538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

監禁烈島 美しき女豹

2008-10-31 00:33:31 | OV
1999年、世界戦争後のハルマゲドン
よくある時代背景ですが
ハルマゲドンの荒涼感は皆無ですね画面では
山の中は緑が生い茂ってるし
小川の水は澄んでるし

ラスト砂漠は海岸のビーチだし(汗

新興宗教の洗脳と
それに敢然と立ち向かうサイコセラピー
なんでサイコセラピストがガンマンみたいな格好ででてくるの
ってツッコミはやめておきますが
拳銃がコルトピースメーカーですよね

新興宗教が邪教で教祖がほとんど色○ちがい
それに洗脳ったって
ハルマゲドンなんだからすがって来る人々に洗脳はいらないでしょ
ってまたまたツッコミたくなる

登場人物がステレオタイプなのは仕方ないとしても
邪教の人間が4人くらい
で、こちら側も5人くらい

宗教施設に忍び込んでも人数がいない
エキストラも使えない低予算だというのが
笑ってしまう

エロティック・ハード・アクション!!
というキャッチでしたが
すべてに中途半端感が否めない

ラストはなぜか教祖様がもとヤクザで
主人公のサイコセラピストの敵とか
急な展開ですよね

さらに主人公が胸撃たれるのですが
荒野の1ドル銀貨のパクリかと思える伏線みたいなのが
あったのですが
撃たれたはずなのに無傷で
種明かしなし・・・って
もう突っ込むのも辞めました。

色情狂ライフル魔

2008-10-30 01:11:58 | 洋ピン
冒頭上半身ハダカでライフルの照準を合わせてる男。
照準の先には絡み合う男女。

画面中央に照準器の円と十字が切り取られ
その小さな円の中で銃声とともに絶句する男性

開巻「おっと」と思わせてくれるシーンではありましたが
内容は色情狂ではなく
インポな主人公が果たせぬ自分の性的欲求をライフル射撃で果たす
といった猟奇的な映画。

しかし、精神医学じゃ銃っていうのは男根の象徴であり
射撃は射精に通じる
とかモノの本で読んだことがあるのですが
まさにそれを文字通り男の夢みたいな
エロ映画にしちゃったハリー・ノバックはただ者ではない。

ただ低予算のピンク映画
チープなストリップショーは長いし、

ストリッパーから誘われて行った彼女の家のパーティーでの
市中乱交シーンも
水中カメラをレンタル?してるなら使えるだけ使っちゃおう
精神で尺が長い長い

水中での男根の動きは面白かったですね。

しかし銃口から火花は出ないですねぇ
音だけちゅうのも何ですが
みんな水中カメラに予算持ってかれちまったようですね

悲劇は思わぬところから突然やっってくるのが通例で
主人公に狙われて
あの最中に射殺される人間以外に
主人公にも思わぬ天国?待っていたのですね

制作側も因果応報で映画締めちゃったようで・・・

人妻

2008-10-29 00:51:40 | 洋画
「ベレッタの女」で初めてモニカ・グェリトーレの妖しい魅力にとりつかれたと、「パトリシア・禁断の歓び」で書いてますが・・・

500円で町中で購入したDVD「人妻」という映画。
「ベレッタの女」から15年くらい経ってしまわれたのでしょうか、いい意味で年齢を重ねた女優さんになっていましたね。

主人公の中年人妻役がイタに付いてしまったのは残念ではありますが、ちゃんと脱いでくれてるし、人妻の倦怠感、
そして不倫に至る過程までの畏れ不安、不倫の果ての歓喜と殺意を
見事に演じきってくれてます。

身体もそんなに崩れてしまわれていなかったし
イタリアの女性って中年になると太ってしまわれるイメージが
固定概念としてあるもので・・・(汗

DVDの惹句では完全エロ映画的な扱いではありますが、
シノップスがラストのどんでん返しをのぞいて緻密に計算されてますし

男女の愛の機微が見事に描かれており
1級のメロドラマにしあがってラストの殺意に収斂していく女心の機微が見事に演じられていました。
演技派女優になられていたのですね。

