538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

実録 新選組  完結篇

2011-01-31 00:04:34 | OV
GPミュージアムOVお得意の
前篇後編の2本セットなので

新選組の顛末の後編は
伊東甲子太郎との権力闘争というか
内部抗争を中心に油小路事件をクライマックスに
新選組崩壊までを

内部抗争と粛清は
やくざの抗争に類似してるし
三多摩郷士が武士の頭領目指して
人斬りでのしあがっていく様は
これまたヤクザ世界の縮図そのもの

だからか演じてる役者さんも
ヅラ着けてるだけで演技は日常演じてるまんまのキャラでしたが

そんな中で山南敬助の中野英雄さんの葛藤の演技と
藤堂平助の小沢和義さんが拾いもののもうけ役でしたねぇ

侠(おとこ)のドラマということで
女優さんが前篇後編通じて2人しかでてないのに
勢いとやくざOVのノリで十分に見ごたえのある作品に昇華されてました。




実録 新選組

2011-01-30 23:56:02 | OV
極道OV製作のGPミュージアムが時代劇を作った
この作品が2006年製作だから
2004年の三谷幸喜さんの
NHKの大河ドラマの「新選組」を見て思いついたのでしょうか

新選組の顛末がどこかやくざの抗争に似てる
やくざものならGPミュージアムお得意だし
役者はそろってる

ということで配役は適材適所の
近藤勇に小沢仁志、土方歳三に寺島進、山南敬助に中野英雄、
沖田総司に大沢樹生、
小沢和義、石橋保、遠藤憲一、曽根佑太、白龍と
配役豊富というか
OVのオールスター総出演!!
岡田以蔵役に中山一也さんをキャスティングしていたのには笑いました。

台詞はほとんど侍言葉は使われてない
ま、近藤さんも土方さんも三多摩郷士だから
それはそれでリアリティだけど
遠憲さんの松平容保も侍言葉ではなかったですね
ま、いいか

あと新選組の制服というか
あの羽織と隊旗が白と水色ではなくて
黒とパープルに近い赤
というのが新鮮でしたが
あの赤っていうのは血の色を暗示していたのか

OVにしてはロケだけでごまかさず
ちゃんと時代劇のオープンセットで撮影されていたのや
ヅラもちゃんとしており
結構な予算が組まれてたようです。

妖艶くノ一伝~鍔女(つばめ)篇

2011-01-29 00:05:03 | OV
↓の「新釈 四畳半襖の下張り」で主演されていた
麻美ゆまさんのOVです。
2006年の制作ですか
表題通りのくノ一映画

いやびっくり
くノ一の忍法が山田風太郎先生も考えが及ばないような
殿様の精子を胎内にためて
側室の子宮にそのためこんだ精子を入れ込む
という奇想天外な・・・

しかし、こんな忍法の持ち主なのに
なんと処女という設定
処女なのに男の精子の貯め込みの修行はいつ行ったのか
なんていう、突っ込みは野暮

ということで麻美さんのSEXシーンとあえぎを
楽しむだけでいい映画ではありますが

側室の子宮に精子を・・・入れ込むには
レズシーンがあるってこと
ってこっちが期待したとおり

側室といきなり松葉崩しの態勢に
レズシーンじゃなく
精子移動は
鍔女と里の百姓との
殿様と側室との
それぞれのSEXシーンがカットバックで挿入されてるんですねぇ

アメリカというか外国のソフトコアとか
ハードコアって
お約束みたいにレズシーンって必ず1回はあるのですけど

この映画では期待したほどのレズは見せてくれてません(笑

案の定ロケばっかで
アクションも演技も幼稚園
こういった映画のもってる宿命
いうことでスケジュールもつまっていたのでしょうか
雨降りだろうが撮影してるし
よーく見るとアスファルトの道を歩いてるし

ラストクレジットで
メイキング映像をながしてくれてるのですが
主役の麻美さんオールアップの花束をもらってるシーンでは
全裸のままでしたねぇ

新釈 四畳半襖の下張り

2011-01-28 00:47:29 | 邦画
永井荷風が原作と巷間伝えられているが
こういった話は
芥川龍之介が『赤い帽子の女』の原作者という話題と同じように
真偽のほどはわかりませんし、
私自身原文も読んだことがありません

