森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

キラウエア火山の溶岩、見学記

2016年08月12日 | 自然


こんにちは! ハワイ島バケーションから戻ってきました。

6日間の旅でアッという間でしたが、今回のハイライトは、何といってもキラウエア火山の溶岩見学でした。いやあ、火口の溶岩をヘリコプターから見たことはあったのですが、あんな、ほんの1メートル手前まで歩いて行けるとは思わなかったので、大感動でした…。前回の記事のコメントで「どこに溶岩が?」といった質問をいただいたので、以下、詳細をお伝えしますね。

キラウエア火山のプウ・オオ火口から流れる溶岩は、キラウエア山頂ではなく、海よりのカラパナの町近くで見ます。カラパナは約30年前に溶岩に呑み込まれた町で、海沿いの土地の大半が溶岩に覆われていますが、街はずれからチェーン・オブ・クレーターロードを歩いて約2時間!で、溶岩が海に落ちる地点まで到着できるんです。

チェーン・オブ…は、以前カラパナの町と一緒に溶岩によって埋もれ、分断されていたのですが、2年前、やはりキラウエア裾野のパホアの町に溶岩流が迫った時。パホアの町が溶岩によってほかの地域から孤立しないようチェーン・オブ…が政府により整備され、再び利用できるようになりました。というのはパホアを貫く目抜き通りの130号線が、溶岩で分断される恐れがあったからです。

そのため、2時間歩くといっても舗装道路を延々と歩るわけです。まあ砂利道なので、運動靴を履いていても相当、足が痛くなりましたけどね! 

溶岩への道はとにかく日陰のない一本道なので、そして溶岩の閃光がより見えるように、私たちは夕方6時から歩きました。夕暮れの溶岩平原はそれは美しく、涼しくて歩きやすかったです。で、2時間後。遠くに溶岩が見えるくらいを期待していたのですが、なんと目の前に、トロトロ溶岩が出現! そして人もワサワサ! 冒頭の写真にも、人影が写っていると思いますが。焚き火している気分なのでしょうが、危ないですよね。もう、いろいろ驚きました…。



帰りは星明りと懐中電灯を頼りに、真っ暗中をまた歩き、結局、夜11時頃に車に帰還。くたくたにくたびれたけれど、素晴らしい経験でした。

もしもこれから溶岩見学に行かれる方は、とにかくしっかりした靴が必須です。溶岩のあたりは地盤が触れないほど熱く、以前、ブーツが解けたわ…なんて話をしていた女性がいました。私たちは大丈夫でしたが。そして夜の見学には、懐中電灯も忘れずに。チェーン・オブ…の出発点では自転車の貸し出しもしていて、暗闇の中を歩いていると危険なので。

長くなってしまいましたので、今日はこの辺で…。また何度かにわたり、溶岩見学の話をしたいと思います。どうぞお付き合いくださいね!

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