どんでん返しの結末の付け方にちょっと文句をつけたくはなりますが
こういう映画を作らせるとイタリアは素晴らしい力を発揮するのですね。

しかしモニカさん、おでこのホクロはいつお取りになったのかしら?
おでこのホクロ好きだったのですが・・・

エマニュエル・その愛 いばらの日々

2008-10-28 00:26:17 | 洋ピン
エマニュエルにタイトルはなっていますが
あの一世を風靡したエマニュエルじゃなくて
褐色のエマニュエルとしてジョー・ダマトが売り出したラウラ・ジェムサー主演の映画。

エマニュエルとタイトル表記されていても、こちらの作品はラウラ・ジェムサーが主演してるというだけで「エマニュエル」になってしまいます。
褐色のエマニュエルシリーズとはこれまた別の作品です。
ややこしやぁ
ビデオのみの公開です。

のっけからファックシーンですが
これがこの映画全体の物語の発端となる重要なシーンであることは
間違いない。

多少ネタ晴れ
夫の暴力に悩み金と己の肉体を提供して
殺人を依頼したのだが
この殺し屋さんとのセックスシーンで
このあとこの殺し屋さんはジェムサーの肉体が忘れられず

行き当たりばったりの肉体遍歴というか
出会う女ことごとくものにしつつジェムサーを追いつめ

果てはステップドーターまで犯しちゃう
ってどうみても胸のふくらみからして
このお嬢ちゃん14,5歳にしか見えないのに
全裸に剥かれてバックから・・・
現今だとロリ禁に抵触してるかも
欧州はこの時代結構ロリヌードにも緩かったようですねぇ

一方のジェムサーエマニュエルも夫から解放され
夫の友人ガブリエラ・ティンティとセックス三昧の日々

ってかこのお二人実生活でもご夫婦とか
そしてラストは衝撃の・・・

イタリアも低予算でトラッシュムービー量産してますが
それなりの役者さんをそろえてるところが強みかなぁ


混血児リカ

2008-10-27 00:26:58 | 邦画
72年の映画ですか。今じゃこのタイトルじゃ公開は名画座あたりの特集でのOKでも、ソフトでの発売はムリでしょう(汗
ということで米国版のDVDで鑑賞。

「朝鮮戦争が始まっていた」
「戦争にかりたてられる兵隊は飢えていた」
と画面にデカデカとスーパーが入る中、リカの母親はセーラー服の女子高生として米兵に犯される

そしておきまりの人生を歩むリカも
義理の父親というかパトロンさんに犯されてしまい
リカがさまよう横浜?の町は
ヴェトナム戦争を社会背景として、
女達がヴェトナムに送られるという物語が
この映画の中核を形成してる。

戦後日本を巻き込んだ二つの戦争
が産んだものが高度成長日本を支えて
人間性の荒廃を副次的に生み出した

なんて娯楽映画で考えちゃいけないのでしょうが
脚本が新藤兼人なもので
つい勘ぐっちゃいましたが・・・
新藤脚本に中平康がメガホンにしちゃ
まるきりアポーンな映画になってます。

第一主人公の青木リカ。どうやら大型新人として売り出すつもりだったようですが
図体はデカい、腹回りというか腰回りが太い、台詞は棒
演技はモタつく、
名実ともに独活の大木。
まるきり主役のオーラ0。

さらに内田良平、大友純が悪役なのですが
彼らの力量を発揮せずに終わってるし

リカをサポートするヒーローは名前も知らない
花も実もない御方だし

ってことで、時代を反映してか
血飛沫だけが半端なく、ビュンビュン飛び出る映画でしたが

ラストのクレジットロール終了後
エンドマークの変わりに
「リカ何処へ?」
「がんばれリカ!!」とこれまたデカデカと・・・
企画段階からシリーズ見越してたということですか(笑

ナチ(秘)女体飼育館・ゲシュタポ慰安部隊

2008-10-26 00:59:00 | 洋ピン
イタリア映画お得意のナチス物のエロ・グロ・ナンセンス映画。
大抵はこういう題材はユダヤ人虐殺エピソードみたいに作られるのですが

