538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ファニー・ヒル/或る娼婦の伝説

2011-09-30 21:04:10 | 洋ピン
コンマビジョンが発売しているPlayboyレーベルのDVDでの鑑賞
ヴィデオ主流の時代に見ていた「若草のふくらみ/ファニー・ヒル」とは別の作品

ってか「若草・・・」の方は83年のイギリス映画でしたが
こちらは95年製作のアメリカ映画
テレフューチャーじゃないと思うのはシネスコサイズだったトコ

あんま面白い作品ではないのですが
この映画、役者さんたちに一言も台詞を言わせない
つまり主人公のファニーの独白

そうモノローグだけで物語は進む
モノローグに役者さんたちは合わせて艶技してる

モノローグは多分主演のファニー役のシェリル・デンプシーさんじゃ
ないと思える
語り口が絶妙に上手いので艶技じゃなく
演技ができる方がかたってらっしゃるんじゃないかと・・・

原作は発禁小説ですので
日本語訳にはなみなみならぬ苦労の跡が
というか苦労の翻訳が見られますが
スーパーも口語文体ですので
モノローグも文語じゃなく口語(英語ですけど)だと・・・



この8月26日にイタリア映画で「ファニー・ヒル」のDVDが
マグザムから発売され、即効鑑賞しましたが
そんなに面白くなかったのですが

このアメリカ映画は役者に艶技だけさせて
あとはモノローグってのが、新鮮だった。
そしてPlayboy Movieにしては
シェリル・デンプシーさんのおっぱいが
矯正シリコンじゃないのもよかったなぁ(笑

ニキータ

2011-09-30 00:07:03 | TVムービー
マギー・Qがニキータを演じるTVドラマのシリーズ
20年以上前にリュック・ベッソンの監督した「ニキータ」の
TVドラマでのリメイクである。

WBからパイロット版のBDが夏ごろに980円で発売され
レンタルで一気に全22話が
最初借りて見ようと想っていたのだが・・・

9月の最初のシルバー三連休で
アメリカ版のBDでコンプリートBoxを見つけた
なんと日本語字幕も仕様されてるというので
8000円ちょいの価格でしたので即購入していたものを

9月19日から毎晩、一話、二話とかちまちまと見続けてきて
ようやっと全22話、927分を見終わった

このアメリカ版のBDはものすごいすぐれものでして
日本製のプレイヤーにかけると自動的に
最初の著作権とか海賊版の警告文から
ポップアップメニューまで全部日本語で表示される
さらに日本語音声版まで収録されている
ってか、日本版のBDコンプリートBoxの24500円って
高すぎません?!日本のDVDって
三分の一の価格ですよアメリカじゃ



内容的にはベッソン映画「ニキータ」の3年後という設定
っていうか、10年くらい昔にも確か「ニキータ」って
TVドラマがOAされていた記憶が・・・
ってことで調べたら、それはカナダ製作のTVドラマで
シーズン5までOAされていたそうで
ヴィデオリリースはされていたようですが
現在までDVD化もされてないようで、当時のレンタルヴィデオ屋さんでは
高回転アイテムだったらしい

ということで、アメリカでは初TVドラマリメイクらしい
闇の組織も「ディヴィジョン」という名称になり
それをつぶそうとニキータが孤軍奮闘する
ってかアレックスという内通者を仕立てて・・・

ベッソン映画「ニキータ」のキャラクターと
プロットを拝借した別なドラマとして成立させてましたねぇ
マギー・Qさん自身のたたずまいのどこかに悲哀感があり
なかなかよかったでしたねぇ

どうやらアメリカでもシーズン2のOAが始まったようで
1年後のBD発売が楽しみになりました。

ドクターズ・ハイ

2011-09-29 00:16:43 | 洋画
2007年製作アメリカ映画
製作・脚本マーク・ネヴェルダン、ブライアン・テイラー
監督マーク・ショーラーマン
マイロ・ヴィンティミリアン、マイケル・ウェストン、
ローレン・リー・スミス、アリッサ・ミラノ主演

お医者さんというか、病理学の研修医たちが
死体であそぶというか、
死因測定ゲームのために
自分たちが死体をつくるというお話
そう殺人ゲームをさらに進化させたような・・・

ということで死体を解剖するシーンがとってもグロい
そしてこういう映画の常というか
コロシを終えた心理的な興奮なのか
死体の脇でSexしまくる
そこしか見せ場がないということ

もうエログロの極致な映画でした
アッリサ・ミラノさんもちょっと老けられて
ベッド・シーンではブラやキャミをつけてられてましたが
死体の時は全裸であそこまでさらされてますが・・・
多分ボディダブルかなと

キャストロールでボディダブルのネームを探し出せなかったんで
造形だったたような気もしないでもない(汗

それに比べてローレン・リー・スミスさんは
鍼刺したりのベッドシーンとか
全裸で死体だったりの熱演でした

死体の肋骨を研修医たちが枝切りの
あのでっかい鋏でバチンバチンと斬ってるシーンが
何回か出てくるのですが
まさかラストでその植木ばさみがあんな風に生かされるとは

@エンターテインメント発売のDVDを購入しての鑑賞だったんですが
冒頭に22分もトレーラーを見せつけられた
結局経費節約でレンタルもセルも同じ仕様で売ってるんですねぇ

セルだけはトレーラー入れないで欲しいんですけど

4デイズ

2011-09-28 22:31:25 | 洋画
昨日「スリーデイズ」見たら
今日は「4デイズ」でしょ
ということで、三原橋まで見に行ってきましたよ
平日の2時の回に

シネパトスで映画の特集していたようで、1:40分から
和泉雅子さんのトークショーがあったようで
劇場前に和泉さんがスタンバッテた

その和泉さんを横に見ながらシネパトス3に・・・
昼過ぎだというのに老若男女とりまぜて85%の入場率

なんの予備知識もいれずに、3の次は4だべさと
ホントここのネタのつもりで鑑賞にいったのでしが
重たい映画でした(汗

核爆弾三つをアメリカの大都市に仕掛けた
というテロ犯罪
犯人は簡単にというかわざとつかまるんですね意図的に

そこでアメリカ国家は危機管理の名目で
犯人尋問の目的に拷問のプロを使う

犯人にマイケル・シーン
尋問というか拷問のプロにサミュエル・L・ジャクソン
拷問に批判的なFBI捜査官にキャリー=アン・モス
物語はほぼこの三人で進む

サミエル・L・ジャクソンがすごい
いきなり鉈で犯人の小指たたっ斬る

核爆弾の爆発リミットまでの4日間の
犯人と尋問と言うか拷問との攻防戦ですよね
だから邦題は「4デイズ」
原題は「Unthinkable」

このunthinkableっていろんなトコにかかってるんですね
アメリカがかけえるテロの恐怖とか
拷問はこれまた想像もできないほどのすごさ
犯人もよくこの拷問に耐えるが
一体なんの目的でのテロだったのか

96分と尺的には短いですが
中身は濃いですねぇ
そして決してハッピーエンドに終わらない
ってか日本では震災で公開が延期されたそうで・・・
核爆弾がNGだったのでしょうか
拷問での水責めがNGだったのか

ってか、監督グレゴール・ジョーダンの
たっての希望であのエンドは日本だけだとか
見ててラストはこうなると面白いんだがな
と不謹慎な考え通りのエンドシーンでした(汗




そして3,4ときたら5ですよねぇ
10月1日にはシアターNで「5デイズ」
と言う映画が公開されるそうで
劇場からチラシもってきたけど
これもなんか重たいような映画ですねぇ
時間があったら見に行きたい。


スリーデイズ

2011-09-28 00:24:58 | 洋画
レンタルDVDでそのち密なプロットでハマってしまい
DVDをあらあめて購入して3回くらい見まくってる
フランス映画「ラスト3デイズ~すべて彼女のために~」
ポール・ハギス脚本・監督でハリウッドリメイクです
いや、公開を首をながくして待っていた。

オリジナルが96分という尺だったのに対して
リメイクでは134分とかなりな長尺
だらけないかなと思ったのですが
いい緊張感でラストまで見ていられたのは

ポール・ハギスの脚本の良さと演出力
そして、ラッセル・クロウの演技力かな

ほとんどがオリジナルまんまのリメイクなんで
ヨーロッパと言う国境をまたぐ脱出劇を
アメリカという合衆国で州境をどう脱出させるのか
そこを主眼として見ていたのですが・・・

リメイクということで観客の大半は
結末は知っているということをしっかり踏まえて
ポール・ハギスは彼なりのサスペンスアクションにしていた

刑務所内で鍵を使ってテストしたりとか
肝となる脱出にしても想定外に早まったのが
病院内や地下鉄まで使って逃げるという
脱出チェイスで観客をハラハラさせてくれていた

子どもを捨てる決意があるかって
脱出のプロであるリーアム・ニーソンの言葉の伏線を
見事に演出してみせたりと

脱出計画に普通のおっさんが警察をミスリードさせる
トラップなんか入れてたりと
オリジナルにないプロットいれてましたねぇ

子どもの母親へのキスとかポケットいっぱいのコインとか
オリジナルには欠けていた親への愛情を入れてみせてる

主人公の父親役に「ランボー」のブライアン・デネヒー
男気でしたねぇ
航空券を見てすべてを知り、知ってるってことを
偽パスポートの入ってる上着の側を見せて
息子にわたす
いや、細かい演出ですけど・・・これは男が泣ける


アジャストメント

2011-09-27 00:24:16 | 洋画
2011年製作アメリカ映画
ジョージ・ノルフィ脚本・監督作品
マト・ディモン、エミリー・ブラント、テレンス・スタンプ主演

何の予備知識もなくGEOさんからレンタルしてきた
DVDのジャケットからしてアクション映画だと思っていたけど

これはSF?
どこでもドアだし(笑
いや究極のラブロマンスっしょ

トイレで運命的に出会っただけでキスして
3年後に偶然バスで隣り合う
なぜにあんな一途に彼女を想える

こんだけ一途に想われているってなんて
女性客なんかこういうシチュエーションに弱いんじゃないかな
だからラブロマンスっしょ

アクションといってもただただアジャストメント・ビューローの
議長を求めてドアからドアを移動しまくるだけ
だからラブロマンスっしょ
ってか、主人公に思われるエミリー・ブラントさん
結婚申請のためのホルターネックのドレスですから
ノーブラでしたよねぇ

ブルーレイでの鑑賞でしたので
エミリーさんのおっぱい横揺れ縦揺れ
エンドクレジットの前二人してNY町中歩くシーンでは
字幕邪魔って
わざわざ日本語音声にしたりして(汗
それしか印象に残ってない映画でした

アジャストメント・ビュローの人々って天使って自称してましたよねぇ
天使なのに運命の秩序を守るために人殺したりするんですねぇ
テレンス・スタンプ出てきたときには
天使の親玉だと思ったけど
結局天子さんたちも縦社会だったのねぇ

こちらとしては、結婚申請の裁判所のトイレで終わって欲しかった
トイレで始まった恋はトイレで結ばれる
なんてね

でもその後におっぱい縦揺れ横揺れなのねぇ

フェイクシティ2

2011-09-26 21:31:32 | 洋画
2008年製作の「フェイクシティ」とはなんの関連もない映画
前作はロス市警の悪徳警官のお話でしたが
今作はデトロイト市警の悪徳警官
レイ・リオッタがクレジットトップですが

冒頭12年前の麻薬のおとり捜査で
足撃たれるシーンから始まる

ってか、主役はレイ・リオッタと組んで
刑事殺しの事件を追う若手刑事だけど
レイ・リオッタが途中からすべての事件の犯人として
映画で顔をさらしてくる

ということで、若手刑事が地道な捜査で彼を
追いつめる過程を楽しむだけの映画になっていく・・・

しかし、どちらの役者さんにも花がないので
なかなか物語にノレない映画でもある
そこが難点ですね
内部監察も殺人を助長するだけで機能してないし

「1」は主人公が嵌められていく過程と
そこからいかに脱出して真犯人にたどりつくのか
っていう面白さというか、緊張感もあったんですけどね

悪徳警官と言っても今作は妻のがん治療のために
麻薬取引の時の金をくすねただけ
それが今日にいたって隠匿のために刑事殺しを重ねるだけ

肌理の細かい隠ぺいはないけど
レイ・リオッタ犯人を仕立てあげるのに色々と・・・

やっぱ2っていうのはいろんな意味で小さくなっちゃいますねぇ
未公開でDVDスルーっていうのはよくわかる
Foxさんも初版限定でBDの「1」をつけないと売れない
ってことだたんですねぇ

フェイクシティ

2011-09-26 02:22:01 | 洋画
「フェイクシテイ2」のブルーレイディスクを店頭で見たら
なんとDVD+BDといういつものセット販売にさらに
なぜか「フェイクシティ1」のBDもせっとされてるという
Foxさんの大盤振る舞いでしたので購入して来ました
BDで1,2を同梱してしまうFoxさんの商魂には感服です

ロス市警の一匹狼的なはみ出し刑事にキアーヌ・リーブス
冒頭「コンニチハ」って挨拶しながら韓国ギャングと
機関銃のおとり捜査販売
そこで韓国人3人射殺して囚われていた14歳になる双子を救出

タイトロープの捜査で命を的にしてるギリギリ捜査なタメ
元相棒が汚職不正などを内部監査に・・・チクった
って時に暗殺者たちが元相棒をスーパーでハチの巣に
現場に居合わせたキアーヌさん応戦の1発が同僚に当たる

輪胴式の38口径にホロウポイントを使用されてるんですんですね
ま38だと殺傷力が小さいから警官でも人体に当たると
先端が十字に広がるホロウポイント使っても
警官はいいのかなぁ

ま、不正悪徳警官のおはなしなんですが
キアーヌは自分がしらないうちに
かかわっていたような、いないような微妙な位置に置かれてる

若い殺人課の刑事と捜査を・・・
黒幕はよくよく見てると途中で見えてくる
底の浅い映画ですが
中半でちょいたるみますけどもキアーヌの1本気の演技で
最後まで飽きずに見れるのが
よいですねぇ


警官の出世欲とか、
これぞ人間という業がプロットの背骨になっていましたねぇ


アジョシ

2011-09-25 00:42:25 | アジア映画
シルバーウイークの3連休中日の土曜日
銀座にでかけて韓国映画「アジョシ」を見てきた
韓流ファンというか、ウォンビン目当ての
ご婦人がたでにぎわってるかと思いましたが
結構男性も鑑賞されてるんですね
男子トイレも混んでた(笑

ってか、これは男性映画ですよねぇ
TVで韓国ドラマを見て新大久保界隈にぎわしてる方々には
ちょっとキツい映画だったかも知れませんが・・・

こんなスプラッター満載のエグい映画なんて
70年代の日本映画なんてこんなんばっかだと、
それを世界戦略を視野にいれてる韓国映画界が
20世紀の映画として成立させてるというとこかな

でも、ご婦人方には泣けるシノップスも用意されてますねぇ
ネイルアートとか
普通はカタルシスの大虐殺でエンドだと思うのですが
ラスト一度だけ抱かせてくれ  なんて
隣のご婦人眼がしらに手を何回か・・・
って目玉をエグろうってときは目を押さえてた

ウォンビンさんはDVDで「ブラザー・フッド」しか見てませんでしたが
その時はそんなに感じませんでしたが、
結構肉体を鍛えてられてるんですねぇ

こういう映画はナイフの痛みを観客が感じたら
制作者の勝ちですよねぇ
そういう意味ではナイフでの格闘シーンのカット割りは秀逸でした
若手だそうですが、監督さんの力量を感じましたが

ラストの駐車場で防弾仕様のベンツがクラッシュするのですが
本当ならエアバッグが前面と脇から機能するはずですが
そうなると車中の人物がフィルムにおさまらない
これが映画のクソリアリズムというヤツ

「ハウスメイド」の時にも書いたと思うのですが
こういう映画を女性客が見るという韓国の映画事情って
まったくもってうらやましい限りです。

ザ・ウォード/監禁病棟

2011-09-24 01:13:05 | 洋画
ジョン・カーペンター久々の新作映画です
新宿武蔵野館で見てきました。ってか
タイトルに「監禁」+カーペンターということなのでしょうか
キャパはそんなにないスクリーンでしたけど混んでいた
いや、おじさんたちに囲まれて映画見た(汗

スリップ1枚の姿で農家に放火して捕まった主人公が
不気味外観の病院に連れてこられ、
精神病棟に隔離入院されるトコから物語は始まる

そうカペンターお得意のホラー映画ですねぇ
カーペンター映画の怖さって
計算されて漸層的に積み上げられたプロットが命
そういう意味では彼らしい映画なんですけども

今じゃ見せてナンボと絵面でたたみかけてくるのが主流ですので
カーペンターさんのこの映画にそんなグロさはありません
解雇されたどかの球団の監督さんじゃないけど
これがオレ流って線は譲れない

ってことで物語の時代設定を1966年にしたのかなぁ
でもラストのびっくりには今の人はドキッっとしないでしょ
そういうことで今のお客さんには
ホラー映画としては物足りなく感じるところでしょう
だから観客もおじさんばっかだったんでしょう
そもそも私自身もオッサンの枠超えてました(汗

主役と言うか病棟で監禁されてるのはみんな
若い女性ばっか
それが一人一人殺されていく
看護師もなんだか怪しい雰囲気醸してました・・・

殺人鬼の造形も陳腐ではありますが
オチはある意味秀逸、
薄いホラー感覚でラストまでだまされるのもいいですねぇ

主役のパッキン姉ちゃん
アンバー・ハードにチョイ萌え
エロ的要素は皆無なんですが、なぜか彼女の
男勝りな演技がエロチックなんですねぇ

そういやここ武蔵野館で「レジェンド・オブ・フィスト」を
興行していたのですねぇ
近いうちに見ておかねば(笑