538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

処女の生血

2010-03-31 00:24:48 | 洋画
アラン・ドロンの「ポーカーフェイス」を見たとき
恋人役のダリラ・ディ・ラッツァーロにとっとハマったので

あらためて見た「処女の生血」
どこまで見ててもでて来ない
まちがってたのねぇ
っていうか錯覚でした「悪魔のはらわた」と(汗

ということで「悪魔のはらわた」は次回で
今日は「処女の生血」

「悪魔のはらわた」がFlesh for Frankenstein
「処女の生血」がBlood for Dracula

タイトルがシンメトリーになってるんですねぇ
今気付いた(爆

閑話休題(それはおいといて)
いやはやかわいそうなドラキュラさんでしたねぇ
タイトルロールでは口やほほに紅をさし
頭髪、眉毛を黒く染めてる
もうここから全然怖くないドラキュラ

血は吸うけど肉食じゃないのねぇ
草食系男子の草わけ
だからでしょうか吸血は処女じゃないとダメ

ってことで敬虔なクリスチャンなら処女も多いか
と、イタリアに処女の血さがしに・・・

没落貴族の四姉妹
二女三女は淫乱
使用人と毎夜体を重ね合ってる

ドラキュラさんが処女かと尋ねると
「Yes Ofcourse」とぬけぬけと言ってのける
女はこわいこわい

で血を吸ったドラさん真っ青になってのたうちまわってリバース
ま、処女云々ってことで婚約破棄になってる長女が処女
ってオチまで読めるのですが

14歳の四女を救うために処女を奪う使用人
その時床に流れた血をなめるドラさん

処女膜が破れた時の血って
処女の血なのか非処女の血なか
処女だった時に流れたから処女の生血
性行為で流れたのだから非処女の血
なんて考えてたら

ラストいきなりのスプラッターでしたね
70年代ではすごいスプラッターなのでしょうけど
最近の残酷邦画を見てると幼稚園みたいな

ってことで明日は絶対「悪魔のはらわた」。

魅惑の70'sムービースターヌード大全集 ~セレブリティ・ヌード・レビュー~

2010-03-30 00:03:52 | 洋画
70年代に活躍していた外国の女優さんの
ヌードシーンだけを集めたコンピレーションDVD

こういうの待っていたんですよね
1か月くらい前に紀伊国屋フォレストで見つけて即購入

昔、米版のレーザーディスクから
こういうお宝シーンばっかヴィデオに編集していたんですよ
僕だけのヌードシーンなんちゃって

2時間のテープが6本
今でも残ってますよ

で、時代はブルーレイ
今度ブルーレイに焼きなおしておかないと
ブルーレイなら1枚だもんねぇ

いや日本でこういうDVDが発売されたんですが
今なんでここにこんなこと書いてるかと言うと

このDVD、「スィ-ト・ムービー」の
キャロル・ローレのチョコレートまみれの股間にボカシが・・・
それに頭来て
ってことでアメリカ版を見つけたのですよ

で、いろいろ違いがあることが判明

アメリカさんはなんと3時間オーバーと書かれていて
215分なんすよランニングタイムが

日本で発売されてるのが196分でディスクが2枚組

ジャケットに描かれてるスターも微妙に違ってる

当然アメリカ版の方が登場スターが多いのですが
さらに不可思議なのが
日本版で登場してるアンジー・ディキンソンが米版にはいない

さらにアメリカさんはVol2まで発売していて
そちらには私好みのソフトポルノ女優さんオンパレードで5時間強

このようなアンソロジーはいつまで見てても飽きませんねぇ
土日の休日ほとんどこれでつぶしたけど・・・

日本でのVol2の発売はいつになるのかしら?
発売されたら見比べないとねぇ(爆

イル ベント エ レ ローゼ 愛するということ

2010-03-29 00:46:40 | 邦画
怖いもの見たさに見たDVDですねぇ
ってか、劇場公開されたときに
これは女性がたぶん多く見に行く映画かなと想い
劇場は敬遠してDVD発売を待っていたのですが

こちとらが病院にはいっちゃったりして
この映画のことをすっかり忘れていたんですね
(そんなもんなんですね・・・爆)

で、最近紀伊国屋フォレストに
こんな人も映画で脱いでいた
みたいなコーナーが常設されまして
そこにあったんです
で、思い出した
怖いものでもみちゃうかな・・・

女性ばっかで作った映画
オールイタリアロケ
俳優さんもイタリア人ばっかなのだと思いますけども

女性の感性で撮ってますので
ストーリーテレイングな映画じゃなくて
なんかイメージヴィデオを見てるような映画でしたね。

叶恭子さんの作られたボディというか
シリコンおっぱい
ま怖いものだったわけですけど
服の上から想像するよりはかなりいい造形美だとは思いますけど
やっぱりDVDを購入してまで
見る怖いものでもなかったし
映画としても・・・

