森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

今日のリリウオカラニ女王

2021年11月20日 | 日記


写真は、今朝8時半頃のリリウオカラニ女王(像)です。恒例のウォーキングの合間にご挨拶してきました。

相変わらず気高く、凛! としていらっしゃいました。

本当にこの女王像、いつ見ても魂がこもっているように見えますね…。そういう力のある人が見れば、いろいろ感じそうな感じですね。

その背後のイオラニ宮殿には、いろいろ不思議な出来事もあるようですが…。

今日は駆け足の1日でして、簡単な投稿で失礼しま~す。
(コメントのお返事も、ちょっとお待ちくださいませ!)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大地の記憶」の不可思議

2021年11月19日 | 歴史


瀬戸内寂聴さんが亡くなりましたね。99歳での大往生でした。

最近、過去のインタビューなどをよくネットで見かけるのですが、週刊東洋経済に2003年に掲載されたという記事を読んで、ドキッ! としてしまいました。瀬戸内さんが、以下のようなことをおっしゃっていたからです。同年に書いた書籍「釈迦」についてなのですが。

「この本を書くために釈迦のたどった道をすべて歩きました。私は必ずものを書くとき、その場所に立つんです。本で調べただけではダメ。やはりそこに行かないと。土地には、『大地の記憶』というものがあります。大地がそこで起こったことを記憶していて、その大地の記憶が足の裏から伝わってくるんです。そうすると、『あ、書ける』と思います」

これを読んで、腑に落ちたことがありました。私はホノルルのダウンタウンに暮らしていますが、なのに日々、ご近所の歴史的なエリアを歩く時、センチメンタルな気分に陥るのです。特にイオラニ宮殿の周辺ですよね。リリウオカラニ女王が亡くなったワシントンプレイスはもちろん、宮殿をはさんで反対側のカメハメハ大王像のあたりとか。

宮殿の周辺に限られず、ホノルル港やチャイナタウンを歩く時もそうです。

「きっと、過去の歴史をいろいろ読んだので、そういうことを私は自然と思い出しているんだろうな」といつも思っていました。けっこう妄想癖がありますので(笑)、いろいろビビッドに考えてしまうのですよね。

でも。もしかしたらそれは、瀬戸内さんがおっしゃる「大地の記憶」というものなのかもしれません。ダウンタウンはハワイ王国の崩壊の現場だけだっただけなく、とにかく様々なことが起こった土地です。カメハメハ大王も住んでいたことがあるし…。

私はサイキックパワーとかそういうものは皆無なのですが、「大地の記憶」というのは、妙に納得してしまった次第。うまく説明できないのですが…。

瀬戸内寂聴さんのご冥福を、心からお祈りします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感謝祭が間近です

2021年11月18日 | 日記


早いもので11月も半ば。新年がすぐそこまで、駆け足でやってきている感じがしますね(なんだか焦ります)。

今日、久々にコスコに行くと、早々とクリスマスのリースが山積みされていました。これ、(横倒しのクリスマスツリーとかではなくて)全部リースです。何百個あるのでしょう。まだまだこれから、感謝祭があるのですけどね…。感謝祭は、来週の木曜日です。

一方、あまりにパンダミックが続いているため閉塞感を打破したいのか、我が家の子供達は、今年は行事の飾りつけにガッツリ頑張りたいと言いだしまして。いい年して家中を感謝祭モードに仕立て、喜んでいます。

なので目下、玄関先にはこんな感謝祭のデコレーションが。



年々、感謝祭が軽視されてきたように感じるアメリカですが、我が家は別! 感謝祭に向け、一家で盛り上がっております。

この調子で、年末まで盛り上がっていきましょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女神ハウメアとハウの花の関係

2021年11月17日 | 神話・伝説


昨日の続きになりますが、前回ご紹介したヒューエットさんは、植物の効能だけでなく、植物の神話にも大変、大変、詳しくて。ますます神様みたいな方だなあと思いました。

たとえば、ハウという花が女神ハウメアの化身であるということをヒューエットさんが教えてくださいましたが、恥ずかしながら私、そんな伝説、全く知らなくて(なのに神話の本なんて書いて、よかったのでしょうか…)。

ハウという花は黄色からオレンジ、オレンジから赤へと色を変えるのですが、赤い花の状態が一番成熟した、最も霊的にパワフルな状態なのだそうです(スミマセン、写真がなくて…)。

それを聞いて「ハッ‼‼」とした私。なぜって、ハウメアという女神は自在に姿を変える力を持つ、謎多き女神とされていることを思い出したからです。たとえば自著「やさしくひも解くハワイ神話」のなかで、私はハウメアのことをこんな風に書いております。

「ハウメアは自由自在に若返る神通力を持ち、姿と名前を変えて蘇り、自分の子供たちや孫と交わったといわれています」

色を変えるハウの花が、ハウメアの化身だなんて。な~るほど! ですよね。目から鱗が落ちた瞬間でした。

それにしても、こんな貴重な話を次々してくださるヒューエットさんは、やはり「姿を変えて現代に蘇った」神様なのかも…。

皆さんはどう思いますか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミロの木の実の薬効にビックリ仰天

2021年11月16日 | 日記


今は昔…。もう1か月以上前になりますが、カネオヘのヘエイア州立公園で、レフア・カヴァイカプオカラニ・ヒューエットさんにお会いする機会がありました。

ヒューエットさんといえば、メリーモナークフェスティバルの審査員も務める高名なフラの師にして、数々のハワイアンソングをを生み出す作曲家、そしてカフナ(神官)でもあります。

今回初めて知ったのは、ご先祖はカメハメハ大王のカフナ、へヴァへヴァだそうです。ヒ、ヒ、ヒエ~! どおりでヒューエットさん、ハワイの精神世界に精通しているわけですね。

その時、公園内をいろいろご案内していただいたのですが、ヒューエットさんはミロの木の下で立ち止まり、その木の実から出る真っ黄色い汁は傷や炎症を癒す薬効があると教えてくれました。



実はその時、ハワイアン夫も一緒におり、さっそく手の平にミロの黄色い汁をつけてみたのです。コロナ禍で手を消毒しすぎたせいか、右手の中央に傷ができ、ずっと治らなかったのですね。

もう、軟膏を塗ってもアロエを塗ってもダメダメで。右手でペンを握り続けると、時には血がにじむほどでした。

ところが! このミロの実が傷によく効いたのですね~。ヒューエットさんが枝から取ってくださった実の汁を毎日傷に塗り続け(手が真っ黄色になりますが)、傷がほぼ完治。手の平のカサカサが治ってしまいました。まだたまに痒くなることがあるようですが、スベスベになったのです。

いやあ、古代ハワイアン、そしてヒューエットさんの叡智,おそるべし! 現代の薬で治らなかった傷が治るなんて、主人も私もビックリしています。

本当にヒューエットさんは、神様のように古代ハワイのことを何でもご存知で…。弟子入りしたくなりました。

ちなみにミロはハワイのあちこちで見られる木で、冒頭の写真は昨日、アラモアナビーチパークで撮ったものです(よく見ると、緑の小さな実がなっています)。海の近くでもよく育つ木だそうですよ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする