538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

終電車の死美人

2011-07-18 00:44:36 | 邦画
CSの東映チャンネルでエアチェックしていたものを視聴
1956年東映作品
小林恒夫監督作品
朝日新聞記者の白石吾朗に森田新が脚本

いわゆるTV刑事ドラマの金字塔「七人の刑事」の原型となった作品
というか、東映さんのシスタームービーのドル箱
「警視庁物語」の原型作品といってもよい伝説ムービー

事件が起き、捜査一課の刑事たちが
地道な聞き込み、参考人の尋問とか
ヒーローがいない集団群像ドラマですよねぇ

いかにもな探偵さんが登場して
快刀乱麻の推理劇とは違ってるところが
当時の観客には新鮮だったんでしょうねぇ
だから「警視庁物語」に発展していったんでしょう
筋立てもたてやすいし・・・

でも、いまじゃ刑事さんの動きに科学の裏付けがありますけど・・・
今の時代からみてると
指紋照合も肉眼で一つ一つ照合していく・・・
アナログですねぇ
って、それでいて地道に犯人にたどりついていくんです
ジャパニーズポリスは優秀です

56年の電車は終電でもあんまりこんでないし
切符が硬券なんですねぇ
窓口手売りで売った方も三鷹まで2枚とか覚えていたり・・・


刑事さんたちも被害者のロケット素手で持って
みんなでまわし見したりと
捜査も結構荒い

93分の尺で
次から次に参考人が登場して来て
あきさせてくれないけど
やっぱテンポが・・・

三鷹とか池袋のロケで当時の状況も・・・
「ALLWAYS」のCGで現代によみがえった街並みより
具体性があって・・・当時の街並みって
平べったかったんですねぇ

っていうか冒頭の有楽町の駅ってほとんど今と変わってなかったのが
奇跡といやぁ奇跡ですねぇ