今は昔…。もう1か月以上前になりますが、カネオヘのヘエイア州立公園で、レフア・カヴァイカプオカラニ・ヒューエットさんにお会いする機会がありました。
ヒューエットさんといえば、メリーモナークフェスティバルの審査員も務める高名なフラの師にして、数々のハワイアンソングをを生み出す作曲家、そしてカフナ(神官)でもあります。
今回初めて知ったのは、ご先祖はカメハメハ大王のカフナ、へヴァへヴァだそうです。ヒ、ヒ、ヒエ~! どおりでヒューエットさん、ハワイの精神世界に精通しているわけですね。
その時、公園内をいろいろご案内していただいたのですが、ヒューエットさんはミロの木の下で立ち止まり、その木の実から出る真っ黄色い汁は傷や炎症を癒す薬効があると教えてくれました。
実はその時、ハワイアン夫も一緒におり、さっそく手の平にミロの黄色い汁をつけてみたのです。コロナ禍で手を消毒しすぎたせいか、右手の中央に傷ができ、ずっと治らなかったのですね。
もう、軟膏を塗ってもアロエを塗ってもダメダメで。右手でペンを握り続けると、時には血がにじむほどでした。
ところが! このミロの実が傷によく効いたのですね~。ヒューエットさんが枝から取ってくださった実の汁を毎日傷に塗り続け(手が真っ黄色になりますが)、傷がほぼ完治。手の平のカサカサが治ってしまいました。まだたまに痒くなることがあるようですが、スベスベになったのです。
いやあ、古代ハワイアン、そしてヒューエットさんの叡智,おそるべし! 現代の薬で治らなかった傷が治るなんて、主人も私もビックリしています。
本当にヒューエットさんは、神様のように古代ハワイのことを何でもご存知で…。弟子入りしたくなりました。
ちなみにミロはハワイのあちこちで見られる木で、冒頭の写真は昨日、アラモアナビーチパークで撮ったものです(よく見ると、緑の小さな実がなっています)。海の近くでもよく育つ木だそうですよ。