538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

陽炎2

2008-09-30 00:04:30 | 邦画
五社英雄監督が樋口可南子さんで作った「陽炎」を
主人公のプロフィールだけをちょうだいして作ったというか
ま、企画が高島礼子さんで通ったと言った方が・・・よいのかも

主人公の胴師になるまでの生い立ちが
この映画のプロローグ
女二人の親子というか姐妹というか
そんな関係が二つの巴となって物語は展開するのですが・・・

松竹作品なので
モノホンを動員して賭場のシーンを演出したという東映さんと比して
どうしてもそこから生じてくる賭場の緊張感とかが
希薄な薄っぺらいものに見えてきちゃうのは
仕方ないのでしょうか?

橋本監督は「一軒家プロレス」しか見たことないので
なんとも言えないのですがね(汗

そんな中で胴師というか女親分を演じてる
小柳ルミ子さんが拾いものでしたね。

さすが百戦錬磨の絵沢萌子さん
ちょっと太めになられて女ゴンゾウを好演
立ち回りもナイスです。

原田芳雄さんも出演されてるんですが
年齢なんでしょうかね
デビュー当時のアナーキーさは消えて
渋味で勝負してましたが
この人収まっちゃうと様になんない

で、高島さん
やっぱこういうイメージなのですね
以降映画ではこんな役回りが多くなっていってますねぇ
女の持つ影をうまく表現されていたような感じなんですが
まだこの時にはそれが哀愁に成長していないのがちょっと残念。

しかし、飽きることなく見られるのが
こういう作品の持つ強みなんでしょうね。
だからOVがレンタル高回転するわけだ。

カバー・ガール

2008-09-29 01:03:50 | 洋画
これこそB級映画。いや完全にZ級映画の見本みたいなゴミ映画。
シノップスもくそもあったもんじゃない。

一応スパイ映画の体裁をとってるのですが・・・
スパイ映画のスッパイ作(スマソ・・・オヤジギャグ・・・寒)

香港が舞台なのでそれなりのカンフーアクションっぽい
アクションシーンは何回かあるのですが
ほとんどしまらない

主人公はアメリカンガールのモデルさん
カメラマンさんと香港ロケに

しかしこのカメラマンさんがお一人で助手さんもいない
屋外屋内も自然光でパチパチ一眼レフで撮影してる
プロカメラマンにしては・・・
というていたらく

モデルさんたちは
というとそれなりにベッドシーンもあるのですが
胸はある程度露出されるのですが
男も女もパンツ履いて絡んでらっしゃる

エロ度も減点対象ですよねぇ。

時代でしょうかマイクロフィルムの争奪戦なんですが
本筋のスパイ争奪戦が思い出したように
インサートされてきて
あとはモデルさんたちの日常のお話のほうが
映画の尺としては長いので

ほんとにゴミの部類に入る映画としか言いようがないし
これ以上もう書けない
けど、一カ所
首チョンパのシーンがあったのが拾いものかも。

思春の森

2008-09-28 00:23:52 | 洋画
カテゴリーを洋ピンにしようか
洋画にするのか
ちょっと迷いを感じましたが、一応洋画の範疇にいれておきました。

ロリータエロ映画といったところですが
そんない屋らしくない映画です。

昨今ロリータポルノ関連の法令がきびしく
この映画も例外なくボカシなくして販売は本国イタリアでもムリなようで

日本でもコロンビアが発売したDVDは回収され、
世間に出回った物はプレミアがついてるようで
劇場にもかからない幻の映画となってしまいました

中古の販売店でも30K以上のプレミア価格で販売されてましたが
こちとら日本版のパイレーツで見ました
多分ビデオをコピーさたものかと
画質荒れていましたものね

それにしても、子供3人に犬1匹しか登場しないのですね
出てくる子供も3人とも全裸だし

二人の女の子も性体験シーンはあるのですが
身体つきが体つきのため淫靡な感じはしませんが・・・

ついこの間「闇の子供たち」を見たのですが
やっぱ未成年に擬態とは言え
ポルノシーンを演じさせるのはいかがなものかなと
エロスというより痛々しさが先にきちゃいます

しかし、三角関係の先に誰かの死がある
というのは読めるのですが
一体誰が・・・って結局最後まで見てしまいました(汗

盲獣

2008-09-27 01:31:10 | 邦画
船越英二・緑魔子主演。増村保造監督大映作品。
石井輝男さんも作られてますが・・・あちらは乱歩2作品を合体させていましたが
こちらは「盲獣」のみ

