森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

初めて寝具を4枚重ねて寝た夜@ハワイ

2019年02月13日 | 日記


今日のホノルルも冷えてます~。17時30分現在、気温は18度。日没後はさらに低くなるでしょうね。

昨日は場所によっては16度とか15度になったそうなので、昨夜はハワイアンキルトのベッドカバーを持ち出し、4枚重ねで寝ました。久々のハワイアンキルトは…重く、そして暖かかった! おかげでぐっすり眠ることができました。

今日はイオラニ宮殿でのご奉仕でしたが、長崎からいらしたお客様も「ハワイがあまり涼しくて驚いた」とおっしゃっていました。寒くて、とはおっしゃらなかったですが。でもやはり、ホテルの部屋は寒く感じるそうです。

特に今日は風が冷たいというより、空気自体が冷えていました。今週末も、来週末も、野外で取材…。厚着して臨まなくっちゃ、ですね。早くハワイらしい気候が戻ってきますように!

PS アロハストリートにて、コラム「ワイキキの癒しの岩、カフナストーン」が公開されています。こちらもどうぞご覧くださいネ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハワイに冬の嵐?到来!

2019年02月12日 | 日記


冬の日本に比べれば、ハワイの寒さなんてね…。しょせんは南の島だしね…。
とは思うのですが! ここ数日の天候の荒れ具合は、ちと怖いものがあります。強風と寒さのダブルパンチでした。

前回お話ししたように土曜日からは強風が吹き荒れ、新聞の報道によると週末に倒れた木は18本。切れた電線は13本。部分的に屋根が吹き飛んだ家は22軒だそうです。日曜には樹齢100年を超える木が3本、カピオラ二公園で倒れ、大きなニュースになりました(上の写真)

そうそう、土曜日、近所で停電していたことを書きましたが、あの日は722軒で停電があったそうです。

この悪天候はハワイ諸島全体を襲っていて、マウイ島ではハレアカラ国立公園が積雪のためクローズ。なにせ頂上(3055メートル)では15センチ~30センチの積雪を記録したというから、なかなかです。標高2000メートルの地点でも、観測史上初めて雪が積もったそうですよ。

今のホノルルの温度は22度くらいですが、夜間は18度くらいまで気温が落ちるという予測が出ています。

ちなみに我が家は南西向きなので、午後はいいのですが、午前中はブルブル。家の中に暖房器具がゼロなので、厚着でしのぐしかなく、ついこんな大袈裟なこと言ってしまいます。思いあまって、昨日は午前中から夕食作り。台所のコンロがついてるとあったかいですからー。



夜は毛布、布団、タオルケットの3枚重ねで寝ていますが、昨夜はそれでも寒かった…。今夜はハワイアンキルトのベッドカバーをかけて、初めて4枚重ねで眠るかもしれません。ああ、暖房がほしい!

そんなわけで、近いうちにハワイ入りする皆さま。ハワイで寒いなんて大袈裟な、な~んて言わず、どうぞ長袖の温かい装いもお忘れなく! 暖かいパジャマも必須ですよ。昨日、うちの主人のオフィスに行ったら、同僚はダウンジャケットを着こんでいました…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強風のホノルルです

2019年02月09日 | 日記


今週末はお天気の崩れが予想されていたのに、朝起きたら、なんかいい感じの空が広がっていました。雲が多いけれど青空も覗いて、アラモアナの海も奇麗でした!。

でも何だか冷たい強風が吹いていて、強風のせいでしょう、家の近所のロスドレス&ロングスのある一角は、停電かつ電話線もダウン。そしてうちのすぐ横のヌウアヌアヴェニューでは、木が根こそぎ倒れて通行止めに。

明日は、年に一度のウクレレピクニックの開催日。サザンの関口さん主宰の野外イベントがワード地区で催されますから、少しでも風が収まるといいのですが!
(先ほど会場を通りかかると、ステージやテントのセットアップも完了していて、明日の開催を待つばかりでした)

日本の皆さんも、明日が晴天&そよ風のピクニック日和となるよう、どうぞ日本からお祈りくださいネ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聖マリアン尼とシラキュース

2019年02月08日 | 歴史


小さいけれども尊いマリアン尼の似姿を見ながら、「なんだかいろいろなことを考えてしまった」…と、前回のブログを結びました。その際、どんなことを考えていたかといいますと、実は、昨年5月に訪れたNY州シラキュースのことを考えていたのです。

なぜならマリアン尼は、シラキュースとゆかりの深~い聖人。マリアン尼は1838年、ドイツで生まれ、2歳で家族とともにニューヨークに移住。24歳でニューヨーク州シラキュースの聖フランシスコ修道会に入会しました。

