538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ルンペン怒りのショットガン

2011-07-21 20:20:52 | 洋画


この映画はたして日本で公開されるのかしら
Webで「HOBO WITH A SHOTGUN」で検索しても
何も映画情報はでてこないんですよねぇ
このポスターしか

このポスターにしてから胡散臭いですけど・・・
確実に私は米版のBRで鑑賞しましたが
けっこうエグいんですよねぇ内容が
ほとんどホラー
っていうか、首は飛ぶ
腕はちょん切れる、頭はスイカみたいにバッカーン

ロバート・ロドリゲス製作
ジョン・デイビス脚本・ジェイソン・エスナー監督
ルトガー・ハウワー主演の
グロ・グチャ映画ですから
USAのレイトはNot Rated

「HOBO」直訳すれば確かに「ルンペン」ですが・・・
今じゃ「ルンペン」なんて死語でしかない
グラインドハウスのテイストで「ルンペン」としたんでしょうけども
今じゃ「ホームレス」ですよね

ルトガー・ハウアーさん強いんかと、見てたんですけども
質屋で偶然強盗に出くわして
店の壁に掛けてあった売り物のショットガンで
ここから町のボスと対立抗争に・・・

てか、ボスの息子の武器がアイススケート靴
アイススケートのエッジが本物の刃とか・・・
もう一人の息子は小型の火炎放射器

ルトガー・ハウワーさんも年とっちゃいましたが
まだまだ健在ですねェ
って生身の人間として、けっしてヒーローじゃないですが
強い強い

娼婦のヒロインの姉ちゃんがキレイでした
けど血糊でまっかっか
最近の映画はどうしてもまっかっかにしないと
お客さんもはいらないのかしら
86分の尺で十分でした

「ぴあ」が

2011-07-21 17:07:46 | プライベート
最終刊ですか・・・

時代ですねぇ
紙メディアの終焉なのでしょうか

昔、映画見るのに随分とお世話になりましたが
今はその地位をWebに・・・

お役目を果たしたということなのでしょうけど
ネットだとシネコンとかはカバーできてるけども

ピンク映画館とか
ぜんぜんカバーしてくれていないんだよねぇ

パブリック・エネミーズ

2011-07-20 00:44:47 | 洋画
マイケル・マン監督
ジョニー・デップ主演
2009年のアメリカ映画
BRで楽しもうとレンタルしてきたもの

ウオーレン・オーツの「デリンジャー」のリメイクになるのかな
大恐慌時代の銀行ギャングのおはなしなんですが
ある意味警察機構が広域犯罪に対抗できずにいた時に
連邦法の成立のためにギャング退治をその目的にしてる
捜査人との対立がシノップスのメイン素材にして

それにデップ目当ての女性層確保のために
デリンジャーの恋愛模様を調味料にしてるんですか
男だけの対立の物語だけでも十分に堪能できるとは
思うのですが、21世紀の映画は基本男のドラマじゃ
お客さんは集客できない  ということですか

それにしても、FBI創設のキャンペーンに利用され
Public Enemiesと呼称され、いくら犯罪者とはいえ
問答無用と町中で室内で虫けらの如く射殺されるなんて
ま、因果応報と言ってしまえば身も蓋もないですけども
捜査陣も犯罪者も五十歩百歩ですよねぇ

ということでマイケル・マンは
デリンジャーとビリーとの恋愛をフューチャーすることで
犯罪者も人の子であると言いたかったんだと思うのですが
って、ラストシーンは女性に共感されるでしょうねぇ
それにしても2時間20分の尺はちょと長い

原題は「Pubic Enemies」ということで複数形です
映画前半では射殺されるだけでプリティボーイ・フロイド
デリンジャー一味のベビィフェイス・ネルソンとか
登場させてるのですね
したがって、ジャパニーズタイトルも
「パブリック・エネミーズ」と複数形に・・・
と、へんなところで感心してしまいました(爆

新宿アウトロー ぶっ飛ばせ

2011-07-19 21:36:20 | 邦画
原田芳雄さんの訃報に接した
「大鹿村騒動記」が遺作になってしまわれました。
ってか、「大鹿村・・・」の完成試写会に車いすで
出席された姿をTVのニュース番組で拝見して
異常なやせ方に・・・これはあかんやろ・・・って

