森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

リリウオカラニ女王の息吹きを感じたダウンタウンツアー

2024年09月07日 | 日記


昨日は神奈川県からお越しの皆さまのリクエストで、半日のダウンタウンツアーを行いました~。

まずはオアフ島最古の教会、カワイアハオ教会で集合し、アリイオラニ・ハレ→ワシントンプレイスへ。アリイオラニ・ハレはカメハメハ大王像の後ろに建つ、州最高裁判所が入る建物ですね。1階には司法歴史センターがあるので、一般の人々も自由に見学が可能です。

そしてワシントンプレイスは、ハワイ王国が崩壊した後にリリウオカラニ女王が暮らした館。木曜の午前中のみ、予約制でツアーを実施しています。

カワイアハオ教会の内部に入ったのは、ものすご~く久しぶりでした。以前はいつも見学できたのですが、パンデミック以前から施錠され、礼拝時しか中に入ることができなかったのです。ですが今回は絶妙なタイミングに恵まれ、久々に見学が叶いました。

なんとイタリア・ヴェローナから訪問中のパイプオルガン奏者がリハーサルに訪れたそのタイミングで、教会内を見ることができたのです(その方は9月22日日曜に教会でコンサートをするそう)。



さっそく宗教音楽を1曲奏でてくれましたが、あまりに神聖で美しく…。22日のコンサートも絶対行かなくちゃ! 

さてその時に、教会の音楽ディレクター&オルガン奏者の方と話しました。リリウオカラニ女王もかつて同教会の音楽ディレクター&オルガン奏者を務めていたのですが、王国時代から教会には壮麗なパイプオルガンがあり、リリウオカラニも(普通のオルガンではなく)ここでパイプオルガンを弾いていたのだそうです。ただし今、教会にあるパイプオルガンは当時からは代替わりしており、今のものは4代目とか。

音楽について全く無知な私はパイプオルガンが大変古い楽器であることも知らなくて…中世の教会には必ずあるものだったと聞いて驚愕。もちろん19世紀のハワイにもあったのですね! なのでリリウオカラニに同教会の役割について、いつもピアニストではなくオルガニスト、と書かれていたのですね…。納得です。

この後ツアーではもう1つ、リリウオカラニゆかりのピアノも見る機会がありました。が、そちらについては次回、お話ししますね。少々お待ちください~。

(冒頭の写真は、イオラニ宮殿裏手のリリウオカラニ女王像です。9月2日のが女王の誕生日だったので、たくさんの贈り物が捧げられていました)
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