この映画は、ナチ将校の慰安のために集められた10人の女たちがハダカの乱舞ですが
エロ度がかなり希薄ですし
邦題にあるように、慰安婦として教育されるのですが
なぜか新体操みたいな体育をしたり、
フェンシングしたりと慰安婦に教えるのにはかなりふさわしく無い技術だったりしてるところがナンセンス。

そんな技術の鍛錬の合間に
彼女たちと昇降のセックスシーンがインサートされて
エロ映画の体裁はきちんと保ってることは否めませんが
なぜか明るすぎてエロさが足りません
って気になったのは 私だけ?

将校慰安の目的は将校達のヒトラー総統への忠誠心の内偵
寝物語の内に総統への不満や異議を唱える将校には
すかさず処刑が待っていた・・・

ロシア戦線の戦闘シーンが挿入されてるのですが
この映像はどっかのイタリア製の戦争映画からの借用
というか使い回しかな?
ナチスの敗退をみせたいのでしょうけど
どっちが優勢かなんて使い回しの映像からは見えてこないです。

ラストがいやに冗漫で長いんです
娼館の全員自害のところの引き絵でFIしたところでFINEマークでしょう
FOしてからの3分は
未来を託したメッセージなのかも知れませんが
余計だと感じたのは 私だけ?

エロ・グロ・ナンセンス映画と冒頭に書きましたが
グロはからきし皆無でエロ度希薄で
ナンセンスだけの100分でしたね。

影狩り ほえろ大砲

2008-10-25 02:04:01 | 邦画
石原プロが東宝提携で作った2作目。
相変わらずの死屍累々のオープニングでしたが
タレントさんのクレジットばっか見ていたので、死体は目の端に捕らえていただけでした
佐原健二、青木義郎、が佐伯藩側
1作目に引き続いて丹波さんが公儀のお偉いさんで
深江章喜さんが影の頭領ですね

冒頭三人にそれぞれ影の刺客がむけられるのですが・・・
その中のくノ一に宮下順子、伊佐山ひろ子がハダカ要員として

あらまカルーセル麻紀さんがくノ一でフエイクオッパイさらけだしていましたが
この時はまだ♀の性別としては認知されていなかった時代でしたよね。
内田良平さんと絡んでましたが

その内田さん前作よりコミカルっぽく演じちゃってましたが
蜂のムサシは死んだのさ  って詩吟?謡曲っぽく歌ってましたが
楽屋落ちネタまで披露でしたね。

裕ちゃんはあいかわらずぼってりしてました
し、成田さんはカッコよすぎです。

夏純子さんがヒロインでしたねぇ
あいかわらずというか、未だこの時代では脱いでもB地区見せないのですね。
手ブラでしたがやっぱ映画的には
不自然ですよね。男にカラダ投げ出すシーンですから

しかし、この人のキャラクターは一途なのが多いですね。

脚本が池上金男さんだったんですね
どうりでよく出来てるっていうか、単純明快に物語が進んでいくハズでした。

見せ場は大砲と牛の空中移動でしょうか
山並みにロープウエイ作ってましたが、シネスコ画面の俯瞰でよくあれだけの場所をロケハンしてきたものです。
爆破とか石原プロお金かけてる
ちゅうのがよーくわかる作品でした。

殺陣で刀が触れてる部分と血飛沫が間欠泉のように噴き出す位置とが微妙にズレていたのがご愛敬。

淫獣マフィア

2008-10-24 11:05:05 | 洋ピン
ハリー・ノバック製作のアメリカポルノ映画。
といっても70年代の洋ピンです。

Somthing Weird VideoのDVDで見ました。
ジャケットには
Gangs,
Girls, and
Gangsters!
のキャッチコピーが
ちゃんと頭韻踏んでるんですね。

タイトルのthe GodsonってのはGodfatherの裏返しなのですね

ヤクザというかギャングのお兄ちゃんがボスを殺してのし上がろうとするシノップスに
女郎屋さんでの意味のない男女のカラミ
ここいらがポルノなんですが
この監督さんじらしが上手で

