安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が6月25日、自民党本部で開催され、大西英男、井上貴博、長尾敬の3名の議員から、広告を出す企業やテレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの暴言発言があった。早速7月2日発行の週刊誌には、3馬鹿大将の見出しがあった。
しかし、3馬鹿大将の3馬鹿大将たる由縁は、上記の発言だけではなく、行動の浅はかさにある。すなわち自民党政権はかねてよりマスコミ対策を強めている。安倍首相は報道各社の政治部長らと会食したり、読売グループの渡辺会長や産経新聞の清原会長等と会食したりして、メディア・トップとの親交を深めている。またNHKの籾井会長の起用や朝日テレビの報道番組における古賀元通産官僚の発言に対する事情聴取等、マスコミに何かと介入している。
マスコミもこれくらいでびびるとは情け無いと首相の強気の抗弁もあり、その通りと思うが、マスコミ関係者も所詮は一介のサラリーマンに過ぎないと思えば、これだけで首相の意向は十分届くだろう。
また、谷垣幹事長は、当初前記勉強会での発言は品位が無いとコメントしていたが、これは「マスコミ対策はあからさまにやるな」との意味に解される。しかし、その後、同勉強会の代表を更迭処分した他、上記3議員を厳重注意処分したが、ことの重大さに気づくのが遅かった。
上記勉強会は非公開で行われたようであるが、3人の議員の発言は筒抜けであったようである。すなわち、自民党のマスコミ抑圧空気を察知し、おれも「この通り安倍首相を援護しているんだぞ」と目立つ行動を起こし、国民向けと言うより安倍首相に向けたおべんちゃら発言と勘繰られる。多分自民党の中ではこれくらいのことを言わないと目立たないのであろう。国益ではなく、ポストあるいは次の選挙での公認権等の私益からの発言と透けて見える。なんとも浅ましい。
安全保障関連法案は日本の将来を決める重要な法案である。上記3議員が今回目立ったが、若手議員と言われる議員は他にも多数いるはずである。このような低次元の議員ばかりではないと思うが、彼らの声が聞こえてこない。賛成にしろ、反対にしろ、もっと声を上げるべきである。自民党の将来を担う若手議員がどのように考えているか、まさか安倍首相のご意見御もっともと簡単に納得しているのではないことを願うばかりである。(犬賀 大好-144)
しかし、3馬鹿大将の3馬鹿大将たる由縁は、上記の発言だけではなく、行動の浅はかさにある。すなわち自民党政権はかねてよりマスコミ対策を強めている。安倍首相は報道各社の政治部長らと会食したり、読売グループの渡辺会長や産経新聞の清原会長等と会食したりして、メディア・トップとの親交を深めている。またNHKの籾井会長の起用や朝日テレビの報道番組における古賀元通産官僚の発言に対する事情聴取等、マスコミに何かと介入している。
マスコミもこれくらいでびびるとは情け無いと首相の強気の抗弁もあり、その通りと思うが、マスコミ関係者も所詮は一介のサラリーマンに過ぎないと思えば、これだけで首相の意向は十分届くだろう。
また、谷垣幹事長は、当初前記勉強会での発言は品位が無いとコメントしていたが、これは「マスコミ対策はあからさまにやるな」との意味に解される。しかし、その後、同勉強会の代表を更迭処分した他、上記3議員を厳重注意処分したが、ことの重大さに気づくのが遅かった。
上記勉強会は非公開で行われたようであるが、3人の議員の発言は筒抜けであったようである。すなわち、自民党のマスコミ抑圧空気を察知し、おれも「この通り安倍首相を援護しているんだぞ」と目立つ行動を起こし、国民向けと言うより安倍首相に向けたおべんちゃら発言と勘繰られる。多分自民党の中ではこれくらいのことを言わないと目立たないのであろう。国益ではなく、ポストあるいは次の選挙での公認権等の私益からの発言と透けて見える。なんとも浅ましい。
安全保障関連法案は日本の将来を決める重要な法案である。上記3議員が今回目立ったが、若手議員と言われる議員は他にも多数いるはずである。このような低次元の議員ばかりではないと思うが、彼らの声が聞こえてこない。賛成にしろ、反対にしろ、もっと声を上げるべきである。自民党の将来を担う若手議員がどのように考えているか、まさか安倍首相のご意見御もっともと簡単に納得しているのではないことを願うばかりである。(犬賀 大好-144)