私もこの5月5日に友人を膵臓がんで失ったばかりで
その時と同様なやせ方でしたもんねぇ

早すぎましたね71歳とは
今月は「大鹿村・・・」の公開
シネマヴェーラでATG特集
シネパトスで梶芽衣子さん特集とかで
原田さんの映画が

そしてCSでは7・8月「大鹿村・・・」記念で
原田さんの自薦映画特集されてますねぇ

ということで、CS日本映画専門チャンネルでエアチェックしていた
「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」を急きょ視聴

これはダイニチ映配の配給だったんですね
渡哲也さんと同列主演ですか
監督は藤田敏八さん
1970年日活作品
日活ニューアクションの1本ですか

原田さんもジープがよく似合う
ってか冒頭渡さんを追っかけて・・・
横浜追いついた時、顔真っ黒
多少コミカルはいってますねぇ

成田三樹夫さんがカッコよすぎます
梶さんキレイすぎます

みんな若かったんですねぇ
やくざ映画でもなく、暴走族映画でもなく
そういうところがニューアクションなんでしょうねぇ多分

地井武男さんがクレジットされていたのですが・・・
ラスト台詞もなくただ撃たれちゃう

映画も登場人物のキャラも軽い映画でした。
って原田芳雄がひたすら原田芳雄のキャラで
主人公を演じていただけの映画でしたねぇ

日本映画チャンネルでは自薦傑作選で
8月は御子神の丈吉もOAされるようです。



合掌

終電車の死美人

2011-07-18 00:44:36 | 邦画
CSの東映チャンネルでエアチェックしていたものを視聴
1956年東映作品
小林恒夫監督作品
朝日新聞記者の白石吾朗に森田新が脚本

いわゆるTV刑事ドラマの金字塔「七人の刑事」の原型となった作品
というか、東映さんのシスタームービーのドル箱
「警視庁物語」の原型作品といってもよい伝説ムービー

事件が起き、捜査一課の刑事たちが
地道な聞き込み、参考人の尋問とか
ヒーローがいない集団群像ドラマですよねぇ

いかにもな探偵さんが登場して
快刀乱麻の推理劇とは違ってるところが
当時の観客には新鮮だったんでしょうねぇ
だから「警視庁物語」に発展していったんでしょう
筋立てもたてやすいし・・・

でも、いまじゃ刑事さんの動きに科学の裏付けがありますけど・・・
今の時代からみてると
指紋照合も肉眼で一つ一つ照合していく・・・
アナログですねぇ
って、それでいて地道に犯人にたどりついていくんです
ジャパニーズポリスは優秀です

56年の電車は終電でもあんまりこんでないし
切符が硬券なんですねぇ
窓口手売りで売った方も三鷹まで2枚とか覚えていたり・・・


刑事さんたちも被害者のロケット素手で持って
みんなでまわし見したりと
捜査も結構荒い

93分の尺で
次から次に参考人が登場して来て
あきさせてくれないけど
やっぱテンポが・・・

三鷹とか池袋のロケで当時の状況も・・・
「ALLWAYS」のCGで現代によみがえった街並みより
具体性があって・・・当時の街並みって
平べったかったんですねぇ

っていうか冒頭の有楽町の駅ってほとんど今と変わってなかったのが
奇跡といやぁ奇跡ですねぇ

アイアンマン2

2011-07-17 00:00:08 | 洋画
2010年アメリカ映画
監督も「アイアンマン」と同じジョン・ファヴロー
「アイアンマン」はジェームス・ダウニー・jrそして
グイネス・パウトローというキャストに
謎の美人秘書としてスカーレット・ヨハンセンが加わり
敵役にミッキールーク

「レスラー」でもすごいタトウー見せていたルーク様
こんどはPCいじるシーンがメインであるんですけど
指先まで刺青でしたねぇ

電気ムチみたいなのでモナコGPに殴りこむシーンが見せ場
なんせ電気ムチ一閃で
F1が真っ二つに・・・

パワードスーツもヴァージョンアップされていたり
2体が共同して悪と戦い
って、敵の鉄人が軍団で襲ってくるんですねぇ
内容もパワーアップしてきてます

シリーズものの2の宿命なんでしょうねぇ
パワーアップしてる割には
そんなに面白くないんですよ

こういうヒーローは明るくノー天気でないとねぇ
アイアンマンの生命線というか
パワーの源アーク・リアクターによって
自分の命を削ってしまうアイアンマンが
煩悶して飲んだくれるという心理的な葛藤を
シノップスにいれていて
ちょっとそこいらがテンポをそいでる感じが否めない

ていうか、コミックのヒーローに人間的な悩みは
ある意味不要かと・・・

そこいらをカバーするためでしょうか
スカーレット・ヨハンセンのアクションは
よかったですよ
てか本編のシノップスに「アヴェンジャー」への過程を
組み込んでしまってましたねぇ

ということでエンドクレジットの後には
砂漠に落ちてきたハンマーでしたねぇ
これで「マイティ・ソー」につながる
ってか「マイティ・ソー」って
地球じゃ普通の人でしかなかったんですけども・・・

アイアンマン

2011-07-17 00:00:01 | 洋画
TSUTAYAさんが3月に開店したおかげで
GEOさんが、新作200円、旧作100円を
この3連休限定でオール半額キャンペーン
ということでBRばっか4本ほどレンタルしてきましたが
私の前に並んでたおばはん
リミットいっぱい20枚ほど借りて1000円支払っていたけど
TSUTAYAさんは平常料金での営業ですので
GEOさん大丈夫なんでしょうか

いらない詮索はともかくとして
「マイティ・ソー」のエンドロール後で気になった
「アヴェンジャーズ」
ということで「アイアンマン」をおくればせながら視聴

これも原作はマーベルのアメコミなんですかねぇ
ヒーローと言ってもふつうのおっさんが
自作のパワードスーツを装着して活躍するおはなし

かなり荒唐無稽ではありますが
そんなヒーローをロバート・ダウニィ・jrが演じてる
ってアイアンマンの動きはCGでしょうねぇ
日本みたいな着ぐるみではないと思いますが・・・

グウイネス・パルトローとか、ジェフ・ブリッジス
脇もてがたく固められていて
って、ジェフ・ブリッジスが敵役なんですけど
ひげ面にスキンヘッドでしたので最初はわかんなかった

ま、ラストはパワードスーツ同士での戦闘というか
決闘になるのは必至ということですので
いかに主人公が勝つのかというところまで
2時間強どう見せるかとですよねぇ

この映画にもエンドクレジットの後に30秒くらい
「アヴェンジャーズ」へのトレーラーがついてくるのねぇ

2008年製作のアメリカ映画
監督はジョン・ファヴロー

くノ一忍法

2011-07-16 01:06:39 | 邦画
山田風太郎先生原作ですよねぇ
CSでOAチェックしたものを視聴
1964年東映作品
中島貞夫監督デビュー作だそうで


くノ一忍法で「忍法筒枯らし」っていうのを
記憶していたので初見ではないようですけども
まったく記憶にはない映画でした
千姫の野川由美子さんがかなり美しすぎる

大坂落城の際に
真田幸村の密命をうけて
豊臣秀頼の子種を受けた5人のくノ一と千姫が
家康家臣の5人の伊賀者たちと術くらべをして戦うお話

くノ一忍法のネーミングがアイデアいっぱい
対抗する伊賀者もほぼどうようではありますが
64年ですので主役級のくノ一さんたちは
ヌードっぽい演技ですけどおっぱいも見せてくれない

かなり欲求不満になる映画ですけども
時代的にこれが精一杯なんでしょうねぇ
18禁映画じゃないし

5人のくノ一に
葵三津子・金子勝美・三島ゆり子・中原早苗・芳村真理
5人の伊賀者に
大木実・小沢昭一・山城新伍・吉田義男・待田京介

さらに曾我廼家明蝶・露口茂・品川隆二がからんで
かなり豪華です

そしてびっくりしたのが、なんと脚本を書いたのは
倉本聡さん
こういう仕事をこなしながら地位を築いていかれたのですねぇ
はじめっから名声は得られないということですねぇ

