今日のブログは、大変イジワルな内容です。カメハメハ3世ファンには、ブッ飛ばされてしまうかも(苦笑)。
長らくカメハメハ3世の銅像の記事をアップしなかった私ですが、理由がございます…。私はカメハメハ3世が好きではないのですー。なので銅像にも興味はわかなかったし、見れば見るほど「あんなカッコイイ銅像を建てるべきだったのかしら?」とも思ったわけです。
カメハメハ3世は、カメハメハ大王の息子にして、カメハメハ2世の弟。2世がイギリスで急逝したため、わずか11歳で国王に就任し、実に30年近くにわたってハワイ王国を治めました。
その間、王国初の憲法を発布し、あれこれあれこれ…と、さまざまな業績を持つ立派な王様のような言われ方をしていますが、私の見方は違います。
私的に言いますと、王国が倒れた遠因は、カメハメハ3世時代にあります。
軽く説明しますと、3世時代に王国の土地が外国人にも買えるようになったお陰で、外国人が着々と土地を買い占め、大地主が続々と生まれました。3世時代、グレート・マヘレと呼ばれる土地改革が遂行され、それまで王族しか所有できなかった土地が、外国人も含む一般人の手に渡り始めたからです。
結果的に外国人たちは王権をゆるがす財力・権力を身につけ、それがため1893年、王国が倒されたと思っています。
とはいえ、わずか11歳で国王になった3世に正しく賢く国を治めろと言っても、それは無理な話でしたよね。当初、カメハメハ大王の妃の1人だったカアフマヌが3世の後見人だった時代はよかったのですが、その死後、3世は誰のいうことも聞かず、その私生活は荒れたものになりました。
そのうち相談役に迎えたキリスト教宣教師たち(以前の自分の教育係)は、カメハメハ3世の相談役になるや金儲けに走り、自分もハワイで地主になれるよういろいろ手を打ったと私は思っています。
その結果、土地改革→→→後の王国転覆に繋がったのではないかしら…。
というわけで、とんでもなく意地悪なのですが、私は3世が好きではないのです~。悪い意味で、ハワイを変えた王様。そして、悲しい王様。
なぜ悲しい王様なのか? という話は、またいつかお話ししますね。なんだか長くなってしまいました。
最近、小難しいことばかり考えている私です。
(冒頭の写真はカイルアで撮ったものです。カメハメハ3世とは関係ありませーん)