538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

博徒一代 血祭り不動

2010-01-28 23:43:02 | 邦画
市川雷蔵の遺作になる作品として夙に有名なのですが
名画座とかでかかっても折り合いが悪くて
なかなか見ることがかなわなかった映画を
ようやっとDVDで見ることができました。
この作品をDVD化してくれた角川映画さんに感謝です!!

大映さんが観客動員がままならなくなってき始めて
観客動員のゆるぎない東映やくざ映画に追随をしたようで
いままで東映さんとはやくざを題材にしていても
「悪名」とか「若親分」と異色な大映カラーをまもってきていたのに
なんと高田宏治に脚本を書かせたのですね

しかし、役者さんの層が薄いんですねぇ
ワル役に富田仲次郎と遠藤辰雄

遠藤辰雄も東映作品よりセーブした悪役で
ちょと勢いが感じられないし
富田仲次郎じゃある意味貫録も不足気味でしたね
あっさり殺されちゃうんですものラストではお二方とも
ここいらの演出に不満があるっちゃあるんですが

雷蔵さんのお相手に近衛十四郎さん
なんか逆に貫録がありすぎて、代貸さんという感じがしないし

ヒロインがそういっちゃおしまいなのですが
亀井光代さんじゃ華がない

雷蔵さんも病をおして撮影にのぞまれたようで
ちょっと生彩がないのは置いておくにしても
引きの立ち回りとか不動の刺青のアップとかはスタンドインなんですね

しかし大映の美術さんの技術っていうのはすごいですね
しっかりしたセットを組まれていて
黒光りする柱1本とか、ラストの雪の新津の街並みに
大道具さんの活動家魂と
雷蔵さんの映画にかける想い
ってのがこちらに伝わってくる気がしました。

野獣女戦士 アマゾネスクイーン 

2010-01-26 21:44:09 | 洋画
80年代にやたらに作られた
女戦士ものの1本のようですね。85年製作
世の東西を問わず女剣劇は見せものとして商売になるようですね。

ということで、お色気ありの剣戟アクション
日本でいまどき作られる女チャンバラ映画のチープ感がないだけ

やっぱハリウッド(っても、インディーズだと思うけど)の
映画制作にかける意欲はハンパないですよね

冒頭帝国軍が主人公の村を襲撃した時の戦闘とか
ラストのカタルシスのための戦闘とか
かなりの人数でチャンチャンバラバラしてる

アクション監督もたいへんなんでしょうね
引き絵でかなりの人たちが戦ってたり
カットバックでのつながりを考えたりと

引き絵といえば、剣闘士の夜伽シーンでも
あちらこちらで絡みを見せてましたから
監督の演出力もそれなりにあるんでしょうね、きっと

そして主人公の女戦士というか
村のお姫様もちゃんと剣でしっかり擬闘してますし
きちんと脱ぐときにはしっかり脱いで全裸になってる

難を言えばちょっと肩が筋肉質なところかしら
おっぱいはナチュラル
作り物ではなかったですね(爆

75分の尺の娯楽映画としてはかなり短い気もしましたけど
これ以上尺を伸ばすとちょっとだれるんでしょうね。

若草のふくらみ ファニー・ヒル

2010-01-25 22:24:24 | 洋ピン
1983年のイギリス映画。
昔、日本ではPlayboyレーベルでヴィデオが発売されてましたが
もーボカシばっかで

現在日本でもDVDがボカシなしで発売されてるようですが
数カットボカシはいってるのかしら
ファニー演じるリサ・フォスターさんのBeaverが見えてるんですねぇ

原作は読んだことはありませんけど
発禁文学だそうですねぇ
ということで、田舎から出てきて無一文になってしまった
女性のたどる道は古代から伝わる女性自身の商売しかないわけで

娼婦となったファニーの恋の遍歴というか
男性遍歴の果てのサクセスストリーを
主人公のあっけらかんとしたハダカ満載で描いてますが

こういうお話はどちらかというと暗くなりがちですけど
なんとも主人公のもってるあっけらかんとした生き様は
ある意味爽快

突き詰めればつまらなくなるようなお話なのですけど
ヌードと濡れ場で90分強の映画を退屈しないで見てられたのは

主人公のリサ・フォスターの見栄えのよい顔立ちと
ボカシなしのハダカ

そんな彼女を見てるだけで楽しくなってきたんでしょうね
きっと(笑

そしてなんでこの映画に出演されたのかわからない
オリバー・リード
真ん中へんににちょこっとだけで終わりかと思いましたが
ラストにまた出てきてましたね。
弁護士役を楽しんでるような・・・

Belle da Morire

2010-01-24 21:22:06 | 洋ピン
2001年制作のイタリア映画ですが
日本未公開だし、DVD化もされていないようです
したがって原題で表記しました。

監督が
「ナチ(秘)女体飼育館・ゲシュタポ慰安部隊」
「謎のプリズナー“♀”/女囚No.1369」
「チチョリーナ・マイ・ラブ/エーゲ海に捧ぐバラード」
「サイゴン野獣刑事」
「エイリアンネーター」
などのB級娯楽映画を量産している
ヴィンセント・ドーンなので
それなりに見られる映画にはなってますが・・・

ストリップクラブのオーナーが
踊り子である恋人に無理やり売春させたり
別の女を作ったりで
その踊り子が飛び降り自殺する

そして新しい踊り子がストリップクラブに入ってくる
90分強の尺ですが
開始10分でラストまでの物語が見えてしまう

しかしそこは娯楽映画の巨匠
かたき討ちまでに
濡れ場とストリップシーンたぷりに
単純なシノップスに紆余曲折をからませてます
スタッフロールを見ると脚本もヴィンセント・ドーンが
書いてるようですねぇ

ま、主人公がどんな形で敵をとるのか
というところまで飽かさずに持ちこたえてましたね
まずは合格

ちょっと気になったのは
イタリア版のDVDの画質があまりに鮮明で
フィルムではなくもともと
最初から電磁メディアで撮影された映画なのでしょうか・・・

主人公をふくめストリッパーとしてでてくる
女の子たち一人として巨乳さんがいなかったのですが
それなりの胸乳だったのでものすごく安心して
見てられました
ここいらも監督の狙いでオーディションsていたのかしらねぇ。

キリング・エンジェル 夢犯

2010-01-23 23:17:59 | 邦画
私が片岡礼子さんにハマった映画
というか、OVですよねぇ

シノップスは女殺し屋が自分の過去に目覚め
自立していく物語になるのかしら

幼女時代に両親を目の前でHitされ
そのHitmanに殺し屋に育てられた女

育ての親というか、敵の鶴見辰吾をある意味愛している
鶴見もまた自分の育てた女殺し屋を
ある意味アートだと
つまり作品とは寝ない
へんな理屈を持ってる

女は依頼された殺しを
っていうか無差別殺戮ですよね
でも、一人の子供を撃つことができなかった

そこから鶴見と片岡の生活に暗い影が忍び寄る
刑事に三浦洋一
いい役者さんを早く亡くしてしまいましたねぇ

生き残った女の子を挟み
鶴見、三浦、片岡のねじれた三角関係が破局に向かって動き出す

闇の殺し屋組織組織ってのが
鶴見、片岡を倒さんと迫ってくるのですが

まさかまさかのラストの殺し屋さんには
びっくりしましたが

もう少し片岡さんの銃撃シーンが見たかったなぁ
サツジンマシーンっていう設定の割には
煩悶してるシーンのほうが多かったような

三浦さんと燃え上がる設定に
薬の口移しですか
ここいらの脚本がさえてはいるのですけども

最近の鶴見さんは年齢からか好好爺風情になってきてますけども
このころはエキセントリックな役が似合いますね。

HELL ヘル

2010-01-22 19:42:12 | 洋画
なんだかずいぶん久しぶりに見たような
男だけの囚人映画。

あんまおもろなかったし
ヴァンダムも年とちゃいましたよねぇ

強くないんだもん
って結局は格闘えいがではあるのですけども
ごくごく普通のアメリカ人が
ロシアで妻を殺され復讐したものの

無期懲役で地獄の獄舎につながれて・・・
このクラヴァヴィ刑務所がHELLってことでしたか

ロシアらしく看守はワイロデ動くし
公然とワイロを要求したり

署長までもが囚人同士の非合法格闘試合で
トトカルチョしてるという

そんな中絶望と無気力の淵にさまようヴァンダムを
這い上がらせたのは亡くなった妻の思い出の蛾と

非合法格闘技の闘士だった黒人の
哲学的な一言

なにげない独房での壁たたきが
非常におもしろい生かされ方をしていた以外は

ほんんまにつまんない映画

たいてい梗概を読まずに見ますので
このまま救いのない終わらせ方をするのかあ
と思っていたら
なんかあっけなく脱走しちゃうのね。

フルブラスト

2010-01-21 23:22:22 | 洋画
PlayboyのPlaymateだったシャノン・トウイードが
あえてノンセクシャルで体当たりでアクションに挑んだ
女版「ダイ・ハード」の
「ハードネス」の続編にあたる作品

主人公のキャラクターは変わってましたけど
監督は「ハードネス」のポール・リンチ

今回シャノンはアクションスターという設定
冒頭映画撮影のシーンだはカラテアクションを披露させて

後半のアクションへの無理のない設定にもっていってましたけども
今回は孤立無援、孤軍奮闘で
テロリストと戦わないのね

最終的には3人で戦うと設定
それにしても、悪の親玉のランス・ヘンリクセンは
いつもながらの名演技ですねぇ
もうすこし「ハード・ターゲット」のような
エキセントリックでもよかったような気がするのですが
そきらは監督の温度差なのかもしれませんね

今回は中性子爆弾の強奪
妹役の美術館員もシャノンさんにおとらずの活躍するのですけども
映画監督役の方も活躍

妹さんのセキュリティ・カードを意味深に映して
観客に伏線と見せておいて
あっさり犯人側に燃やされるというはずし方しておいて
ラストでこのセキュリティ・カードをオチに使うというのは
脚本の勝利か・・・

シャノンさんのオンヌードの映画もいいですけど
ノンセクシャルな映画もまたカッコよかった
っていうことで
さて、DVDの山の中から「ハードネス」探してまた見たくなった。

ホーク/B計画

2010-01-20 23:35:49 | アジア映画
1998年製作の香港映画
某カルト宗教教団が元ネタになってるような
日本人がもちこんで香港で制作されたノンストップアクション映画。

ほんと日本じゃこういう映画はできないよね
某カルト宗教教団への類似は抜きにしても
日本じゃ映画の集客コンセプトが女性に向いてるから
こういう映画がなかなか作れない

「ホワイトアウト」でしたっけ
興行的に失敗してるのも影響あるのかもしれないですね

ニッポンアクション映画はVシネの低予算で
みみっちぃのを作るのみですか

邦高洋低の興行界といわれてますけども
映画見てカタルシス受けないのはどーもねぇ

そこいくと小技大技の効いたアクションエンターテインメントは
やっぱ香港でということになるのかな
しかし、中国に変化されてから
あんまこういう映画をつくってないでしょ香港でも

スー・チイさんが出演されてなければ
とうていスルーしていたDVDではありますが
10年くらい前に香港版を買っていたのを
3回目くらいの視聴になるのかしら

スピード感がいっぱいいっぱい
銃は撃ちまくるは
人はばかばか撃たれるは
で、結構突っ込みどころがあるんですけども
突っ込みをいれさせないテンポが映画を面白くさせてるのですかねぇ

なんか記憶ではスー・チイさんが
屋上に座らされたように覚えていたのですけど
違ってましたね

「ダイ・ハード」の1.3をパクったとしか
思えないシーンもあったりするのですが
おもしろけりゃいいやね。

ズールー戦争/野望の大陸

2010-01-19 23:42:44 | 洋画
横丁の路地で道に迷ってるようで・・・

バート・ランカスター、ピーター・オトゥール、ジョン・ミルズ 主演
ダグラス・ヒコックス監督作品

マイケル・ケインの「ズール戦争」を昔見て
ズール族の恐れを知らない波状攻撃に恐怖を感じていたのを
思い出しましたが

こちらの映画は「ズール戦争」の前段階
イサンドルワナの戦闘でイギリス軍が全滅した戦いを描いてるんですね

イギリス軍屈辱のおはなし。
といっても、アフリカの植民地統治での衝突なので
イギリスの侵略でもあるわけですが

大砲とライフルの銃火器に対して
蛮刀と槍で立ち向かうズールー族のすごさは
まさに人数なんですね
屍を乗り越えての攻撃はすごいですね

前列後列の二段で単発のライフルでも人海戦術にはかなわない
「ズール戦争」ではラスト3段でしたけどねぇ

ピーター・オトゥールの指揮官がよかたですね
バート・ランカスターはなんか生彩が感じられなかった

それにしても弾を管理する兵隊さんの実直さとか
イギリス人のかたくなさを表わしていて
敗戦のエピソードにもなってましたねぇ

しかし、戦地であんなにナイフとフォーク使って食事をするんですね
イギリスの将校さんたちは・・・
貴族なんですね。


レイダース 失われたアーク(聖櫃)

2010-01-18 23:21:05 | 洋画
路地を散歩中(笑

ということで、冒険活劇の王道
「レイダース 失われたアーク(聖櫃)」

公開時にリアルタイムで今は無き新宿プラザで
仕事サボって見たなぁ

その時一番感動したのは
パラマウントのロゴのお山がそのまま
映画のシーンとシンクロしてったトコロ

東映の三角マークに「君が代」がかぶった
「さそり」以来の感動だったけども

今見ても飽きないジェットコースタームービーですけど
あの頃はあんま気にならなかったのですが
よーく見ると
突っ込みどころ満載な映画なんですね

どうやって島から出る
と言われてるのに
ナチが全員死んでしまったのに
どうやって、島から脱出できたのかしら

インディ・ジョーンズもシリーズを重ねるごとに
いい人にキャラがかわっていってるのですけど
ここではチョイ悪なキャラだったようで

ルーカスもスピルバーグも結構残酷というか
グロっぽい死にかた描いてますよね

プライベート・ライアン」なんか
残酷さがよく伝わっていたような


CGも使ってるのがよくわかりますねぇ
スタントマンでしょうけど
まだこのころは役者さんも体使ってましたね。