それにしてもくノ一忍法のネーミングなんて
おバカですけど、一理ある設定ではありまして
原作は読んでないので勝手に風太郎先生もさすがだな
と思い込んでましたけど
倉本先生のアイデアも映画の中にはいれられてあったのかなぁ

サンクタム

2011-07-15 00:07:42 | 洋画
パプアニューギニアの岩山にあいた
竪穴洞窟からサバイバル脱出するパニックムービーですか
エグゼクティヴプロデューサーにジェームス・キャメロンが
名前を連ねているんですね
彼の名前だけでヒット間違いない
と、配給会社は皮算用していたところに
東日本大震災

で、9月に公開延期
ま、洞窟内には地下深く海までの洞窟探査をしてるんで
そこにモンスーンでの鉄砲水
水をかぶる  ということで公開延期かと
思ってましたけど・・・

結局皆さん死んで行くのは、ほとんど水による
窒息死
これだったんですねぇ  被災された方々に配慮した本当の理由は

登場人物の死に方が窒息と書きましたけど
死に方がエグいんですねぇ
酸素ボンベを岩にぶつけてパニクって窒息
宙づりのロープが耳にはさまり・・・自ら耳斬って・・・水中に
瀕死の痛みをやわらげるためにあえて水中に抑え込む
とか・・・かなりキツい表現ばっか

鉄砲水が流れてくる恐怖ってのもあるかもしれませんけども
岩が崩れてトンネルふさぐついでに鉄砲水の浸水も防ぐんですねぇ
そうでなきゃみんな逃げる前に死んでるわさ

アリスター・ダリアソン監督作品
2010年のアメリカ映画で
3D映画だそうですが・・・
ほとんど水中映像ですので、はたして3Dにしたのは・・・
って、私は2Dの米版BRでの鑑賞でしたけど
2Dで十分でした。

それなりに楽しめる映画でしたけども
高所恐怖症
閉所恐怖症のかたは見ない方がよい映画でした・・・
テーマは親子愛だったんですか

しかし、窒息死はホント苦しそう
これだけでもうやんなっちゃう(汗

新品のBRディスク¥2000でなきゃ
買わなかったかも

不倫純愛

2011-07-14 00:47:15 | 邦画
「不倫○○」の映画を見続けていこうと
イスラエル・ドイツ合作の「不倫時間」という映画を
見たのですが、これがもうダメ
エロくもない、話はわかんない
主演のおねえやんがブスというおまけまで

ということで、早くも「不倫○○」は挫折
ラストを飾る意味で
嘉門洋子さんのオールヌードで話題になった日本映画
「不倫純愛」
新堂冬樹さんの原作を
井上紀州と監督の矢崎仁司が脚色
2011年公開

開巻膝をまげた形で鉛筆を削る嘉門さん
芯を削る音がなんとも心地よい
最近の子どもは鉛筆を使わない
だからナイフと言うかカミソリで鉛筆を削らすと
鉛筆の先から手元に刃先をむけてくる

ってか、いまどき鉛筆で小説を書く
小説家も多分居ない
そういうところからこの不可思議な
物語世界にはいっていくんですねぇ

津田さんと嘉門さんが消えた小説家を探しに
トンネルをくぐっていくのですが
このトンネルがフィクションというか、
津田さんがファンタジーの世界にはいっていくという隠喩ですか
ラストでもこのトンネルをくぐって現実世界に戻る
今度は奥さんと一緒に・・・

原作は読んでませんけども
上手な演出ですよね

演出と言えばこの映画の肝
濡れ場が長まわしで撮られてましたねぇ
長まわしは普通映ってはいけない部分も映るんで
ある意味カットを細かく決めたりするのが常ですけど
この映画は十分にカメラワークを計算して
カット割りじゃなく固定カメラのパンで処理してました
嘉門さんもヘア露出でよく頑張ってました

そんなこんなで、長丁場の濡れ場の長い尺の割には
エロ度がちょっと薄めでしたけども
寝ても崩れない嘉門さんのおっぱいはお見事でした(爆

津田さんだけの演技が映画を支えていたようですが
オールヌードで体当たりで挑戦するような作品ではなかった
ということで脱ぎ損感の否めない嘉門さんでした

今度、井上紀州さんの監督作「ピラニア」を見て見たい。