主人公のカラミもポルノチックにありますが
ラストのカラミは長かったですね
無意味なのか夜の街頭ショットを数回挟みながら
えんえん7、8分はあったでしょうかね
90分の尺の映画ですから、ここだけで1割消費

ラストの銃撃戦はあんまり面白くはなかったですね
牧場だか農家だかのフェンスをなめながら節穴から向こうを
って、主人公の視線にもなってないし
いつ相手から打たれるかという緊張感もないような
まったく意味がありげなようで
全く意味のない撮り方してるのですが
ここは単なる監督の趣味でしょうか

ラストは下っ端がなりあがっていく
というストーリーをきちんともう1回敷衍した終わり方にしてるんですね。
そこだけがなんとなく説得感がありましたが・・・

タイトル&クレジットロールの映像がGOODでした。

ディープ・シャワー 異常する柔肌

2008-10-23 00:00:44 | 洋ピン
ジョー・ダマト作品で、主演も「女体の黙示録」の女医さん演じられてた
カルメン・ディ・ピエトロ
彼女唇がエロイんですよね

ちょっとしたエロ映画を期待して見ていたのですが


舞台となるTV局にしてもチープな感じがして
日本映画のピンク映画的な雰囲気ではあるのですが・・・
なんとなく中途半端なエロ映画でしたねぇ

借金で首がまわらなくなった男が狙った獲物(女)の
実は逆に獲物になってしまい
女に性的にもてあそばれるというお話。
ただそれだけなんですが・・・

男が睡眠薬飲まされて
挙げ句の果てに全裸でベッド手錠されて
性のはけ口にされるのですが、それがエスカレートして
二人の女の性の奴隷にされてしまうありさま
ベッドにつながれているのでセックスシーンもほとんど
女性の騎乗位しか(汗

これじゃエロ目的で見ていてもドーということもないのですが
こうなるとほとんどつまらない
で一体この映画のラストがどういう展開になっていくのかに気が行くのですが

なんのひねりもなく突然普通に男を解放してしまうのが拍子抜け

せめて肉体を重ねていく裡に愛にめざめていくとか
男を殺してしまい、完全犯罪にするとか

男のさえないデブ友人が女の拉致監禁をあばいたり
または自分が同じような立場におちいるとか

の映画的クライマックスというか
なんらかのカタルシスが欲しかった

エロも筋書きもすべて安直に作られた
セックスシーンだけのセクスプロイテーションなんだけど
そのセックスシーンも騎乗位だけなので全然見せ場になってなかった。

アマゾネス・プリズン

2008-10-22 00:26:52 | 洋画
女囚映画を作らせるならばイタリア映画でしょ

身体検査・シャワーシーンとかキャットファイトとかおきまりのシーンが見所になっていて看守とか所長にいたぶられるのが定番。

しかしこの映画にシャワーシーンはありませんでしたね。
冒頭ホテルの部屋で水浴びするシーンだけ・・・
あとは入所のシーンでホース放水で洗われるというのが
あったっけ(汗

こういうご無理ご無体な拉致監禁はストレートでいいやね
女囚ものにはいかに収監されるかっていうのが、一つの面白いか面白くないかという目安になるのだが、

この映画はもう理屈にならない
横恋慕というか、女性を集めるのが目的ってことですかねぇ

ちょっと魅力に乏しいでしたが
やっぱり女看守長は必要ということでしょうかラストは磔にされてましたが
因果応報

しかしマンハンティング
とか、売春とか定番のごった煮映画でしたが

炎天下の檻の中で渇きを癒やすのに
互いの汗を舐め合う
ちょっとレズに似た感触でよかったのですが

難破漂流者が喝えても海水飲まないという理屈に反してるような気がするのですが
塩分が余計喝えを増長させるんじゃなかと

理屈こねててもしょうがないけど
罠の落とし穴に入れた武器
どうやって入手したのでしょうかね
なんて理屈言ってちゃ楽しめませんね

って見ててもあんまり面白くなかったのですが・・・