その後カソリックスクールの教師や校長を務めた後、シラキュースで聖ジョセフ病院の創立に関わったという、それはそれは有能な女性なのでした。


(ハワイでのマリアン尼とシスター達。右端がマリアン尼。後ろの男性はハワイ王国の悪名高き首相、ウォルター・ギブソン)

マリアン尼は45歳でハワイに移り、ハンセン氏病患者のために尽くして80歳で亡くなっていますが、シラキュースの聖ジョセフ病院は今も健在。しかもそこにはマリアン尼に関する小さな博物館も併設されているのです。

…昨春、息子がシラキュース大学を卒業したのでシラキュースを初訪問した時、「絶対にその博物館に行かなくっちゃ!」と心に決めていた私。シラキュース訪問なんて、恐らく一生に一度に違いありませんから(シラキュースはトム・クルーズの出身地ではありますが、小都市なのです)。

ところが訪問した2日間がちょうど週末にかかってしまい、博物館は休館だったのですが(涙)。聖ジョセフ病院だけはしっかり見てきました!(冒頭の写真)

病院は19世紀創立とあって、とても古めかしい雰囲気でしたが、ロビーには何枚ものマリアン尼の肖像画が。今もマリアン尼がとても尊敬されている様子が見て取れました。



ほかにマリアン尼ゆかりのものがないか、警備員に尋ねたところ(ハワイ在住で、記事とか書きたいので…と自己紹介しました)、「そういうのは事前に広報に話を通してくれないとね」と注意されてしまった私。

…と言いつつ警備員さんは何となく病院内を案内してくれ、病院内のチャペルなども見ることができました。



最後には他のスタッフも集まってくださり、「まあ、はるばるハワイから訪ねてくれて有難う」と、なんだか歓迎されている雰囲気に。何でも聖ジョセフ病院の院長は今、ハワイ出身の男性なのだそう。院長さんは生憎、ハワイに帰郷中でしたが、しばしマリアン尼の話で皆さんと盛り上がったのでした。

…と、ケワロ湾の聖マリアン像を見ながら、シラキュースでの思い出が蘇り、昨春の出来事を今頃書いている私。ブロガー失格ですね~。今年はもっともっと、新鮮なネタをお届けしますね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケワロの海を見つめる聖女の像

2019年02月05日 | 歴史


この週末は予想に反して青空が広がり、またアラモアナビーチでウォーキングしてきました! 雨上がりだったのに海まで青くて、嬉しい驚きでした。

アラモアナビーチの西端にはケワロ湾という波止場があり、一帯はケワロ湾公園という小さな公園になっています。

目立たないけれど、静かで美しい海辺の公園には、聖なるマリアン・コープ尼の銅像も立っております。先日、その銅像を初めて見たのですが、清々しいその姿にしばらく見とれてしまいました。

あ、マリアン尼はハワイでは超有名ですが、日本ではご存じない方が多いかもしれませんね。少し説明すると…。マリアン尼はカソリックの聖職者。ニューヨークから6人の尼を引き連れて1883年にハワイ入りし、当時、猛威をふるっていたハンセン氏病患者の救済に尽くした驚くべき女性なのです。

ハワイでハンセン病患者に尽くした聖職者としては、自らもハンセン病で亡くなったベルギー出身のダミアン神父(聖ダミアン)が有名ですよね。ダミアン神父はモロカイ島のハンセン氏病患者隔離施設に赴き、16年後、モロカイ島で亡くなっています。

そのダミアン神父の後継者であり、ダミアン神父の最期を看取ったのが、ほかならぬマリアン尼。ダミアン神父もマリアン尼も、後年バチカンで聖人の列に加えられ、今では聖ダミアン、聖マリアンとして知られています。

それにしても、なぜマリアン尼の銅像がここにあるのでしょうか? …なぜなら、ハワイ入りしたマリアン尼はまず、公園に近いカカアコ地区にあったハンセン氏病隔離施設で任務にあたったからなのです。



当時、ハンセン氏病患者の状況は悲惨で、カカアコの施設でも老若男女が一緒に収容されており、しかもひどく不衛生。女性が襲われる事態も起きていたことから、マリアン尼は男女の病棟を分けることを政府に提案し、施設の徹底的な清掃から作業を始めたそうです。

当初は、来たばかりの尼僧が生意気な、みたいな批判を受けましたが、「要求が受け入れられない場合、尼僧は全員、ニューヨークに帰る」と談判。その結果、全ての要求が受け入れられたのだそうです。

…きっとマリアン尼は慈愛に溢れた献身的な尼僧だっただけでなく、強い意思を持った有能な人だったのでしょうね。

小さいけれども尊いマリアン尼の似姿を見ながら、なんだかいろいろなことを考えてしまった、日曜の午後でした。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする