538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

徳川一族の崩壊

2012-01-31 22:53:48 | 邦画
1980年製作の東映映画です。
ってかこの映画絶対にソフト化されない映画になってます
ある意味カルトな映画

幕末の薩長の倒幕闘争に宮中を絡ませたお話し
徳川側は会津松平、
長州は桂小五郎、薩摩は大久保利光
なんとこの映画では孝明天皇を殺してしまうンですが
ここいらの描写が巷間では未ソフト化の理由とされている。

東映さんはこの時代、
時代劇の復興を標榜して「柳生一族の陰謀」では
三代将軍の家光の首をはね、
続く「真田幸村の謀略」では家康の首を飛ばした
そしてこの映画で孝明天皇を・・・

映画は所詮娯楽ですから史実をねじ曲げても
エンターテイメントとしての描写なら
なんでもアリで構わない。見る側にちゃんとした
歴史の知識と認識力があればですけども・・・

それなりに見応えのある映画に作りあげた監督は
山下耕作将軍、演出に手堅さを感じます。
脚本は松田寛夫
音楽が黛敏郎さんなんですね

主役は萬屋錦之助さんに松方弘樹さん
孝明天皇を暗殺する方には現千葉県知事

2時間13分の尺の映画でしたのですが
やはり天皇暗殺シーンはカットされてたようで
WOWOWでOAされたのをビデオに録画されている
個人の方からお借りしたものでした
いわゆるHDじゃないけどそれなりにきれいな映像だったし
私自身ビデオデッキがまだ動いてくれて助かりました。

これで一度は見たいと思っていた映画が見れたし
一応DVDにも録画させてもらえましたし
思いはいつかは叶うものですねぇ

緋ぢりめん博徒

2012-01-30 21:48:04 | 邦画
1972年製作東映映画
石井輝男監督作品です。

緋牡丹のお龍さんなきあと
ポスト藤純子の映画が数多製作されたうちの1本ですね・・・
ってか女渡世人が六人も登場してくるけど
土田早苗さんと池玲子さんを除いて
みなさん科白も演技も学芸会並み
いや、学芸会以下ですね

石井監督でも台詞の棒はいかんともできなかったようで・・・
そんな中、藤浩子さんの盲目演技だけが
ちょい此方に響いてきてたのが救いでありましたけど

主演の中村英子さんはどうにかならなかったンでしょうか
多分上のほうが売り出す意図があったということで
ごり押しの主演でしょうかねぇ
石井監督でもどうしようもできなかったようでありました、

せめても脱いでくれればもうちょっと売れたかもしれないけど
脱ぎ専の玲子姐さんも中途半端な役所でしたし
途中からほっぽりぱなしな
石井監督もやる気なくなったのかも
な扱いは・・・

原案が団鬼六さんだからでしょうか?
今までの東映仁侠やくざ映画で避けてきた
女主人公を犯すというタブーを破ってるけど
中村英子さんが脱げないンじゃね

ということで、仁侠女渡世人の映画にも
東映ピンキー路線の映画にも属せない
不思議な属性な映画ということで・・・

お仕事ではありますが
こういう映画で絶対的に力抜かずに
怪演する名和宏さんとか小池朝雄で
かろうじて映画として存在してるわけで
スタジオシステムのプログラムピクチャーならでは
成立しない映画でした。

日輪の遺産

2012-01-29 21:55:34 | 邦画
浅田次郎の小説の映画化
なので一応内容的にはフィクションである
学徒動員の少女たちのこの任務も
任務遂行終了後の集団自決も
どことなく現実的に思えるがフィクションであるが
日本での唯一日本の地土決戦があった
沖縄の姫百合部隊の自決と
かぶって涙を誘う
製作者の意図も多分そこいらにあったとしか思えない
ま、反戦の映画とみておきましょうね。

2010年製作の日本映画
角川映画が配給し、
佐々部清さんが監督してる、
佐々部作品は「チェルソク」と「半落ち」しか見てないですが

この映画丁寧に撮りすぎ・・・
よく言えば丁寧なんですが
悪く言うと丁寧過ぎて映画としてのリズムを崩してる
って思ったのは私だけ?

現代の部分はいらなかったような・・・
八千草さんのナレーションだけでも処理可能ですよねぇ
そして集団自決の場に一人残される
そう戦中だけの劇部分でもって充分いけて
観客にもそれなりに訴求力のある映画になったかな
尺もテンポよく90分くらいで終わるし

やたら長くするって言うのも考えものですよね
ってかこの映画のラストの金平糖や
女子の亡霊たちは映画の御約束ですけど
製作者の泣かせようって意識がちょいうざく感じた

いきなり八名信雄さんが出てきたのには
それとミッキー・カーチスさんのここのところの活躍が・・・

♪出てこいニミッツ・マッカーサー
のメロディが耳から離れないですねぇ

河内残侠伝 軍鶏

2012-01-28 21:14:36 | OV
これも昨日と同じように東映製作のOVですし、
1991年製作で、原作も篠原とおるの漫画
「女囚人さそり 殺人予告」が昨年末にDVD発売されたけど
これはいまだヴィデオのみ、それも廃盤

CSの東映チャンネルでOAされたので録画したので視聴
主演は、いまや国会議員さんの三原じゅん子さん
篠原さんの発想ってすごいですよね
主人公はロスで警察官のあらゆるテストに優秀な成績を修めたけど
河内の侠客の一人娘
父の死で日本に帰ってくる

しかし二つの組織が彼女の帰国を待ってて
どちらも手荒い歓迎を
一つは大阪府警
もう一つは彼女の命を狙う謎の武装集団

府警は彼女を刑事として迎え
武装集団のボスに余貴美子さん

三原さん劇中でのシャワーシーンはボディダブルですが
余さんは、ジョニー大倉さんと全裸のラブシーン

余さんと三原さんの確執がシノップスのメインですけど
かなり大味で先が読める展開と
三原さんのアクションにキレがないので
途中意識が薄くなっていたけど

ラスト黒幕の中尾彬さんがいつのまにか
ほっぽりぱなしで終わってしまってたけど・・・

女囚さそり 殺人予告

2012-01-27 22:02:55 | OV
1991年製作の東映ヴィデオのOVですよね、
監督は故池田敏春
主役のさそりには東スポ映画大賞で、
たけし委員長のエンタメ賞で
カンバック賞を受賞した岡本夏生

そして、さそりを殺し屋に育て上げラスト殺されるヤクザに
いま結婚不履行の醜聞で賑わしてる寺田農

1972年に製作された梶さんの「さそり」への
オマージュに溢れた作品でしたが・・・

東映さんのロゴにかぶる「君が代」
そして日の丸
もうそれだけでぞくぞくしちゃいますけど
岡本さんは松島ナミではないですね、
劇中松島ナミがちゃんとでてきます

つまり20年刑務所に生きていた
それを依頼されて殺しに刑務所に潜入するって
いう設定でした

アップってかロックンロール調の「恨み節」を
岡本さんに歌わしてるけど・・・
喉がちゃんと開かれての歌唱は「恨み節」では
ないのでねぇ!

一応梶さんの「さそり」へのオマージュですから、
岡本さんには、あんま科白を言わしてないので
そう言う意味では、ある意味成功していたようですけど、
岡本さんには裡から生まれてくる凄みはないので
あんま面白い映画とは言えませんですっ。

侵略決戦 エイリアン・パニック

2012-01-26 22:06:21 | 洋画
いやー、これは酷い!
ジャケットの画像がなんだか面白そうなんですよねぇ
トランスワールドのDVDってやっぱ見ちゃいけないようです

プレイヤーがスクイーズ機能のついてない方で見ちゃいまして
モニターの左右にブラックバーが
そして3:4比のサイズの上下ブラックバーがつく
ビスタサイズだもんね

ってか、映画自体が小学生が作ったような
原題は「Predator Island 」です
侵略してきたのは半魚人の着ぐるみのエイリアン
舞台はアメリカの小さな島

そんなの半魚人間なのに無線はダメ、電気も電話もダメ、
ってか夜に電気なし
真っ暗の画面になんか人の動きもエイリアンもハッキリ見えない

科白ですべて語っているンでしょ
電気オチてるのに、なんでTVつくんでしょう
ラストのオチのためのTVですけど・・・

もう物語も破綻しちゃってる
こんな酷い映画ですから途中で止めたくなること必至
2006年製作でDVDスルーに此所までかかったって
邦題の示す通り明らかに便乗ですよね
便乗にしてもこれはジャケットからしても
明らかに詐欺としか思えない

同じように便乗でも「バトル・オブ・ロサンゼルス」のほうが
何百倍も面白かった

ラストクレジットでNGシーンを得意げに流す
こと自体が物凄く腹立たしかったし
こんな映画に一体どんだけのスタッフが関わっていたン?
ってくらい延々と続くクレジットにさらに
むかっ腹が・・・

ラバー

2012-01-25 22:43:53 | 洋画
砂漠の荒野
一本の古タイヤが横たわり、それがいつしか立ち上がる
ただゴムのタイア
それがしずかに回転し

しばらく進むと砂に埋もれたビール瓶が
タイヤはブルブル震えだし
なんと振動波を出してビール瓶を破壊する

夜になるとタイヤは横たわり寝る
翌朝また立って回転を始め移動すると
今度は小鳥を見つけ
振動波で、小鳥を殺す

それがいつしか大きい動物へ、
そしてついには人間に振動波が向けられる

タイヤがモーテルに泊まった姉ちゃんのシャワーを覗いたり
プールで泳いだりの
擬人化されたタイヤが大活躍の映画でした

そして何故か砂漠に寝泊まりして双眼鏡で
タイヤの活躍をウオッチしてる人びとが・・・
彼らが何故にウオッチしているのか
タイヤがどうして動き始めたのか

映画はいっさい理由を語ってくれません
オープニングで保安官がウオッチャーを前にし
傑作映画を例にして傑作な映画ほど
意味がないというのですけど・・・

そんなわけで見てるこっちも含め
意味を求めずスクリーン上に展開される
「意味不明」なシーンを見てるだけの映画ですから

観客を退屈させないように
タイヤの波動砲の殺戮の人体破壊のシノップスを
メインにしているとしか・・・

アメリカの砂漠を舞台にしており、
ダイアローグは英語なのに
フランス映画
っていうのが一番意味不明な映画でしたが(汗

2010年製作、フランス映画
カンタン・デュピュー脚本・監督・編集
スティーヴン・スピネラ、 ロキサーヌ・メスキダ
ジャック・プロトニック、 ウィングス・ハウザー主演

おっぱいゾンビ

2012-01-24 22:49:22 | 洋画
邦題のおっぱいにつられてGEOさんのカウンターに・・・
家でケースから取りだした時
DVDのディスクにはJVDの文字が
一瞬いやーな予感がよぎりましたが
やはり予感通りのJVDの未公開映画でした(汗

だいたいゾンビじゃないし
おっぱいもあんまでてこない なんてね!

死体蘇生の研究してる化学者の家族と
旅芸人の一行とのサバイバルバトルに・・・
化学者の研究素材の半裸のお姉ちゃんたちが
被験者の血からゾンビになるのですが
バットでなぐたられたり銃で撃たれ死ぬって
ゾンビじゃないし、

グロなシーンも殆ど皆無な映画
そしておバカな会話やギャグもあんま面白くないなんて
最初アメリカ映画だと思って見てましたが
どうやら景色とか、会話からイギリス映画だと・・・

84分の尺の映画でしたが何回か意識が消えたような
やっぱJVDの映画は見ないようにしなくては
いけないようですね
過去の経験が全然生かされてなかった(笑

セルビアン・フィルム

2012-01-23 23:51:48 | 洋画
2010年製作、セルビア映画
スルディアン・スパソイエビッチ脚本・監督・主演

いくら映画の情報を取り込まないと言っても
この映画の悪評は色々入って来ますし、
それを知れば情報を更に得ようとするのも人間の性である

インモラルの極致な映画ということですけど
見た限りな表現としてはそんなひどくはなかった
と、言うのが正直な感想です

と言うのは直接的な表現があんま描かれてない
確かに産まれたばっかの幼児を犯す
自分の子どもを犯す、死姦もあるのですけど
映像として表現は避けてる。

エログロの極致な映画として世界で上映禁止だそうですが
造形でこれより西村監督のほうがもっとベタにグロだし
っていう感覚だし
エロはこれもシミュレートだった

アメリカ盤のBlu-rayで鑑賞したのですが、
アメリカでのレートがunrated の意味がわかった
オープニングで主人公の5歳くらいの息子が
DVDで父の雄姿を見てるところから
インモラルでしたし、
劇中女の子の前で母親との性行為とか
幼児ポルノに抵触してるところとかあるようですが

バックから性交しながら女の頸をマチェーテで
チョン切るところでは、
男が首のない女をつくたびに
切った首から血が出てくるところが、
ホラー映画としては秀逸な表現かな、

そんな感じで見てましたけど、
主人公の屹立した男根が凶器になるンですね
骨なしの海綿体が凶器ってもう笑うしかありませんけど、

セルビアってバルカン半島の国ですよね
いわゆるギリギリヨーロッパ圏の国くらいとしか
認識がありませんが
初めてかなセルビアの映画を見たのは

映画のオチは悲劇なんですが
更にもう一段衝撃的なオチをもってきているのが
これまた良識的な方々のひんしゅくをかうのか
私的には面白いオチだったけど・・・

1月21日よりシアターN渋谷でレイトショー公開中

レッド・ナイト女処刑人たちの夜

2012-01-22 20:00:01 | 洋画
TSUTAYAさんではエロチック映画の棚においてあり、
人気AV女優の雨宮琴音が出演してるし
発売会社のトランスフォーマーもDVDのジャケットを
アルバトロスさんみたいな扇情的に作ってくれて
ですが、
オープニングで琴音嬢がヘアヌード披露するだけで
エロチックな映画ではありませんでした。

2010年製作、 フランス・香港・ベルギー 合作映画
フレデリック・ベル 、キャリー・ン 、雨宮琴音
キャロル・ブラナ主演
ジュリアン・カーボン、 ロラン・クルティオ脚本・監督作品

琴音嬢を初めて拝見させていただきましが、
着痩せ体質のお方なんですね、おっぱいのボリュームはgoo でしたが、
身体全体にゴム圧力で
空気 ぬかれて、お腹抉られてあっけく昇天する役

キャリー・ンが秦の始皇帝の毒薬を求めて
フランス人女性とか、香港マフィアと
その、攻防の中で殺しを重ねていくお話しでした。

フランス人のお姉チャンが好みでしたけど
女同士の殺し合いは丁々発止ですけど
マフィアにあっけなく殺されちゃうんですが
死に顔がこれまたgood ですね

と言うことでエロ映画ではありませんけど、
女優さんの容姿を楽しむ映画でした。