538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

小川の辺

2011-07-25 23:08:43 | 邦画
いや~~~これはあかんでしょう
所詮映画は見せもの
この映画は、見せものとしての
毒もなければケレンもない
「必死剣鳥刺し」はまだ血みどろの殺陣や
主人公の濡れ場という
毒やケレン味がしっかり描かれていましたが・・

藤沢周平原作の「海坂藩」モノですけど、それにのっかてるだけ
時代劇ってこんなんでいいのでしょうか
なんか「いい」「いい、よかった」なんて声が
あちらこちらで聞こえてきて
映画館も365日1000円で入場できる方々で4,50人のいり
1800円で入場されてるかたが2割いるかいないか

時代劇ってこんな淡々とした映画でいいのでしょうか
さらにシニアの方々がこんなん見て
時代劇は素晴らしいと感動してるのが
なんともはや・・・
民放TV地上波から時代劇が消えるはずだわ

背景となる景色が絶賛されてますけど
高圧電線やアスファルトやコンクリート建造物を排除してるため
ロケーションはほとんど山の中ですよねぇ
行徳はどっかの時代村と思うのですが・・・
そんな苦労は理解できますけども

道中にわざとらしい旅人いれたり
ってこの時代女二人の旅人って・・・
旅人夫婦?に小芝居させたりと
っていうか東山クンの道中の台詞で映画をほとんど説明しちゃってる

そのわりには藤お父さんの遺書の内容はわからないし
藤お父さんは嫁に硯箱わたして
松原お母さんは娘の着物で娘をおもってる
息子が死んだら自分も死のうというお父さんの覚悟であり
お母さんは兄が妹を斬ることを憂慮してるんでしょうけども
これって無言で二人して嫁にプレッシャーかけてる  って

勝地クンはラストで主人筋に向けて鯉口きっちゃってましたよねぇ
この時代、鯉口きるのは殺意の表明でしかないわけで
主人から切り捨てられる運命ですよねぇ
それを許しているわけで・・・

映画的にカタルシスのない
かったるい映画でした
日中の暑さのせいでしょうか途中睡魔に襲われてしまいました(汗

あ、ひとつだけこの映画でよかったのは
エンドロールで歌聞かなかったことだけでしょうか


最新の画像もっと見る

コメントを投稿