ということで今作品は
愛染恭子さんの監督作品でもある

昨年「女奴隷船」で女優としての減益を引退して
武智監督というか谷崎潤一郎原作の「白日夢」のリメイクを
ピンクのいまおかしんじ監督と愛染さんとの
共同監督として初メガフォン

正直この「白日夢」にはがっかりしたのですが
今回の「四畳半・・・」は見ようか、見まいか迷っていましたが
DVDのジャケットに惹かれ・・・

愛染さんをちょっとあなどっていたようです
低予算なのでロケばっかの映画でしたけど
濡れ場を演出させたらものすごい力を発揮されてますやん

AV女優の麻美ゆまさんの演技は幼稚園程度なのではありますが
濡れ場は擬似ですけど経験値がモノをいい
というか愛染さんの濡れ場にこだわった演出によーくこたえられてた

特に面白かったのはキス
初めて主人公が米屋の若旦那と一夜をともにするときは
商売ということでキスはありません

体の相性が良いということで見受けされて囲われるのですが
いつか相手にされなくなって
お手伝いに旦那とられての
あてつけに質屋の店員さんを誘惑する時のキスは
ディープなベロチュー

そして尾羽うちからした旦那と再開して情を交わす時
熱烈なキスの嵐

女の内面の感情を見事に接吻で表現してましたねぇ
これって脚本に詳細に書かれてるわけじゃないと・・・
現場での愛染さんの演出ですよねきっと

愛染さんの濡れ場に対する演出力には脱帽

しかしどこが新釈だったんでしょうか
女の心の襞に生じた「愛を」描くのなら
時代を現代においてもよかったと思えるのですが

舞台設定を昭和7,8年にもってきてるのですが
低予算のロケ映画ですから

時代物のラジオの外観は完全プラスチックだし
4本足のテレビは映りこんでた
もうひとつゴールデン街のバーでしょうか
入口の足元にはエアコンの室外機まで映ってた(笑





このブログも節操ないですよね
「獄に咲く花」の次が「四畳半・・・」ですものねぇ(大汗

獄(ひとや)に咲く花

2011-01-27 01:38:08 | 邦画
山口県の肝入りで作られた映画だそうで
長州の偉人 吉田松陰の伝記映画
といっても江戸で斬首される直前まで居た
国元の牢屋暮らしのお話。

「獄」と書いて「ひとや」と読むって知らなかったなぁ
で、辞書で調べたら

人屋、牢の雅語表現

なんだそうで
牢屋に雅語なんて必要・・・なんだろうか?

律令国家が形成され始めた奈良時代には
曽我氏、物部氏、藤原氏が権力闘争していて
天皇を毒殺したり、暗殺したり、死罪にしたりと
そんなこんなで天皇を入れる牢も必要だったんだろうな

そして牢自体、個室というか小部屋のケージなわけで
「一屋」みたいになってるから読みが「ひとや」
で一応天皇に敬意を表しての雅語表現なんかなぁ
なんて  って話がそれましたけど

主役の近衛はなさん
目黒祐樹さんの娘さんとか
そんで父方の名跡をつがれて近衛を名乗られたのですね
ちょっとどんな演技をされるのかと興味がわき

昨年の公開時期に映画館で見たかったんですが体調が・・・
東京の吉田松陰の首が祭られてるという松陰神社の近くの
三茶でようやっ見ることができました。

ちょっと見はやっぱお母さんの江夏夕子そっくりだし
ふっと見せる表情に目黒さんの面影を宿しましたね

幕末の時代劇ではありますが
舞台が牢屋と限られておりますし
じつにまじめに正面から
吉田松陰と久さんの男女の心の綾を微妙な距離感で
映像化してましたねぇ

牢屋というか獄舎の建て物内のトーンは
獄舎につながれてる人たちの内面を表わすかのように
トーンを落として暗くして

対比するよう、映像文法忠実に
四季折々の風景で時間経過をあらわす映像は明るく
色鮮やかに・・・

水をものすごく生かした撮り方もしてますよね
雪と見まごうばかりに雨粒の落下を超スローで撮影
涙の一滴の落とし方にもスロー

水垢離の水に男への愛を表現し
風呂の湯で男への思慕を確認し  と

この監督さん必殺シリーズをとってられた方なので
光と影の使い方がうまいんですねぇ
この映画をしっかりとした映画に昇華されてる

本田博太郎さんがいつものくせというか
アクの強いえんぎを封印して好演
神山繁さんまだいきてらっしゃんたんですね

そしてそして松陰の母親に赤座美代子さん

私には感情移入もなんもできない映画でしたけど
近衛はな演じる高須久の生き方と
恋愛感情に共感できる女性は
結構いるんじゃないのかな


プレデターズ

2011-01-26 00:04:35 | 洋画
87年にシュワちゃんが生き残った映画
「プレデター」の内容に関して劇中で女戦士に語らせてる
それがラストで生きてくる

毒花の毒樹液
そのエピソードで命を守ってもらえる医師
とかロドリゲスのホンではしっかり伏線張って
ちゃんとときほぐしてくれるという
こまかい部分もあるんだけど・・・

なんでこんなところにつれてこられたか
なんてこれも2時間の物語を楽しむ分には
そんな詮索はいらない

ご都合主義で中盤日本刀を得て
プレデターと斬り合いするハンゾー
タラちゃん一家は日本人の強い奴は
みんなハンゾーにしてる
「影の軍団」のえいきょうですよねぇ

ということで日本マフィヤのハンゾーくん
ちゃんと見せ場を作ってもらってましたね
この擬闘シーンで見たのは
プレデターの着ぐるみとハンゾーがチャンバラするわけで
擬闘以外はプレデターの顔とかはCGだろうし・・・と
アナログとデジタルを使い分けて
つくるんですねぇ

シュワちゃんの「プレデター」は「S]がついてないので
宇宙からたった1匹がやってきて
精鋭部隊を壊滅させてましたが
あの初期と言うか初代のプレデターの中に入っていたのが
ジャン=クロード・ヴァンダム(エンドロールに記載あり)

1の舞台を地球から他の惑星に映し1に近いことを
複数といっても3匹のプレデターと8人の男女の戦い

捕食者を借りの場にっていうのは
地球の地下というか北極でしたっけ
その氷山の奥深い地下神殿にエイリアンを冷凍させてつれてきて
解答して捕食闘争してましたね

87年から、かぞえて5本目
これからもどんどんつくられていくんだろうな
原題の「プレデター」い複数形の「s」がついて

「エイリアン」は「s」がついたらかなりの量がでてきてましたけど
やっぱ4匹は少ないし
ラストプレデター同士の戦い
どっちがどっちかわかんなくて
殺されてはじめてどちがどっちkとわかりましあけど

もうすこし単純なシノップスでの続編を期待したいけど
いまどきの観客層って
アラサー・アラフォー
そして20台の女性たち
女性が感情移入できて、共感できるような映画でないと
21世紀の映画館にはお客さんがあんま入りません


エクスペンダブルズ

2011-01-25 00:45:25 | 洋画
これもまた原題そのままのカタカナ表記
さすがにこの単語は浸透してないのと
内容が判断しにくいと
配給会社も「消耗品軍団」とチラシなんかの宣材に
わざわざ書いていたり・・・と芸が細かい

アラ還のスタローンがここまでやるのか
肉体改造というか
「ロッキー」以上にマッチョになってた

70年代スタローン主演の幻の洋ピン
「イタリアン・スタローン」を昨年暮れに見ることができたのですが
まだ20台後半のスタちゃん
この映画ほどマッチョじゃなかった
ちょっとブヨブヨしてたような
ってそれ以外ブラブラしていたのも画面上にさらしてましたけども

映画で使用する火薬の量はハンパなく
CGは人体に弾着の表現くらいで
あとは役者さんの肉体とワイアーでの実写ですよねぇ
超ド級の肉弾戦
還暦オヤジがここまでやるということが
スタローンからの
CG至上主義のアメリカアクション映画への
アンチテーゼなんだろうな

素直に拍手おくりますよ
そういうスタローンの主張に賛同したのか
まだ知事職だったシュワちゃんもチョイ出演
ってやっぱ知事退いてからのスクリーン復帰という
アピールもあったのかもしれませんね。

やっぱこんだけ強い役者がそろってしまうと
敵側がどんだけ人海戦術にでてきても
見てるがわも安心して見てられる。

なんだか続編も作られるようですねぇ



特攻野郎AチームTHE MOVIE

2011-01-24 01:14:26 | 洋画
アメリカのドラマのTVシリーズの映画化って
ことごとく期待外れなんですよねぇ
「ミッションインポッシブル」とか「チャーリーズ・エンジェル」なんか
やっぱオリジナルキャストが脳裏でよぎちゃうのかなぁ

昔、テレ朝で水曜日の9時から
ジョージ・ペパードのハンニバル大佐を見ていた者としては
まぁ、一応合格点をあげるというできになっていました。

時代ですねアクションシーン全部はCGがなきゃ不可能なんですね
ヘリが飛ぶ
人がビルの壁面を機銃掃射しながら垂直降下
無人のジェットがミサイル撃つし
コンテナが爆風で飛びまくり

圧巻は戦車が空を飛ぶ
しかしまぁこんだけCG使えばなんでもできますよね
こちとらもあの戦車が飛んでるCM見なけりゃ
多分見なかっただろうと・・・
もうハリウッドの大作映画はCG無きゃ
映画製作はもう無理みたいな

ま、TVシリーズのお約束
ボスコの飛行機アレルギーの睡眠薬
とちゃんとキャラ踏襲してくれてたのがうれしかった

それにしても2時間を飽きさせないように
たっぷりのCGで見してくれてましたが

こんだけCG使うなら
なんでこの映画を3Dにしなかったんだろう
と思ってしまいましたが

エンドロールの後にサプライズの映像
これってありっ???

ゴスロリ処刑人

2011-01-23 00:56:04 | 邦画
「スケ番☆ハンターズ」のDVDについていた予告編で見て
興味をもったので見た「ゴスロリ処刑人」

そしたらこの映画には「スケ番☆ハンターズ」2本のトレーラーがついていた
ある意味宣伝に乗せられた
というか宣伝効果ってあるようで
ユーザーの意思に反して
かってついてきて邪魔だと思うような予告編ですよねぇ(汗

オシリーナことグラビアアイドルの秋山莉奈さんが主演してるんです
お尻がセールスぽいんとだったら
おさわがせエリカ様みたいな半ケツ出しての
アクションかと思いましたが
なぜかゴスロリファッション

そうなんですアクションシーンは切り返しのアップ以外は
スタントの代役
お尻出していたらスタンドインがばれる
ということだったんでしょうか

ってばればれでしたけど
スタンドインが逆にアクションシーンのキレを生んで
なかなか面白い作品に
さすがアクション出身の小原監督

ここでも小原監督の「芸者VS忍者」とか
アクション監督ののみの「お姉チャンバラ」や「侍プリンセス」
なんかについても書いてますが

オシリーナはそういうことでま、ご愛敬の主役
脇に助けられてる作品です
ガールスアクションの枠を超えてる佃井皆美
「芸者VS忍者」でおなじみの和服黒パンツ出のアクション
前にも思いましたがココはやっぱ黒モザイクしでしょう(笑

片目のラブちゃん役の桃瀬美咲さんが拾いものでした

西村喜廣監督のグロ造形はこちらではちょとユーモラスでしたねぇ
亜紗美さんがちょこっと出てた
ってトレーラーで見てこの映画を見る気になったんですけどね(爆

しかし、この映画の基本シノップスって
梶芽以子さんの「修羅雪姫」ですよね、どっから見ても・・・
親の敵五番勝負とか、傘は違っていても武器だし
血糊もハンパなかったけど
それにしては見終わっても何も残らない(笑

ミレニアム2 火と戯れる女

2011-01-22 00:25:29 | 洋画
一昨年に本を読み
去年の2月頃に「ミレニアム1」を劇場で見たのですが
もうほとんど忘れてしまっているではないかと
そういうことで本来なら「ミレニアム1」をもう一度おさらいしなければ
ってしてはいないけど
しなくても大丈夫でした

そう1は
あれで完結したいるんですよね
2と3はつながってる内容になってましたね
だから映画公開も2,3同時上映の興行形態をとってた
って映画化に足を運んでませんが


映画は主人公の生死不明の状況で
to be continued
った感じで突然おわっちゃうんですねぇ
原作とは違う終わり方
DVDは1カ月おいての2,3発売で


小説は長編ですので
それを2時間強の尺にしてるので
かなり換骨奪胎してますね

原作ありき というか
原作を読んだ人が見るものとしての制作意図が見え見え
テンポがよくて筋をおうだけなら
映画で十分というでき

1の時も書いたかもしれませんが
スエーデン映画ですので
それなりのエロシーンもありますが
主役の裸体はあんまそそられるものではありません(汗

ま、ここまで来たら3もまた見るんだろうなぁ