こういう異常な世界を撮らせたら右にでるものがないのが石井監督ですが
情念からわき出る執念を描かせたら増村監督の右に出る人はいないかも

盲目の演技には定評のある?船越英二さん
実に見事に盲人の執念を演じてましたね
声としゃべりでお二人とも得をしてるのかも

粘着質で相手を説得口調で説き伏せる船越
甘ったるい舌っ足らずの口調で女のエロスを描出する緑

まさにこの映画に出演することが宿命として存在されていたかのようで

美術も大変だったのではないかと思うのですが
壁に打ち付けられた人間の部品の数々

巨大人体の上でのたうちまわる緑魔子
緑魔子さんの小さいオッパイと乳首が
見えそで見えなく
見えなさそうで時折チラ  と

まさにteaseの極地
江戸川乱歩の脳内異常世界を映像化したら
こんなTeaseなんでしょうね

しかし盲目の場合は触覚がすべて
およそ映画とは背反してますが

それを映像で感じさせる手管だったんではないのかな
見事に映像世界に開花させたようですね

千石規子さんがよかった

緑魔子さんといえば
ちょうど石橋蓮司さんと同棲されてた時でしたか
私の家の近所に住まわれていて

ノーブラにTシャツ着用されて乳首がツン
という格好に数回出くわしたことがありましたが
それも今は昔

女囚帝国 陵辱エロチカ

2008-09-26 01:21:21 | 洋ピン
ドイツのセクスプロイテーションです。
監督名はエルウィン・C・ディートリッヒ
日本製DVDには、ヨーロッパB級映画の帝王とか書かれていますが・・・

なぜかジェス・フランコくさい。
けれど彼のフィルモグラフィーにこの作品タイトルは無い。

囚人役の女優さんたちのハダカがハンパなく
からみシーンが多いい割にはエロ度と残酷性が希薄です。

作品中意味ありげに挿入されているが決して意味の無い景色の映像はどう見てもジェス・フランコです。
って、こっちもしつこい

始まりのタイトルクレジットは何故かプロットに関係のない
素人オッパイコンテスト・・・これって何????

南米の独裁国で独裁者に色仕掛けで収容所長になった女性のところに、
売春宿から強制的に拉致されてくる女達
このシーンはジェス・フランコの「LOVE CAMP」で見たような・・・
って完全使い回しです。

囚人の一人にブリジット・ラーエ・・・後に本番ポルノでまくり女優さんですが・・・

女所長さんは立派な両刀使いでした。
女囚とレズります。

ラーエたち女囚の元には毎夜看守が・・・
こんなシーンがえんえんつづきますが、

素っ裸で脱走する女囚たち
果たして彼女たちの運命は、

物語は独裁者がクーデターにより失脚と物語は
女囚からはなれていくのですが

因果応報、自業自得というラストが効いている。のかな???
どんでんがえしが弱い

ピンクならこんなものなのかもしれない。

LOVE MY LIFE

2008-09-25 00:39:18 | 邦画
レズの映画。
といってもいやらしさは微塵も感じられなく
逆に見終わったアト爽快な気分に浸れる。

原作はマンガのようです。
主人公は、泉谷いちこを演じる吉井怜
そしてテレ東日曜深夜枠のTVドラマ「いちばん暗いのは夜明け前」で強面の女デカ長を演じていた今宿麻美さん
二人は恋人同士。

いちこのパパ役はなんとあの石田衣良さん、
ママ役は小泉今日子さという
なんたる布陣。

ネタばれしないといけないのですが
なんといちこのパパはゲイでママはレズ

バイセクシャルなお二人の間に生まれたのがいちこ。

パパの恋人には池内博之。
ママの恋人には秋本奈緒美という豪華キャスト。
従ってパパは主人公二人のレズ関係には好意的であり
応援までしてくれちゃっています。

ってことでラストには吉井・今宿お二人ののヌードのからみシーンもありますが
でてくる人たちがみんなイイ人ばっかで
ものたりなくかつ映画的な山場もありそでなさそうな
毒にも薬にもならない作品ではあるのですが

今日日の映画としてはめずらしく映像や台詞での説明が無く
きちんとした映画文法でしあげているところがよかった。

石田衣良さんのナチュラルな演技に感嘆!!(リリー・フランキーさんも石井輝男作品で主役はられていましたが・・・あれはダメ)

そしてママ役の小泉今日子さんの使われ方もステキでした。

今宿麻美さんの美しさにちょっとヨロっときてますですです(汗

ショーガール

2008-09-24 01:21:03 | 洋画
「氷の微笑」の監督ポール・ヴァンホーベンと脚本家ジョー・エスターハスが描くエンターテインメント。
映画は娯楽
という意味をあらためて教えてくれた作品。

常識派といわれる批評家さんにはボロクソだったようですが
娯楽作品に理屈はいらない
ただ刹那に共感というか主人公に思い入れをできるかできないかで
面白いか面白くないかが決まる
観客を第一に考えて作られた映画だと思う。

ハリウッド映画が好んで使うサスクセスストーリーのシノップスに
日本東映映画の女活劇のエッセンスを振りまいたかのような映画ですから

男女を問わず主人公に感情移入しやすいですよね
だからラストが心地よい

ベガスのショービズの世界のハダカとセックスは
この映画の調味料みたいなもんですね
ちょっとヴァーホーベンの味付けは濃すぎるきらいがありますが
それはそれでよいのでしょう
今までのカレの映画からくらべれば薄口ではありますが

カイル。マクラクレンは視覚的にも人間的にもミスキャストだったような
どこから見てもツィンピークスに・・・
こういう代表作もっちゃうとイメージ払拭が不可能という役者さんもかわいそうです。

主人公のエリザベス・バークレイ
はすっぱな女の子好演してましたが・・・
さすがジーナ・ガーションですね
存在感だけでベガスのトップダンサーになりきってました

カイルとバークレイのプールファックより
ガーションとバークレイお二人のラストキスシーンに萌えました(爆

2時間15分飽きないゴミ映画でした。

新エクソシスト 死肉のダンス

2008-09-23 01:14:41 | 洋画
どうやら「Lisa and the Devil」とほぼシンクロさせて別テイクの映画「the House of Exorcism」を作って公開させたとしか思えない。

主役のエルケ・ソマーが「処刑男爵」の映画にも出ていたので
その時前の作品が評判が悪かったのを、
監督自身が納得いかなくてエルケ嬢の除霊シーンのみ
リテイクしたのかもしれないですが

シンクロして撮影しての別テイクと思えるのがエルケ・ソマーとシルバ・コシナのベッドシーンですね
「リサと悪魔」ではお二人ともハダカにはなってるんですが
カメラ前に景物すえてバストトップは画面に映ってないのですが

こちらではお二人とも胸全開にだしておりました
シルバ・コシナとベット共演してるが
ガブリエル・ティンティ
あのブラックエマニュエルのラウラ・ジェムサーの旦那さんだった人
イタリア映画じゃほとんどエロ専ですものね
カレを使ってる意味が「リサと悪魔」ではわかんなかったですが
これで納得

というかデリートシーンの特典映像にはもっとねちこいカラミシーンがあるんですね
コシナ姉さんがここまでやるとは・・・
日本版ではボカシが入っていた

コシナ姉さんが気になってしかたなかったので
イタリア版を購入して確認しましたが
照明の関係でほの暗くはっきり見えない
そんなシーンにまでボカさなくてはいけない日本の事情って・・・

こっらの映画の方が
「エクソシスト」のパクリとしか評価されないようですが
「リサと悪魔」から比べると数段面白くなってるし
神父を誘惑するために全裸美女がでてくる
というエロプラスだし

東京12チャンネルで見たんですよ  昔、
記憶してるのはエルケ・ソマーがパンツさらして救急車に乗せられるところだけ
鮮明に・・・
しかし水色パンツと思っていたのでしたが  白

クライマッックスのベッドではエルケ嬢は水色パンツでしたので
長い年月の間に同化しちゃっていたようです

日本版のDVDはこちらの映画が特典として収録されているので
タイトルロールとエンドロールがカットされてるという珍現象が

でんきくらげ

2008-09-22 07:15:41 | 邦画
1970年大映製作。
渥美マリ主演の軟体動物シリーズ3作目?だか4作目?

リアルタイムといっても多少タイムラグはあるが製作年度には見てるきがするし、
どっかの映画館で何回かは見てるのだが

渥美マリの独特の台詞まわしと目の演技が印象的なエロティック映画の範疇に入るのかもしれないが
風俗映画といった方がいいのかも
成人指定受けてないから

母親役の根岸明美が好演している
男にだらしがないくせに、子供にはちゃんとした生き方を教えており
それでいて通俗的な女を見事に演じてる

その生き方を見て育った主人公の生き方も
なげやりで生きており流されているようでいてしっかりした
と言うか金にちゃっかりした生き方をしっかり継承してるから
ストリーの展開にムリがない

大映のスター不足というのか人材不足なのか
あいかわらずの川津祐介なんですね
こういう映画には・・・
しかし重宝されてるよな

西村晃、永井智雄とか映画をちゃんと締めてくれてますが
主人公のアパートのセットとかのうらぶれ感はでているのですが・・・
お金持ち西村晃のマンションに高級感がでていなかったのは
なぜだろうか?

もろ出しではなくチラ見せ乳首の
手ブラで胸をギリギリ隠す演技と
下着が上も下も白というのは
やはり時代だったのかな

しかし白い下着に妙にエロチシズムを感じるのは
今も昔も変わらないようで・・・

江戸女刑罰史~女郎雲~

2008-09-21 00:13:43 | OV
ここのブログ開設の第一弾に
「江戸女刑罰史~緊縛妖艶遊女~」を記事に仕立てたのですが
その時はほとんどボロクソに書いていたと思いますが・・・

同じ脚本・監督作品なのにどうしてこうも雲泥の差がついてしまうのでしょうか?

回想シーンはモノクロで無声映画をリスペクトしてるし
タイトルは「女郎雲」って人生流転、流離いの意味を込めて
さらに主人公の商売をいれて
あえて「蜘蛛」を「雲」に転換してる
このセンスオブワンダー

映像的にも
ロケーションハンティングをきちんと行って、
時代劇らしい木橋とか
一本松にお地蔵さん(これはアトづけの作り物でしょうけど)の引き絵
なんて抜群のロケーション!!

江戸の町並みや俯瞰映像の為にちゃんと江戸村借りてるんですよね
したがって目一杯活用していたような・・・
女郎屋さんのお部屋のセットもきちんと組んでるんですよ

前作でちょっと収益があったのでしょうかねぇ

映像的にも随所に映画だなあと思わせる撮り方してるような
映像に深みがかんじられるんです。

と、褒めちぎってきましたが
メインタイトルの刑罰というか
女郎の足抜けの体罰にしちゃ
あまりにもチープだし
朋輩の刑罰はありゃ いわゆる体罰だし
ここいらにもう一工夫あるとすっきりした作品になるようですが

主演の穂花さんは「片腕マシンガール」で
ドリルブラジャーつけてた方ですよね

台詞が廓言葉っぽくなってるので
ちょとまわしづらかったようですが・・・

女郎としてのやさぐれ感がなんともいえぬ味わい
というかほとんど地だったのかも(爆

さすがに子役は芸名というか名前だせないのか
男女ともローマ字表記の名前だけでしたね