更新です。

渋谷東急(文化会館時代の)でトレーラーは見てたのですが
これはドイツで撮ってるので
ボカシだらけで見る気がしなくて
20数年
見たくてみたくて仕方ない映画でした。
が、気持とは裏腹に
見た後の感想は

臆したか神代辰巳!!
った感じでしたねぇ

神代監督の倦怠とデカダンスって
日本の風土というか土着性があってはじめて生きるのでしょうか

ドイツという風土で性を描いても
そこからにじみでてくる人間の生があふれてきてなかった

思った寄りというか
監督も極力ボカシの入らない撮り方してましたね
ドイツ版のDVDで鑑賞したのですが

永島敏行さんも泉谷さんも若かった
しかしヒロインがあんまきれいではなかったような
気がしたのは私だけ?

ドイツが第一次大戦で敗戦し
ナチスが台頭してくる退廃的な風潮を
外観でえがききれていないしねぇ
ナチスが民間人を兵士に訓練させてるシーンも
あまりに陳腐。

原作は芥川龍之介ということですが、
真贋のほどは・・・