538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

冷たい熱帯魚

2011-07-08 01:14:27 | 邦画
世界に通用するというか
海外から高評価をうけてる映画監督園子温が
This is True Storyをもとにして
2010年に製作された映画

今年の7月に公開されるSUSHI TYPHOONシリーズのFirst1
として20011年1月に単館公開されてました
テアトル新宿超満員で座席とかなくて立ち見ばっかだたので
2番館、3番館オチで見てきましたけど

2時間30分弱が苦痛にならないくらい面白かった
SUSHI TYPHOONの一環として製作されてますので
海外で好まれるようなグロというかエグいゴアシーン多用

いわゆる人体解体がもう血みどろ
肝臓なんかマンマの大きさでしたよね
残酷造形もしっかりつくられてましたねぇ
でんでんさんも最後は肋骨から上だけしかありませんでしたし

人肉をから揚げ大に切り刻んで
骨まで焼いて
人肉臓物は河に流し、骨の灰はばらまく

それを「肉体を透明にする」と大声で
でんでんさんが・・・
肉体をなくせば確かに透明だわねぇ

でんでんさんの訥々とした語り口と風貌が
どこから見ても善人にしか見えないから
余計怖い
っていうか、でんでんさんの怪演を引きだした監督の手腕か

園監督の語り口が上手ですよね
神楽坂さんの冷凍食品レンジでチンの夕餉を囲む親子
娘はマンガ読みながら、ケータイかけるし
3人で食卓囲んでるけど過程が崩壊してるトコを
テンポ良くつかみにして映画世界にすんなり入っていける

神楽坂さんも、黒沢さんも谷間を生かした衣装しか着てないでした
谷間も外人さん向きなアイテムでもありますが

黒沢さんとベッドをともにして殺された
渡辺哲さんのシンボルが死して勃起していたのは笑った
こういう細かいこだわりは好きです
あと、神楽坂さんをむりやり犯そうとしてるとき
目を覚ました娘をもう位階殴り
失神さす吹越さんのシノップスも秀逸
確か神楽坂さんを組み敷いてでの左のパンチ一閃だった

ラストはどうせなら全員死亡で終わってほしかったのと
でんでんさんのお店の意味ありげな女性店員さんたちが
もう少しなんらかの形でからんでくるのかと・・・
娘の教育係の意味ありげな言動からして
絶対ふくらますべきでしょ

8月にブルーレイが出るんですねぇ
BRでたら購入してまた見てみよう
男はでんでんさん
女は黒沢あすかさん
この二人の演技につきる映画でしたでしたねぇ

園監督の11月公開新作品に期待
これは東電からみの(爆
This is Trustoryだそうで
テアトル新宿またまたコミコミ必至でしょうねぇ