そんな中、もう一人の主役の花売りの少女役の
マリア・コッキャレッラ・アリスメンディさんの
作られていない肉体の美しさと
演技が拾いものだったかもしれませんねぇ

主題は叶恭子さんが(なぜか)英語でしゃべった
「あなたがそう望むのなら。あなたの人生はすべてあなたの選択なの」
というのが主題なんでしょうけど

セリフ回しも、官能にうちふるえる演技も
素人の域を脱していない
叶恭子さんだからこそ
イメージヴィデオ的な作風にしたのは
監督さんの知恵ですよね
きっと

サムライプリンセス外道姫

2010-03-28 00:43:07 | 邦画
ドイツ版のDVDで見ました。
「片腕マシンガール」「東京残酷警察」の流れを汲む
残酷スプラッター映画
日本でもDVDは発売されてるようですが

まさにB級を超えてもうZ級
残酷造形が「吸血少女対少女フランケン」の共同監督でもある
西村喜廣氏だから
人体の部分造形や内臓系がもう
おなかいっぱいになるほど出てくる出てくる

さらに手足が切断されると血しぶきが
これでもかこれでもか
日本の映画の方向絶対間違ってるよな
と、思うほどのスプラッター

さらに時代設定がナンセンス
予算的にむりなんでしょうけど
ネオ時代劇ともうここまでになると呼べない

サムライプリンセスじゃなくていいので
もう少しなんとかならなかったかなぁ

やっぱこういう映画にもう欠かせなくなっちゃってんでしょうか
みひろさんは

みひろさんを私が知ったのは
松浦亜弥の「スケバン刑事」をパクった「スケパン刑事」だったんだっけ
DVDの山の中さがしてまた「スケパン刑事」みておかないと(爆

主役の希志あいのさん
スレンダーな方ですが
こういう映画にはめずらしく
ちゃんとヌードになって熱演されてましたが
アクションにはキレが感じられなかったのがちょっと残念
が、しかし名前だけはちゃんと覚えさせてもらいましたよ

おっぱい爆弾みたいな武器と
エレキギターの弦の振動が必殺技
あとはVFXの千手観音でしょうか
いろいろあってアイデアはよかったですが

ちょっとグロが過剰すぎてたのが珠に瑕。

映画喧嘩番長 劇場版 ~全国制覇~

2010-03-27 00:16:30 | 邦画
春休み平日の真昼間
さぞかしゲーマーたちでにぎわってるのかな

と思ったら
私を含めて熟年のおっさんが二人
二人組の女子、三人組の女子、そして女子1人の
計8人で映写機回転
ものすごーく高いコストパホーマーですね

こんな映画だとふつうはレイトショーあたりで細々と公開されるのかなぁ
でも40万売ったというゲームなので
ゲーマーの世代が中高生でしょうたぶん
レイトショーは無理
で普通の公開形態にして春休みならって思惑が完全にはずれたようで・・・

でも若手芸人とイケメンそろえてのキャスティングの狙いは外さなかったようですね
女性集客力75%ですものねぇ(って今日のこの回ですけど)

映画はテンポよかったですよ
本編ということでリキはいったのかなぁ
予習で見たオリジナルヴィデオの「喧嘩番長フルスロットル」より
数倍見ごたえがありましたから

キャストも一応47都道府県の番長さんをそろえてましたねぇ
京都が池田高校で総番長が近藤勇、副に土方歳三そして沖田総司
これが敵役
京都だから新撰組
新撰組だから池田屋か

主人公は羅針高校の坂本タカシ
羅針高校って一体どこにある高校なんでしょう
47都道府県の番長さんが全員でてきましたので
いったいどこの地方高校かと

色合いとして群馬の番長さんがスケバン
ここいらといい、新撰組といい楽屋落ち的にさりげないのがいいですよねぇ

主人公に想いを寄せる同級生に
谷澤恵里香
最初気付かなかったんですが、旅館のマッサージチェアで
おっぱい揺らせていた時に気づきました
あっ!!ドグちゃんだぁ  って

ちょい役のバスの運転手やべきょうすけが抜群ンのメリハリつけてたのがさすが
刑事のちはらせいじさん、東京の刑事がなんでコテコテの関西弁
ケバブ屋の里田まいさん、ちょっと迫力不足かな
あれじゃコワくない

戦場の野獣たち ヘルズ・ヒーロー

2010-03-26 00:27:32 | 洋画
米版のDVDには「INGLORIOUS BASTARDS 2」となっていて
その下に本来のタイトル「HELL'S HEROES」

これは原題にアメリカのDVD販売会社が勝手にINGLORIOUS BASTARDSの
タイトルをつけたようです
そうタランティーノの新作ブームに乗っかって
INGLORIOUS BASTARDSの冠詞をつけたようですね

この映画のシノップスも
犯罪者になった兵士がいつのまにか勝手に作戦実行
していくというシノップス


上院議員の
ってこの上院議員になんとチャック・コナーズ
クレジットにparticipationとついてるんですね
三拝九拝でのご出演ということでしょうか

でもベトコンのトラップであっけなく死んじゃう
護衛は全滅ていうか
その生き残りに今回の主人公マイルス・オキーフの軍曹

しかし脱走の罪で営巣に
ここがまたひどい営巣で
新人はみんな看守にガントレットの先例は受けるは

ベトコンの襲撃受ければ営巣の中に
そのまま置いてけぼり

からくも4人の囚人と逃げることができるのだが
その中の一人がフレッド・ウィリアムソン

囚人が逃げながら敵と戦い
最後に敵軍の基地に爆弾を仕掛けることにする

好むと好まざるとにかかわらず
囚人兵がベトコンと戦い
一人ひとり命を落としていく

まさにINGLORIOUS BASTARDSのベトナム戦争編と
フレッド・ウィリアムソンというつながりで
INGLORIOUS BASTARDS2説いてもまちがいではないような

しかしジャングルでの戦いはおいておいても
夜の戦闘シーンが多すぎで
見づらいことこの上なかった。

昭和博徒外伝

2010-03-25 00:03:41 | OV
ヤクザ映画なのでオリジナルヴィデオの範疇にはいるのかな
それにしては普通のOVは4:3比のシネスコになってるのに
このOVは最初からLBのビスタサイズ
どっかでレイトショー公開でもするつもりでいたのか
箔をつけるために
でも、どこの小屋にもかかんなかった
というところかなぁ

なんせ主役が青田典子さん
どこから見てもやくざの姐さんには見えない
けど、がんばってはいたように見えましたよ

仁義きるときの語尾で息がぬけていくのがちょっとききづらかったですけども

昭和テイストでくるんだコテコテのヤクザ映画
いまどきホントOVでないと誰も見ないようなシノップス

昭和30年代半ばのお話
群馬から東京に出てくるときの列車が蒸気機関車
ってそりゃありえない

昭和33年には東京タワーが完成し
39年に東京オリンピックで新幹線が開通してるんですから
30年半ば群馬から東京は列車でしょ

時代をノスタルジックにするのはかまいませんけど
もうちょっと時代考証しかりしておかないとねぇ

青田典子さん女博徒になりきれてない
凛とし芯が見えてこないのですよね
役名は夜叉姫のお凛さんなんですけどね

立居にも所作にも
殺陣にも凛々しさ見えなかったのが・・・

清水健太郎はもうOV一筋の間に
役柄としての見得とためを使うようになられたのですね
ちょっとはずし気味ではありましたが

こういうコテコテの映画には見得とかためがあると
芝居がしまりますね
そういう意味では寺島進の演技がながれちゃうのは
タメがないからでしょうか
そこいらが彼を軽い役にしてるのでしょうか

