538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

不倫小説

2011-07-12 00:24:11 | 洋画
これは、今まで「不倫○○」というタイトルの
DVDが、ある意味エロ映画の売り
と言っても、輸入会社の思惑だけで
結構見ごたえのある映画ばっかだったので・・・
ちょっとこの「不倫○○」を見続けていこうか
と、GEOからレンタルして来ました

地元にTSUTAYAが開店してGEOさん顧客減少???
6月末から新作1泊二日200円
旧作7泊八日100円という2種類の料金体系しかなくて
旧作も新作もたいへんお得ですので
借りまくりデス

いや、この映画も拾いものでしたね
2006年製作のフランス映画
主人公の女性が
キャスー付きのキャリーバッグをひきずりながら
ただただひたすらパリの石畳を走る、走る

ほんとよく走る
もうこの走ってる躍動感が映画そのもの
というか彼女自身の高揚感というものを
実によく表現し得てる

この映画の原題は「CLEMENCE」
そう主人公の女性の名前
実は邦題の「不倫」にはちょっと当てはまるのか
はまらないのか
クレメンスさんはとある男性と片田舎で同棲してる
そして2歳になる女の子もいる
しかし、籍は入れていない

それで都会から来た小説家の筋肉に惹かれたのか
突然同棲相手と娘を捨ててパリに行ってしまう
パリで紆余曲折あって小説家と出会うことで
愛を確かめ職にも付けてパリに居座るのですが・・・

みつけたアルバイト先のおねえキャラが秀逸でしたねぇ
ある日同棲相手が子供をつれてパリまで
自分に正直に生きたい彼女ではあったのですが
こどもが自分を覚えていない
それで1週間ごとに田舎で母親
パリで愛人生活を・・・

てことで彼女はパリの町中を走る、走る
子どもに会うため、恋人との逢瀬を楽しむため・・・

エロ映画じゃなくてちゃんとした恋愛映画になってます
彼女が小説家と激しい愛をかわすシーンで
彼女の両腕が男の膝でバランスをとり、両膝が男の方に乗り
立ったまま69というAV顔負けの
ラーゲシーンがあるのですが・・・
二人の愛の強さ確かさを表現していたんでしょうねぇ

ラストはある意味泣かされます
というかラストで生きる「CLEMENCE」というタイトルが・・・
ある意味女性が共感する作品じゃないんでしょうか
いや、いい映画見させてもらいました。