いいキャラで好きな役者さんだけにちょっと残念
ま、彼も意識的にタメなし演技をしてるのかもしれませんがねぇ。

それにしてもこのシノップスで107分の尺は
ただただ長いだけ。

赤い荒野

2010-03-24 01:21:48 | 邦画
1961年制作の日活映画
宍戸錠主演、野口博志監督作品の

和製西部劇映画
つまり日活ウエスタン

早撃ち0.3秒のエースのジョー
ってことですけども

日活映画が無国籍アクションと呼ばれていた
原因も宍戸錠、小林旭や和田浩治はては石原裕次郎までに
スクリーンの中で西部劇ごっこをやらせていたのですから

当時はみんなそれを喜んで映画館にまで足を運んでいた

「赤い荒野」と銘打ちながら島根の三瓶高原でロケしてるので
西部劇の荒野の風情ではなく
緑の草原のなかで繰り広げられる西部劇ごっこ
でしたけど

雨上がりの虹がシネスコ画面いっぱいに
アーチを開いてる画像とか
昭和の映画はいい絵をきちんと使いますねぇ

シノップスは牧場主の母子を助けるエースのジョー
(映画の中ではジョウと表記してましたけども)
ってことで完全に「シェーン」のパクり

エースの錠の敵役に内田良平さん
これまた「シェーン」のジャック・パランスよろしく
帽子から足の先まで全身黒づくめでしたね


その内田さんが五月蝿いハエを手で捕まえてしまう
シーンは「荒野の七人」のロバート・ヴォーンのこれまたパクリ
というは黒沢明のパクリでもあるわけだ

ここまできたら最後にこどもに
「ジョー」  「ジョー」  「ジョー帰ってきて・・・」って
叫ばすかと思っていたら

密かにジョウに想いを寄せる笹森礼子さんに
「ジョー」  「ジョー」って叫ばしてましたね
エコーはかかってなかったけど(爆

およそ50年前の映画だけど
今見てもおもしろいですし
俳優さんがみんな若い。

夜のバッフアロー

2010-03-23 00:03:07 | 洋画
ラテン語?なのでしょうか
原題の直訳の邦題

しかし見ていてもなにがバッフアローなのか
結局わかりませんでした

あんまり
というか、ほとんどお目にかからないメキシコ映画だったんですね

原題のメキシコの若者たちの
愛憎のもつれというか
三角
いや四角関係の映画なのね

主人公が友達の彼女と
そして友達の妹と肉体関係をもつだけなので
四角関係ということにはあたらないけど

時制が過去と現在をいったりきたり
してるのと
過去と現在の主人公の顔立ち(といても無精ひげだけなのですけど)
がちょっと見わからかったりするので
なんだかすっと物語世界に溶け込めなくて

さらに意図してるのでしょうけど
画面構成が暗くしてあるので
見づらいこともあって
さらに物語世界に入り込めない

ということで結局何が言いたいのか
最後まで見てもわからなかったな

愛情のもつれを整理するわけでもなく
刹那的に生きていく若者なのかもしれないですが

なんだか主人公も
自殺を選んだ友人も
二人の男の間でウロウロしてる女も
妹も

苛立ちとか無軌道とかの範疇じゃなく
無目的にその日その日をおうってるだけのような
先の不安とか
原題の不安とか
そういうものではない何かをえがきたかったのだろうけど

先の見えない時代に目的も持てない若者なんて
メキシコに限った事じゃなく
日本にだってゴマンといるわけで

なんだかくらい画面と
先の見えないシノップスに
こっちもなんだか暗澹とした映画だった

こういう映画ってからだによくないですよ
へんな疲労感が残るのから。

96時間

2010-03-22 00:47:09 | 洋画
元CIAのエージェントだった父親が
売春目的の人身売買の商品として拉致された娘を助ける話
父親が元CIAなので殺しのテクニックを身につけてるの
強いったりゃありゃしない

ま、スティーブン・セガールが得意とする
映画を製作・脚本をリュック・ベッソンがつとめ
見るからにあまり強そうに見えない
リーアム・ニーソンがその父親を演じてる
無敵のアクション巨編
というかストレートなBムービーですよね

情報過多な現代だから
映画観る前に観客は好むとこのまならずとにかかわらず
情報が入ってくるわけなのですが

その事前情報がまったく行ってなくとも
誰がどんな役割かを映画はきちんと最初から丁寧に観客に提示してくれる前半

お国大事と仕事に没頭するあまりの離婚
娘を見守るためにリタイアしてるが
昔の仲間とは交流しているし

こういったさりげない日常をきちんと描いてるから
後半の殺伐としたアクションが生きてるのも事実

さえないおっさんがいかに格闘技に長けてるかは
人気歌手のボディガードでしっかり観客に印象つける演出

娘の誕生日のプレゼントのカラオケセットの購入の仕方が
何回も調査納得しなければ購入しないとか

納得するまで商品リサーチするのは
後半の娼婦との会話で生かされていたり

と、結構脚本もストーリーの荒っぽさの割には練られていたような

娘を案じる父親の感情ってやっぱ特別ななにかがあるんでしょうか
あいにくこっちは男の子しか育てていないので
そのへんがわかりませんけど

子を思わない親はいないわけで
自分の子供を虐待死させてる親にはこの主人公の
爪の垢でも煎じて飲まさないといけないな
と見ながらおもってましたけども

いやはや撃つは、蹴るは、殴るは、刺すは、関節は折るは
あらゆる格闘技で悪の組織を壊滅させちゃいましたね

元同僚のフランス諜報員の奥さんを
撃ってしまうところに娘を思う父親の心情のすべてが表現されていた。

90分強の尺も映画に無駄がなくてちょうどよい長さだった。
原題は「TAKEN」
96時間とは「24」に彩かった配給会社がつけたタイトル
商魂たくましいですんねえぇ